コンプライアンスの浸透

当社グループでは、企業倫理担当役員を委員長とする企業倫理委員会のもとで、コンプライアンス意識の啓発を積極的に行っています。
コンプライアンスの基盤となる「ライオン企業行動憲章」は、当社グループの全従業員に冊子で配付し、ホームページ上で社外にも公開しています。また、毎年のプログラムに沿って、e-ラーニングなどの教育を定期的に実施しています。
2016年に実施したe-ラーニングでは、「ライオン企業行動憲章」の閲読と同意に加えて、品質保証の基礎、就労管理の基礎、ソーシャルメディアのリスク、情報セキュリティ、情報管理体制、職場のハラスメント、インサイダー取引の基礎知識について学習しました。

コンプライアンス意識調査アンケート

当社は、グループ全従業員を対象に毎年、「コンプライアンス意識調査アンケート」を実施しており、今回で13回目となります。アンケート結果を経営層に報告するとともに各職場へフィードバックし、コンプライアンス体制の維持・強化につなげています。
2016年のアンケートの回答対象範囲にパート社員も加え、対象範囲を拡大しました。アンケートを通じて、職場環境の問題などの意見が寄せられました。 (対象4,539名のうち約98%の従業員が回答。)

アンケート結果のフィードバックを聞いた従業員の割合

* ライオン企業行動憲章の遵守状況、前年のコンプライアンス意識調査結果に対するフィードバックの有無、ホットラインの認知などを無記名で回答するアンケート。

ハラスメントの防止

当社は、企業行動憲章において、「従業者の多様性と人格・個性を尊重した公正な処遇を実践するとともに、就業者のゆとりと豊かさを実現するために安全で働きやすい環境を確保する」ことを掲げており、セクシュアル・ハラスメント、妊娠・出産・育児休業・介護休業など、職場におけるあらゆるハラスメント行為を禁止しています。
また、ハラスメント行為そのものを防止するため、ハラスメントの定義や事例を記載した「ハラスメント防止宣言」を策定し、イントラネットを通じて従業員に周知徹底するとともに、定期的なe−ラーニングなどの教育を実施しています。
この方針は正社員に限らず契約社員・パート・アルバイト・派遣社員など当社で働くすべての従業員を対象としており、従業員同士に限らずお客様・お取引様に対してもハラスメントの防止と対応について取り組んでいます。

ホットラインの周知

当社は、従業員がコンプライアンスに反する事項を知り、それが通常の職場内での報告に適さない、できない場合の相談窓口として、社内・社外の通報制度「AL(オールライオン)心のホットライン」を設置し、派遣社員を含む全従業員への周知をはかっています。また、年1回従業員に対する「コンプライアンス意識調査アンケート」の際に、ホットラインの周知状況を把握するとともに、ホットラインの通報窓口の説明を行っています。
2016年は16件の相談・通報がありましたが、重大な不正行為と判断される事案はなく、すべての事案に適切に対応し、収拾しました。

「AL心のホットライン」への相談・通報内容(2016年)

「AL心のホットライン」への相談・通報対応

相談窓口に相談・通報があった後は、通報内容・要望などの詳細を確認し、速やかに企業倫理専任部長による事実関係の調査・確認が行われます。問題が検出された場合は、事態収拾および問題解決を行っています。その際、通報者、被通報者のプライバシーは保護され、調査内容の秘密の厳守が保証されます。また、通報者、調査協力者は、通報の事実により何らの不利益を受けることはありません。
全ての案件は企業倫理委員会に報告され、必要に応じて取締役会へも報告を行います。また、匿名の通報などを除き、全ての通報者へフィードバックを行っています。

パワーハラスメントやセクシャル・ハラスメントなどの人権侵害については、ライオングループにおける全部所で発生する可能性の測定を行い、部所ごとにハラスメント教育を実施するなど低減に向けた施策をはかっています。また、2016年は全従業員に向けてe-ラーニング研修を実施し、発生防止に向けた取り組みを積極的に行っています。

* オールライオンにおける、コンプライアンス体制整備とコンプライアンス意識の浸透・定着のための具体的施策を推進する独立した委員会。

「AL心のホットライン」の仕組み

知的財産権の尊重

当社は、知的財産に関する基本的な方針として、知的財産の創造、適正な保護、積極的な活用に努め、他者の知的財産を尊重し、不正に取得・使用しないことを「行動指針」で定めています。 また、知的財産に関する専門部所を設置し、権利が適切に活用されるとともに、他者の権利を侵害しないよう、チェックしています。

海外グループ会社の取り組み

CJライオン(韓国)におけるホットラインの取り組み

CJライオン(韓国)では、従業員(パート社員・契約社員含む)および外部ステークホルダーを対象としたホットラインを2004年より運用しています。相談内容は倫理遵守責任者と担当者および社外顧問弁護士に報告され、相談者は実名または匿名で通報が可能です。また、相談内容の秘密の厳守についても保証されます。
ホットラインの周知については、従業員向けのコンプライアンス教育を行う際に告知し、CJライオンのホームページやイントラネットに掲示しています。

青島ライオンにおけるホットラインの取り組み

青島ライオンでは、企業倫理に反する事項が発生した場合、従業員が相談できるようホットラインを2014年より設置しています。中国の社外の法律事務所が窓口となって通報を受け、企業倫理専任部長などがその内容を把握して必要な対応を行う体制です。青島ライオンのイントラネット上に掲示することで、従業員にホットラインの周知をはかっています。

タイライオンにおける腐敗防止に向けた取り組み

タイライオンでは、誠実、透明で腐敗のない事業活動を行うため、2014年に「腐敗防止のための民間協働連合(Private Sector Collective Action Coalition Against Corruption)」に参加し、2015年に「腐敗防止方針」を設定しました。本方針には、賄賂を授受しないことや寄付などの外部に対する支援活動における透明性の確保などが定められています。
また、腐敗防止の意識を社内に浸透させる施策も実施しています。社員が集まった集会でトップが腐敗防止を明言し、その場で1人ひとりが署名し、1枚のボードを作成しました。さらに、外部との契約書などに署名をする前に各自が自問自答できるよう、「Anti-Corruption」と刻印されたボールペンを制作し社員に配付しました。

署名した参加者が制作した腐敗防止のボード

「Anti-Corruption」と刻印されたボールペン

ライオンエコケミカルズ(マレーシア)でのCSRに関する方針の周知に対する取り組み

ライオンエコケミカルズ(マレーシア) では、下記の方針を含むサステナビリティ方針を2011年よりオフィスに掲示し(英語とマレー語)従業員に周知しています。

  • 職場権利方針
  • 品質方針
  • 品質目標
  • 安全衛生環境方針

方針は、5年ごとに見直しており、品質方針と目標が記載された携帯カードを社員全員に配付しています。

ライオンエコケミカルズのサステナビリティ方針

ライオンエコケミカルズのサステナビリティ方針

サザンライオン(マレーシア)でのCSRに関する方針の周知に対する取り組み

サザンライオン(マレーシア)では、CSR方針を含む就業規則が記載された「従業員ハンドブック」(英語とマレー語)を全従業員に配付し、従業員に周知しています。

Employee Handbook

Principles for Corporate Social Responsibility