ライオン山梨の森
自然観察ノート

山梨の森の生きものをみてみよう

キイチゴ

キイチゴ

キキョウ

キキョウ

ヤマツツジ

ヤマツツジ

オバボタル

オバボタル

ヤマユリ

ヤマユリ

アブラチャン

アブラチャン

生きものの繋がりをみてみよう 1

インタープリター(自然案内人)に教えてもらいました

アブラチャン

アブラチャン

アブラチャン

アブラチャン

「アブラチャン」というかわいらしい名がついたのは、昔、種子や樹皮を絞って灯油として使われたためだそうです。チャン(瀝青)も中国語でビッチやコールタールのような油状の物質を意味しています。
またその花は淡黄色で、早春の3~4月頃、春まだ葉がほとんど芽吹いていない森の中でいち早く咲きます(写真右:アブラチャンの花)。

アブラチャンの葉は、オトシブミという昆虫が産卵につかいます(写真左)。この昆虫は体の何十倍もある葉を葉巻のようにクルクル巻き、中に卵を産みつけ、地面に落とすというおもしろい特徴をもっています。オトシブミという名前は、江戸時代、公然と言えないことを匿名の文書にして道に落とした、という「落とし文」に、この葉っぱの巻物が似ていることからつきました。(写真右)
5月頃にアブラチャンの木の周りを探すと、オトシブミが卵を産みつけた巻物状の葉っぱが見つかるかもしれませんね。

クリイロカラカサダケ

クリイロカラカサダケ

サンショウ

サンショウ

キブシ

キブシ

アザミ

アザミ

トリカブト

トリカブト

ツチグリ

ツチグリ

生きものの繋がりをみてみよう 2

インタープリター(自然案内人)に教えてもらいました

オニグルミの実

オニグルミの実

オニグルミを食べた痕(通称 ブタの鼻)

オニグルミを食べた痕
(通称 ブタの鼻)

オニグルミの実

オニグルミの実

オニグルミを食べた痕(通称 ブタの鼻)

オニグルミを食べた痕
(通称 ブタの鼻)

「ライオン山梨の森」の林道沿いにはオニグルミの木があります(写真左:オニグルミの実)。
リスはオニグルミを食べるときに真っ二つに割るため(写真右:リスがオニグルミの実を食べた痕)、きれいに半分に割れたオニグルミが見つかれば、その森にリスが生息していることがわかります。

森の観察風景

森の観察風景

リスがマツボックリを食べた痕(通称 森のエビフライ)

リスがマツボックリを食べた痕
(通称 森のエビフライ)

森の観察風景

森の観察風景

リスがマツボックリを食べた痕(通称 森のエビフライ)

リスがマツボックリを
食べた痕
(通称 森のエビフライ)

リスはクルミなどの実を土の中に隠しておく習性があります。しかし、隠したエサの1割くらいはどこに隠したか忘れてしまうと言われています。こうしてオニグルミは一方的に食べられるだけでなく、リスに種を遠くに運んでもらうことができるのです。リスがマツボックリを食べた痕はエビフライによく似ています。これは森のエビフライと呼ばれており、こちらもリスがいる証拠となります。

オニグルミ

オニグルミ

アケビ

アケビ

タチスボスミレ

タチスボスミレ

ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウ

タラ

タラ

ヘビイチゴ

ヘビイチゴ

生きものの繋がりをみてみよう 3

インタープリター(自然案内人)に教えてもらいました

キノコは森の中の生きもののつながりを考える上で大切な存在です。

一見、キノコは草と同じように独立して生えているように見えます。しかし、多くのキノコは土壌中に菌糸という部分を伸ばし、菌根という部分を通じて植物の根とつながっています。
キノコは植物が光合成でつくった炭素化合物を得ることで成長し、また宿主植物に菌糸から吸収した、リン酸や窒素などを供給しています。キノコの観察により、一見独立した存在に見える生きものが実はつながっていることが実感できます。

ツチグリ

ツチグリ

クリイロカラカサタケ

クリイロカラカサタケ

ツチグリ

ツチグリ

クリイロカラカサタケ

クリイロカラカサタケ

「ライオン山梨の森」でも、様々なキノコが見られます。
ツチグリ(写真左)というキノコは、丸い袋の中に胞子を作ります。外側の厚い外皮は成熟すると7-10片くらいに裂けて星形に開き、乾湿にあわせて開閉します。乾燥すると外皮は丸まり、胞子の袋を包んで袋が押されることで胞子が放出されます。ツチグリを見つけたら、袋を軽く指ではじいてみましょう。
また、球状になると風に吹かれて地上を転がって移動し、別の場所で湿気を帯びると再び星形に開いて地表に固定されるそうです。

生きものの繋がりをみてみよう 4

インタープリター(自然案内人)に教えてもらいました

チヂミザサ

ヌスビトハギ

チヂミザサ

ヌスビトハギ

「ライオン山梨の森」でも、いろいろな植物の種が観察できます。種の形状を見るとどのようにして種を運び子孫を増やそうとしているのかがわかります。

【動物の毛などにくっついて移動するもの①】
衣服を見てみると、知らない内にくっついているかもしれませんね。
チヂミザサ(写真左)、ヌスビトハギ(写真右)

キツネノボタン

イタヤカエデ

キツネノボタン

イタヤカエデ

【動物の毛などにくっついて移動するもの②】
キツネノボタン(写真左)

【風を利用して移動するもの】
イタヤカエデ(写真右)
プロペラ状の羽根で風をとらえて、遠くまで移動します。

【食べられて移動するもの】
ノイバラ(写真左) 森の中で赤い実がとても目立つのは、鳥たちに食べられて種が運ばれるのを狙っているのでしょう。クルミ(写真右)はリスが隠したエサの位置を忘れてしまう習性を利用して種を運ばせているようです。リスは隠したエサの1割くらいは、どこに隠したか忘れてしまうと言われています。