研究

研究開発本部 ファブリックケア研究所

品質を大切にする。
お客様に手に取ってもらえなければ
意味がない。

2012年入社 工学研究科 応用化学専攻 修士課程修了
※所属部所はインタビュー当時のものです。

コストアップをさせない
「安定性」の追求。

私はファブリックケア研究所の柔軟剤チームで、『ソフラン アロマリッチ』の開発全般を担当しています。近年、お客様の「香り」に対する意識は高くなっていて、いい香りが適度に長続きすることが重要な価値になっています。アロマリッチでは、アロマカプセルを用いた残香性付与技術を採用しているのですが、アロマカプセルの配合には柔軟剤の構造粘性という物性を絶妙なバランスで制御する必要があり、長期間安定的な製品に仕上げるのは非常に難しいです。柔軟剤の分野は、新しい成分を加えると物質が大きく変わってしまうこともあるため、安定配合するために作った評価サンプルは1000以上にのぼります。それだけ時間のかかる研究なので、直近の課題に対する研究と同時に数年後を見据えた研究も行っています。現状の組成開発期間を最小化して、市場への製品導入サイクルを短くすることで、お客様の嗜好や流行の変化に即座に対応できるような土台作りも進めています。柔軟剤の物性と香料の物性をどうリンクさせて長期的に安定しているものを作れるか、まだ解明できていないことも多いですが、その分やりがいがあります。

「より良い製品をお客様に届けたい」
その想いは同じ。

アロマカプセル配合組成に関しては課題が山積みでした。一番苦労したのは、工場で安定生産をするためのプロセス開発です。ファブリックケア研究所では、「品質」を第一優先に考えますので、生産技術研究センターとの間で、品質を担保しながら安定的に生産する方法というのを何度も協議しました。時には激しくぶつかり合うこともありましたが、お互いに根底にあるのは「お客様のため」という強い想いです。結果的には、双方の課題を同時に解決できる手段を見出し、無事導入に至りました。このように「お客様の声」を大切にしながら「品質」にこだわるというのが当社の社員に共通する想いです。研究所にいても「お客様の声」を直接聞く機会があり、どこまで性能が伝わっているかなどを確認した上で改良を繰り返しています。日々、様々なデータや知識をつなげて、課題を一つひとつ解明しています。研究自体のおもしろさを実感しながらも、常に「お客様に喜んでもらえる製品づくり」を念頭に置いて仕事をしています。お客様に喜んでもらえる商品を作ることが、会社の成長にもつながっていると感じています。

「香り」という市場からの脱却。

「香り」の市場は、今後も市場として続いていくと思いますが、お客様にもっと感動して頂いたり、快適に過ごして頂くために、今までにない価値を提案することも重要です。そのため、新しい性能を開発して市場を開拓していく必要があると考えています。私個人としても、まだ国内にない最先端技術収集のために、グローバルメーカーとの交流の場や海外の学会に積極的に参加していきたいと思っています。そういった機会をもらえるように、日頃から必要なスキルを身につける努力をするよう心がけています。当社では、若手の意見も積極的に聞き、良い意見は採用してくれる風土があるので、頑張り次第でチャンスをつかむことができます。入社2年目の時に、ある製品の組成設計に関して、既存の考え方と異なる設計を提案し、ベースの考え方として採用されたこともありました。上司から「意見をどんどん出してくれ」と言われた時は嬉しかったですね。柔軟剤の市場はまだまだ可能性が多くあるので、直近の課題に対する研究を行いながらも、中長期的な視点も持って新しい市場の開拓を推し進めていきたいです。

休日の過ごし方 フットサルや釣りに出掛ける

地域のチームでフットサルをしたり、昔からの友人と釣りに行ったりしています。インドアとアウトドアが半々くらいでリフレッシュしています。

OTHER PEOPLE

LIONは、なぜ挑むのか。