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R&D情報

研究活動・応用研究
先進的なライフサイエンス研究が具現化する健康寿命の延伸

 ライオンにおける生命科学研究の一つの役割は、先進的なライフサイエンス技術を駆使することにより、既存の製品では解決できない心身の不具合、健康寿命の延伸並びにQOLの向上を実現するための生命科学に立脚したソリューションをお客様に提供することである。具体的には、健康科学、口腔科学、リスク診断、および皮膚毛髪科学の各分野において、 国内外のトップクラスの研究者との共同研究や異業種とのアライアンスを推進すると共に、個々人の体質や健康状態に応じたOne to Oneソリューションの開発に取り組んでいる。また、生命現象の本質に迫る本格的な研究活動から創出される優れた研究成果をシームレスに事業化するために、製品開発研究所や企画部門と有機的に連携し製品化に結びつけている。さらに総合的開発力を構築するために、新規技術開発のイノベーションの原動力となる若手研究員の育成に力を注いでいる。

確かなエビデンスに立脚した機能性食品の開発〜ラクトフェリンの内臓脂肪低減メカニズムの解明〜

 機能性食品が世の中に広まって久しいが、科学的なエビデンスが立証されないまま発売されている商品も未だ存在する。当社は「顧客満足第一主義」の理念の下、確かなエビデンスに立脚した機能性食品の開発を推進しており、そこに生命科学研究所が長年培ってきたライフサイエンス研究の技術力が活かされている。  メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型の肥満かつ、高血糖・高血圧・脂質異常を併発している複合型生活習慣病と定義されており、40〜74歳の男性2人に1人がその危険にさらされている。当社は歯周疾患予防研究を進めていく中で、歯周疾患と代謝異常との間に関係があることを明らかにすると共に、歯周疾患の原因の一つである細菌の抑制作用を有する成分「ラクトフェリン」が、内臓脂肪の低減にも効果があることを明らかにした。そこで当研究所にて、ラクトフェリンの有効性メカニズムについて検討した結果、ラクトフェリンはin vitro培養系で内臓脂肪細胞による脂肪生成を顕著に抑制するということを明らかにした。ラクトフェリンが脂質代謝に作用・関与があるということは以前から言われていたが、ヒト臨床試験および内臓脂肪細胞を用いた実験でそのエビデンスを明確にしたのは、当社が初めてである。

これらの結果を基に、当社のオンラインショップ「ライオンウェルネスダイレクト」から、「ナイスリムエッセンスラクトフェリン」を販売している。現在も、より詳細なラクトフェリンの内臓脂肪低減メカニズムの解明を目指して研究を続けると共に、学会発表・論文投稿を通じたPR活動を継続している。

最近の学会発表・文献投稿

・86th General Session & Exhibition of the International Association for Dental Research( IADR )(2008年) 「Gene Expression Profiles in P. gingivalis LPS-treated Human Macrophages」
・25th International Federation of Society of Cosmetic Chemists (IFSCC)(2008年)「Development of a quantitative evaluation method of skin barrier function using siRNA in a human organotypic skin model」
・第107回 日本皮膚科学会総会(2008年)「アトピー性皮膚炎モデル動物における痒み因子の経時的な変化」
・第29回 日本肥満学会(2008年)「ラット腸管膜前駆脂肪細胞に対するラクトフェリンの効果」

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