ライオンの強み

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当社の企業としての強みをご紹介します。

技術開発

お客様に新しい価値を提供し、健康で快適な生活に貢献しています。
当社の代表的な技術についてご紹介します。

オーラルケア 歯周病予防が進化

歯周組織が崩壊して歯が抜ける歯周病

日本人が歯を失う原因は、歯周病が40%以上でトップとなっています。口腔内には500から700種類の細菌が生息しており、みがき残しが蓄積すると歯と歯肉の境目に細菌が付着します。この細菌が増殖して、「バイオフィルム」(歯周病菌の巣)をつくります。歯周病は、この「バイオフィルム」による感染症です。

歯肉縁下バイオフィルム

口腔バイオフィルムには、歯の表面(歯肉縁上)のバイオフィルムと、歯と歯肉の境目の歯周ポケット(歯肉縁下)のバイオフィルムとがあります。歯周病菌は酸素を嫌う(嫌気性)ために、歯周縁下のバイオフィルムに生息しており、歯周病進行に大きく関与しています。

バイオフィルムに浸透殺菌する殺菌剤IPMP

IPMP(イソプロピルメチルフェノール)は、すでに化粧品などに使用されている殺菌剤だったものですが、当社は口腔バイオフィルムの表層から奥深く殺菌することを発見しました。
バイオフィルムに浸透殺菌するには、プラス・マイナスの電荷を持たない非イオン物質が望ましく、親水性と疎水性の中間の性質を有することもバイオフィルムに浸透する条件の一つということが分かりました。IPMPは、これらの条件を満たす殺菌剤であることが当社の研究で発見されたのです。

IPMPは非イオン性であるために、バイオフィルム表面の細菌に電気的に吸着されることもなく、高い浸透力で次々と殺菌しながら歯周ポケットの奥深くの細菌に到達することができて、バイオフィルム全体を殺菌することができます。
そして、2004年にIPMPを配合した「デンターシステマ」ハミガキを発売しました。

バイオフィルム中の生菌数

人の口腔バイオフィルムに対するIPMPの殺菌力

ファブリックケア 汚れ残りゼロへの挑戦

生活者は現在使用している衣料用洗剤に十分満足をしておらず、「しばらく使うと黄ばみや黒ずみができてしまう」「毎日ちゃんとお洗濯をしているのに、汚れが残っているような気がする」などの不満を持っていることがわかりました。(2015年当社調べ)。
衣類の黄ばみや黒ずみは毎回の洗濯で落としきれない汚れの蓄積により引き起こされます。

ライオン独自の“スーパーナノ洗浄” 「トップ スーパーNANOX」

植物由来界面活性剤MEEに、LO(リフトアウト)成分を配合。 LO成分がセンイの内部に浸透し、センイにしみつこうとする汚れを浮かび上がらせます。浮かしだされた汚れは高洗浄成分MEEがナノレベルにまで一気に分解して落とします。

汚れを徹底クレンジング 「トップ スーパーNANOX」

ラクトフェリン

多機能性タンパク質「ラクトフェリン」は、脂肪の合成を抑制するだけでなく、脂肪の分解を促進することを発見しました。

Point1

脂肪によって次々と疾病を引き起こしてしまうことを「メタボリックドミノ」といいます。内臓脂肪の過剰な蓄積が生活習慣病のリスクを高める要因の一つであり、内臓脂肪を減らすことがリスク軽減のカギとなります。

Point2

脂肪細胞が脂肪滴の合成を促進する遺伝子を「ラクトフェリン」が抑制していることを発見しました。

Point3

「ラクトフェリン」は脂肪の周囲を覆い、分解を防ぐ役割を持つペリリピンの量を減少させます。

海外展開

アジアにおける「健康」「快適」「環境」の共有へ

現地の有力なパートナーとのパートナーシップを確立

当社は、1950年代から海外に進出し、現在アジアの8つの国と地域で事業展開しています。進出形態は、現地の有力企業との合弁会社を設立して、事業展開を行うことを基本としています。当社の技術とマーケティングノウハウを提供し、現地の強力な流通力とのコンビネーションで発展してきました。

イメージ:お互いの強みを発揮した、シナジーある事業展開

ローカルニーズに基づく製品展開+グローバルブランド

各国の生活文化に合わせて、市場の特性を重視した製品開発、マネジメントを含むローカライゼーションを図ってきたことも当社の海外事業の強みです。製品の剤型や価格帯など、現地ニーズに即した製品展開でプレゼンス拡大を図ってまいりました。
例えば、現地のニーズに合わせた香味の開発をご紹介します。ハミガキの香味では、日本人には刺激的に感じるフレーバーも香辛料の強いアジアンフードが多い現地では食べた後では心地よく感じられます。

イメージ:日本をイメージさせる桜の香味で人気のタイのシステマ洗口液と、シンガポールの歯磨・洗口液

また、アジアのハミガキや洗口液には桜の香味を訴求している製品があります。桜の香味は、当社が日本企業であることから選ばれたもので、サクラ=ジャパンを連想させ、好評を博しています。
(日本では、桜の香味のハミガキや洗口液は発売しておりません)

環境対応

事業を通じて持続可能な社会の発展に貢献します。

石油から植物資源への代替を推進

当社が独自に開発した界面活性剤「MES(アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム)」「MEE(ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル)」は、再生可能原料である植物が由来であるとともに、CO2の排出抑制にも貢献できる洗剤原料です。今後も当社は植物原料の活用拡大に努めてまいります。

「MES」の優れた特長

Point1 大気中のCO2を増やさない

界面活性剤は使用後、環境中で分解されて「CO2」と「水」になります。植物は光合成を行うとき、CO2を吸収して酸素を出しますので植物原料で作られた界面活性剤は、分解されてCO2を排出しても、大気中におけるトータルのCO2を増やしません(カーボンニュートラル)。このため植物原料で作られた界面活性剤「MES」は大気中のCO2を増やしません。

イメージ:カーボンニュートラル

Point2 良好な生分解性

界面活性剤は、使用後環境中で微生物により分解されます(生分解)。「MES」は、生分解されやすいことから、環境にいつまでも残ることはありません。

グラフ:界面活性剤の生分解性 MESがLASや石けん成分より高い値を示しています