研究

研究開発本部 ウェルネス研究所

「発売後」の研究を通して、効果を証明し続ける。「細胞」と向き合うことで研究を加速する。

2013年入社 農学研究科 食品生物科学専攻 修士課程修了
※所属部所はインタビュー当時のものです。

発売後も「効果」を研究し続ける。
それが機能性食品を作る私たちの責任。

ロコモティブシンドローム(筋肉や骨など運動器の障害により移動機能の低下をきたした状態)をケアする製品の開発を担当し、発売後は配合している成分の研究をしています。普段は研究に勤しんでいて、購入いただいているお客様に直接お会いすることは少ないのですが、以前、座談会でお客様の声を直接聞く機会がありました。「筋力の衰えで外に出るのも億劫になっていたが、機能性食品を飲み始めたおかげで身体が良くなり、外出するのが楽しみになった。良い製品をつくってくれてありがとう」と言われたときは、世の中に価値のある仕事ができて良かったという達成感が得られました。この製品の良さをより多くのお客様に伝えたいと思い、現在は「摂取するとどんな効果があるのか」を伝えるために、配合している成分のメカニズムを解析しています。どうしても研究者は研究内容に没頭しがちなのですが、「この研究によってお客様に何が伝えられるのか」という視点を常に意識するようにしています。私が取り組んでいる研究のように製品が発売された後も「効果」に関する研究を続けている点は、社会に向き合うLIONの「まじめな姿勢」が表れていると思います。

「人」になぜ効果があるのかを証明するために、「細胞」で効果があることを証明する。

現在は、人で証明された効果について細胞を用いてメカニズム解析を行っています。「人」と「細胞」には多くの違いがあり、同じ成分を用いても得られる結果は異なることがあります。例えば、「人」で効果が出ても「細胞」で効果が出ない場合、直接効いているわけではなく、代謝されたものが効いていた可能性がありますし、「細胞」で効果が出ても「人」で効果が出ない場合、消化の過程で別の成分に代謝されたり、その成分が想定した部位に届いていない可能性もあります。私の研究の場合、製品では「人」に効くという結果が出ているのにどうしても「細胞」で再現できず、1年半ほど苦しんだ時期がありました。しかし、「なぜ人に効くのか」という証明をするために、絶対に諦めたくはありませんでした。あらゆる条件を見直し、最終的に、「ここまでやってだめだったら諦めよう」と上司と話し合った矢先、なんとか「細胞」で結果を再現することができました。今でも結果が出たときの達成感は忘れられません。この結果により、国際学会で発表する機会を得ることができました。現在も研究を進めており、今後は論文化を予定しています。

健康な日々を支える製品開発で、
日本人の「健康寿命」を伸ばしたい。

実は最近、「筋トレをしている状態」を模倣した筋肉細胞の作製に成功しました。以前は人や動物でしか検証できませんでしたが、細胞を用いることで、人では検証が難しかった詳細なメカニズムの解析が可能になります。そのため、細胞でその状態を作れるようになったのは、ロコモティブシンドロームの研究をしていくにあたり、画期的な技術といえます。細胞のモデルを開発したことで、「人」から「細胞」まで様々な運動状態を自社で研究できる環境が整い、研究がさらに加速していく見込みです。また、今後は「栄養学」に関する知識を活かしていきたいと思っています。もともと大学時代に管理栄養士の資格を取得し、生活習慣病を予防するような食品の開発に携わりたいと思って就職活動をしていました。生活習慣病の原因は複数ありますが、「栄養の過不足」も大きな要因です。そのため大学時代の栄養学の知識を研究に活かして、生活習慣病予防をはじめとした健康の不具合を解決する製品を開発していきたいです。そして、日本人の寿命をただ延ばすだけでなく、健康で長生きする「健康寿命」を延ばしていくことに貢献していきたいと思います。

休日の過ごし方 ヨガ

家の近くのヨガスタジオに通っています。小学生から10年間、新体操を続けていたこともあり、身体を動かすことが好きです。仕事で健康について考えているので、自分の健康管理も自然と意識するようになりました。食事や運動には気をつけるようにしています。

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