CSRな社員より


石巻市立湊こども園に雨水タンクを寄贈しました

みなさん こんにちは。

CSR推進部の「やじま」です。 

2015年4月18日、濱社長、亀山石巻市長他、関係者の方々にご出席いただき、4月に開園したばかりの「石巻市立湊こども園」で雨水タンクの寄贈式が行われました。

「湊こども園」は、総合福祉会館「みなと荘」も併設した幼保連携型の複合施設で、震災で被害を受けた湊地区の復興のシンボルと位置付けられています。

当日は、濱社長から亀山市長へ目録を、湊こども園、三浦園長には鍵を贈呈、亀山市長から濱社長には感謝状が贈られました。

  • ライオン㈱ 濱社長(左)と
    石巻市 亀山市長(右)(目録贈呈)

  • いしぴょんとライオンちゃんも一緒に

また、小竹CSR推進部長から当社の石巻での復興支援活動について紹介し、亀山市長をはじめ関係者の皆さまに、当社と石巻との関わりやこれまでの活動内容を知っていただき、両者の信頼関係を深めるよい機会となりました。

  • 湊こども園 三浦園長への鍵の贈呈 

  • CSR推進部 小竹部長による
    石巻での復興支援活動紹介

雨水タンクの除幕の様子(左から順に)
石巻市福祉部/庄司部長・石巻市議会/千葉議員・石巻市/亀山市長 
ライオン㈱/濱社長・湊地区福祉団体協議会/蟻坂会長・湊こども園/三浦園長

「湊こども園」に雨水タンクを寄贈するきっかけは、1年8ヶ月前にさかのぼります。

当社では、2011年10月から石巻市での復興支援活動(「東北に元気をlove.石巻」プロジェクト)として、園児を対象とした生活習慣の啓発活動(歯みがき・手洗い)や各事業所での石巻マルシェ(石巻物産展)などを実施してきました。

そうした中、2013年9月、石巻市建設部建築課の五井さんから、「両国さかさかさ」についての問い合わせをいただきました。電話を受けた私は、急いで関係資料を集め、翌日、石巻市役所の五井さんを訪問し、詳しいお話を伺いました。

石巻市では2015年4月に開園予定の「湊こども園等複合施設」の建設を計画していて、その設計に携わっていた五井さんが、震災後の避難生活で水に困ったという市民からの声を受けて、上記施設に災害用の雨水タンクの設置を進めたそうです。

自らも避難生活を経験された五井さんは、子どもたちに「水の大切さ」を伝えるようなものがないか考えていて、プライベートで上京、両国国技館付近を散歩していた時、偶然にも「両国さかさかさ」を見て「これだ!」と思って、当社へ問い合わせしたとのことでした。

五井さんからは、震災直後、水のない不自由な日々を過ごしてきて、水が届き、震災後初めてお風呂に入った時の喜びのこと、初めて歯みがきができた時の喜びのことなどを伺いました。

  • 式典前に濱社長と懇談する五井さん(左)   

  • 石巻市と当社の水への思いが書かれたパネル

当社では、水に関わる事業活動を展開していることから、製品を通じた環境配慮だけでなく、水環境を守る活動に取り組んできました。

石巻市に雨水タンクを寄贈することは、まさに石巻市とライオン両者の水への思いが重なるシンボルとなることから、復興支援活動の一環として、雨水タンクを寄贈することに決定しました。

オリジナルの雨水タンクの寄贈は、墨田区両国、大阪府守口市に次いで3基目となりますが、今回は、こども園の園庭に設置され、子どもたちが触れ合うものであることから、設計も大幅に見直す必要がありました。

特に、安全面、衛生面の対策が重要であり、ポンプの仕様や雨水タンクの構造や材質に反映しました。さらに、子どもたちが楽しめるような「遊び」の要素を入れ、冬期の凍結および積雪対策も施しました。

湊こども園建設中は、本当に2015年4月開園のスケジュールに間に合うのか、被災地での人手不足のため、雨水タンクの基礎工事業者が決まらないなど、いろいろと心配事がありました。

しかし、工事は急ピッチで進み、湊こども園は3月末にスケジュール通り完成、4月3日には雨水タンクを設置することができました。

雨水タンク(国産の間伐材等を使っています)

約400Lの雨水を貯めるタンクは、ポンプを押すとカラーボールが動くなどの遊び心やデザイン性を備えており、寄贈式の当日、早速、子どもたちはポンプを押して楽しんでいました。

湊こども園では、今後、雨水タンクの水を花壇(プランター)への水やりや園庭への水まき、災害時にはトイレの水などに利用されるとのことです。

ポンプを押して、カラーボールで遊ぶ子どもたち

当社の創業者(初代小林富次郎)が、マッチの軸木製造の事業を行っていた旧北上川沿いの地域(石巻市八幡町)に、120余年経って雨水タンクが設置され、何とも不思議な縁を感じます。

雨水タンクは石巻市とライオンの過去と現在をつなぎ、未来に向けたシンボルです。この雨水タンクが、石巻の子どもたちの水を大切にする心を育み、水資源や環境について考え、ライオンについて知っていただくきっかけになることを願っています。

今回の寄贈式のご縁をきっかけとして、「湊こども園」および「みなと荘」では、園児およびお年寄り向けに生活習慣の啓発活動を行っていく予定です。石巻で生活習慣の啓発活動を行う拠点として、絆を深めていければと思っています。

みなさんも、石巻を訪れた際には、湊こども園に設置された雨水タンクを、是非、ご覧になっていただければと思います(南側の駐車場から、フェンス越しに見ることができます。)

  • 湊こども園全景(2015年4月)
    (園庭の中央に見えるのが雨水タンク)

  • 工事中の様子(2015年2月、開園2ヶ月前)