CSRな社員より


グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワークの被災地ボランティアに参加して(その11)

みなさん、はじめまして。
生命科学研究所の翠川です。

2013年7月18~20日、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク主催「東日本大震災コレクティブアクション」の宮城県亘理町での防潮林育成プロジェクト(第4期亘理町の第6回)に参加してきました。

宮城県は私が学生時代8年間を過ごした第二の故郷でもあり、復興に向けて何か行動したかったこと、
また、かねてより木を植えることに興味があり、このプロジェクトに参加しました。

初日はバスで亘理町沿岸部を廻りながら、地元の語り部の岡崎さん、一宮さんより、津波襲来時の様子と復興に向けた現状について、生の声を伺いました。

  • 現場に降り立ち、話を伺いました

    現場に降り立ち、話を伺いました

  • 津波がここまで来たという印

    津波がここまで来たという印

襲来時の様子においては、一度避難しながら、忘れ物を取りに戻ったために亡くなられた方々や、
職務に対する責任感の強さから郵便局を離れることができなかった局長さんに関するエピソードなど、
日常の想定を超えた現場の葛藤を知ることができました。

今後起こるかもしれない南海トラフでの地震において、自分はどれだけ冷静に行動できるのか、
考えさせられました。

また、見た目には瓦礫が片付けられ、復興に向けて進んでいるように見えても、
排水ポンプが壊れたままで農業が再開できない現実や、震災後なぜか漁獲量は増えているにも関わらず、
風評で安値でしか売れない漁業関係者の悩みなど、直接お聞きしないと知り得ない実態を伺うことができました。

  • がらんと広がる広大な土地

    がらんと広がる広大な土地

  • 地元の漁港

    地元の漁港

夕方には、現地コーディネーターの「ふらっとーほく」の方から、復興の状況についての説明があり、
亘理町では現在、土地買収など目には見えない作業を進めている段階であり、
見た目に停滞しているように見えても、決して復興が進んでいない訳ではない、ということを理解しました。

このような住民との調整の時期は必要であり、スピード優先で箱ものを造っても将来使えなければ意味がないとのお話も伺いました。
地道ながら忍耐強く新たな街づくりに取り組んでいる皆さんの様子が伝わってきました。

2日目と3日目は、来年以降植樹に用いるための、コナラの木の植え替え作業を行いました。

植え替え作業の様子

植え替え作業の様子

その土地に自生する広葉樹の植樹が、土地の強化、防災にもつながるという考えから、
亘理町の植生を考慮して実践している現場に参加することができました。

関東は30℃を越える猛暑だった日ですが、宮城の地は21℃前後と過ごしやすく、日差しがあっても快適に
作業することができました。

大きいポットに植え替えました

大きいポットに植え替えました

夜は地元の方々との懇親会があり、ビニールハウスを津波で流されたイチゴ農家の方々が、会社を作って協働でイチゴ栽培を復興させようとしている話を伺ったり、植樹の技術指導をして頂いている加藤さんとなごやかな雰囲気の中で話をすることができました。

以前より、東日本大震災の復興に向けて何かしたいという思いは抱いていたのですが、
たった3日間参加してまた元の生活に戻ってしまう活動で、どれだけの貢献ができるのか、
という思いも感じていました。

しかし、今回参加する中で、地元の方が我々を町の復興の仲間として受け入れてくれる事、
また地元の方々も私たちが参加する事で元気になり、前に進もうという気持ちが湧いてくる、
という事を伺いました。

  • 3日目に訪れた「鳥の海市場」

    3日目に訪れた「鳥の海市場」

  • 3日目の最後は参加者で意見交換するワークショップ

    3日目の最後は参加者で意見交換するワークショップ

今回の植樹については、政府からの助成金範囲を超えた部分でもアイデアを出し合い、
一部は地元の方々が自己負担をしながらでも、よりよい町づくりを目指しているとの事でした。

町の復興に向けた、皆さんの熱い想いを感じた3日間でした。
より身近に感じた東北の復興に向けて、私もできることに取り組んでいこうと思います。

東北の青い空、おいしい空気、そして東北魂を感じることができます。
皆さんも是非一度、参加してみてください。

一覧に戻る