参考資料

~秋にアレルギーが気になることはありませんか?~
ダニアレルゲンが増える秋こそダニ対策を

ライオン株式会社 薬品第2研究所 副主席研究員 亀崎 宏樹(通称:虫博士

秋は衣替えの季節ですね。押入れなどにしまっていた冬用の布団や毛布を出す季節でもあります。長い間、押入れに入れていた布団を使ったとたんに、くしゃみがひどくなる・・・そのような経験はありませんか?
生きたダニや死骸が溜まりやすい秋は、ダニの駆除とダニアレルゲンの除去を行う重要な季節です。『バルサン』のくん煙剤を使用して部屋の中の生きたダニを丸ごと駆除し、その後に掃除機をかけてダニの死骸を除去することで、ダニアレルゲンを効果的に減らしましょう。
殺虫剤ブランド『バルサン』の開発を手がける当社薬品第2研究所の亀崎宏樹副主席研究員が秋のダニアレルゲン対策を紹介します。

<ライオン株式会社 薬品第2研究所 副主席研究員 亀崎 宏樹(通称:虫博士)プロフィール>

学生時代に応用昆虫学を専攻。以来、約30年間、ゴキブリやダニなどの害虫の生態や駆除剤の研究に携わる。殺虫剤ブランド『バルサン』の商品開発を担当し、研究成果を学会で報告する他、大学での特別講演や、生活者向け講座などで「害虫の生態や駆除方法」についての講演も行っている。

1.秋はダニアレルゲンが増加する季節

<グラフ>チリダニ科の生息場所

家屋内のダニの生息場所は?
ダニの死骸や糞は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、鼻炎といったアレルギー疾患の主要なアレルゲンです。アレルギーの原因となるのは、チリダニ科に属するダニで、代表的なものはコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニです。
ライオン(株)が一般の家庭でヒョウヒダニが生息している場所を調べたところ、椅子やソファー、布団、カーペットなど、幅広く生息していることがわかりました(図1)。

<グラフ>チリダニ数の季節的変化の一例

なぜ秋はダニが多いと言われるのか?
家屋内のダニの数の、毎月の変化を示したのが図2です。
9月から実施した調査では、10月にダニの数が最も多くなり、その後減少します。そして、気温の上昇と共に再び数が増えます。
一般的にダニの数を調べる調査では、掃除機でホコリを吸い取り、その中のダニの数を計測するため、生きたダニと死んだダニの両方を数えることになります。秋は生きたダニだけでなく、夏に増えたダニの死骸が多くカウントされやすいために、ダニの数が最も多いと言われると考えられます。 そのような理由からも、秋はダニアレルゲンが増加する季節といえます。

*図は一例です。ダニの数は、気候やライフスタイルなどによって異なります。

2.秋にこそ実践したいダニアレルゲン対策

秋は夏に比べて部屋の窓の開閉が減るため、部屋の空中に漂うダニアレルゲン量が増えやすく、アレルゲンにさらされるリスクが増える時期だと言えます。
ダニアレルゲンを減らすには、ダニの住処になりやすい以下のような場所や物から対処を始めましょう。

押入れに入れっぱなしの布団
これらの布団は夏の間、押入れの中でダニアレルゲンが溜まっている可能性があります。使用前には天日干しをし、掃除機をかけましょう。天日干しでの日光による熱で生きたダニを殺す効果は期待できませんが、布団を乾燥させることでダニを住みにくくすることができます。掃除機がけは、ダニの死骸など、夏の間に溜まったアレルゲンを除去するのに効果的です。
布団の天日干しや掃除機がけを行うときは、ダニアレルゲンを空中に飛散させないように静かに行ってください。作業を行うときは、ダニアレルゲンを吸い込まないようにマスクを着用するとよいでしょう。

玄関や浴室の足拭きマット
カーペットや寝具には多くのダニが生息していることは、よく知られていますが、当社で調べたところ、玄関や浴室の足拭きマットにも多くのダニが生息していることがわかりました。
足拭きマットの毛の間は餌となる皮脂などが溜まりやすく、さらに湿度が高い環境であるため、ダニの生育に快適な場所といえます。こまめに洗濯し、使用後は乾燥させるように心がけましょう。

椅子やソファーの布製の座部
これらの場所は、帰宅して最初に座ることが多い場所であることから、外出先で衣服に付着したダニが持ち込まれやすい場所と言えそうです。普段の掃除機がけに加えて、定期的なくん煙剤(煙や霧で出るタイプの殺虫剤)の使用が効果的です。

以上

お問い合わせ窓口

<報道関係の方> ライオン株式会社 コーポレートコミュニケーションセンター
〒130-8644 東京都墨田区本所1-3-7
電話 03-3621-6661

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