−発表資料−

 

新経営ビジョン「Vision2020」および
中期経営計画「V-1計画」策定のお知らせ

 ライオン株式会社(社長・藤重 貞慶)は、2011年10月30日に創業120周年を迎えるにあたり、2011年からの2020年に向けての新経営ビジョン「Vision2020」およびビジョン実現に向けた中期経営計画「V-1計画」を策定しましたので、お知らせいたします。

Ⅰ.経営ビジョン「Vision2020」について

1.新ビジョン策定の背景

 当社は創業以来、「愛の精神の実践」を社是として、人々のお役に立つ企業を目指して事業の発展や社会的責任を担うことにつとめてまいりました。今後の社会においては、重要視すべき以下のような社会的パラダイム(支配的な物事の捉え方、価値観)の変化が生じつつあると認識しています。

(1) 

健康・快適な生き方への願い

少子高齢化社会を迎え、人々の価値観は、物質的な繁栄や利便から精神的な充実へ、くらしや健康に対する考え方も、単なる疾病治療や長寿命化から、心身の快適・充実といった質的な充足へ変化していくと考えられます。

(2) 

サステナビリティの実現

世界的な人口爆発を前に、社会成長の持続可能性(サステナビリティ)も今以上に重要視され、循環型社会、低炭素社会、自然との共生社会の実現に向けた企業の役割は一層重くなるものと考えます。

(3) 

ゼロサム社会からプラスサム社会への転換

限られたパイを奪い合うゼロサム(合計がゼロになる)の競争型社会から、全体価値の創出・拡大を志向するプラスサム(合計がプラスになる)の協創型社会へと転じていくものと思われます。社会的な課題の解消や新しい価値の創出を通じて、自らの価値を向上させるような企業努力が求められています。

2.Vision2020

 これらの社会的変化への認識を踏まえ、2020年の目指す姿と、そこに至る基本戦略を「Vision2020」としてまとめました。

【Vision2020の全体概念図】
 

(1) 

目指す姿

【3つのビジョン】

1. 

くらしとこころの価値創造企業を目指す

2. 

環境対応先進企業を目指す

3. 

挑戦・創造・学習企業を目指す

【2020年の企業像】

「めぐり来るすべての一日の人の清潔、人の健康、人の快適、そして人の環境を守り続け、価値ある未来をつくる、くらしとこころの価値創造企業」

(2) 

ビジョン実現に向けた戦略フレーム「4つの戦略」

① 

国内事業の質的成長

お客様やお取引先から支持されるブランドを育成し、事業の付加価値向上を目指します。

② 

海外事業の量的成長

経済成長や生活意識の向上が期待されるアジア諸国において積極的なビジネス拡大を推進します。

③ 

新しいビジネス価値の開発

既存事業の成長戦略と併せ、新しい事業分野の開発・育成に取り組んでまいります。

④ 

組織学習能力の向上

既存の枠にとらわれることなく将来に向けて果敢に挑戦し、有機的に学び進化する組織を目指します。

(3) 

戦略推進に必要となる「3つのイノベーション」

① 

Life Innovation(ライフ・イノベーション)

生命科学や生活科学の新しい発見によって、ライフステージやライフスタイルに応じた「価値ある明日につながる今日の生活」を提案します。

② 

Green Innovation(グリーン・イノベーション)

既存事業における環境対応を一層進化させるとともに、新しい発見によって循環型社会・低炭素社会・自然との共生社会の実現に貢献します。

③ 

Knowledge Innovation(ナレッジ・イノベーション)

人材育成や業務プロセスの革新を通じ、新しい価値を生み出すための高い組織能力を身につけます。

(4) 

ビジョン到達の時間的、量的イメージ

 ビジョン実現に向けた推進プロセスとして、3つのステージに分けた中期3ヵ年経営計画での推進を想定しています。又、2020年ビジョン実現時の業績面の目標として、連結売上高5,000億円、連結営業利益500億円内外の姿を描いています。

 

・ 

連結営業利益率10%程度の高い収益体質

・ 

海外事業は新規進出国も含め連結売上高構成比を30%程度へ拡大

・ 

新規事業分野を第3の柱へ育成

Ⅱ.中期経営計画「V-1計画」について

 「Vision2020」の実現に向けた初動の実行3ヵ年計画として、2011年〜2014年を期間とする中期経営計画「V-1計画(Vision2020 Part-1)」を策定しました。

1.

V-1計画のテーマ

 「将来ビジョンの実現に向けた挑戦の始動」をテーマとし、「4つの戦略」の具体的施策を始動・加速するとともに、確実な収益性の向上を目指してまいります。

2.

基本戦略

① 

国内事業の質的成長

国内消費財事業については、マーケティング機能・営業機能各々の総合力を発揮すべく体制の再編を行ない、付加価値分野の育成と効率化による収益基盤の強化、重点的なブランド育成による主要分野の市場地位向上を進めます。又、研究開発技術・生産技術や生活者研究の強化に取り組みます。

② 

海外事業の量的成長

現在進めているタイ・マレーシア・中国での生産能力増強計画と併せ、洗濯用洗剤やオーラルケアを中心とした積極的な商品展開を進めます。又、2011年のフィリピン進出をはじめ、未参入国への展開を図り、アジアにおける事業基盤の拡大を目指します。

③ 

新しいビジネス価値の開発

順調に拡大している通信販売事業を2014年に100億円規模へ育成します。又、当社の保有資源を活用した新たな事業展開や外部資源獲得を含めた新規事業機会の探索を意欲的に進めます。

④ 

組織学習能力の向上

組織力の向上と活性化を目指し、新コーポレートメッセージの下での統合的な社内外コミュニケーション諸施策を展開するとともに、多様な人材が活躍できる環境づくりや人材育成に取り組みます。

3.

業績目標

2014年

 

連結売上高

 

3,650

億円

 

(3年間の平均成長率3%)

   

連結営業利益

 

200

億円

 

(対2011年+90億円)

   

連結営業利益率

 

5.5

 

(対2011年+2.2ポイント)

※ 2011年は業績予想値

※ 

尚、V-1計画の内容につきましては、2011年度決算発表の際、2011年度の業績予想とあわせお知らせいたします。

 当社は、新しい経営ビジョンの下、「価値ある未来をつくる、くらしとこころの価値創造企業」として、事業を通じて社会に貢献してまいります。

以 上

お問い合わせ窓口

報道関係の方 ライオン株式会社 広報センター TEL:03-3621-6661

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