ラクトフェリンの内臓脂肪低減メカニズムの解明

ライオンでは「顧客満足第一主義」の理念の下、確かなエビデンスに立脚した製品の開発を推進しており、そこに長年培ってきたライフサイエンス研究の技術力が活かされています。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型の肥満かつ、高血糖・高血圧・脂質異常を併発している複合型生活習慣病と定義されており、40~74歳の男性の2人に1人がその危険にさらされています。歯周疾患予防研究を進めていく中で、歯周疾患と代謝異常との間に関係があることを明らかにすると共に、歯周疾患の原因の一つである細菌の抑制作用を有する成分「ラクトフェリン」が、内臓脂肪の低減にも効果があることを発見しました。そこで、ラクトフェリンの有効性メカニズムについて検討した結果、ラクトフェリンはin vitro培養系で内臓脂肪細胞による脂肪生成を顕著に抑制するということがわかりました。ラクトフェリンが脂質代謝に作用・関与があるということは以前から言われていましたが、ヒト臨床試験および内臓脂肪細胞を用いた実験でそのエビデンスを明確にしたのは、初めてです。