事業別業績:一般用消費財事業(アニュアルレポート2011)

証券コード:4912

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オーラルケア事業分野

2011年の市場環境と業績

オーラルケア分野では、高齢化に伴うセルフメディケーションの高まりや、オーラルケア意識の向上により500円以上の高付加価値歯磨が伸張しています。また、洗口液やデンタル用品の個数も伸びており、市場は堅調な伸びが続いています。

当社は、日本のオーラルケアNo.1*1企業として、お客様のニーズに応える付加価値を高めた製品の開発・育成を行っています。震災後、歯磨や歯刷子の原材料調達に困難が生じ、一時的に売上高が減少しましたが、7月以降、売上高は大幅に回復し、年間の当分野の売上高は増収となりました。特に、歯周病予防ブランド「デンターシステマ」は、1997年の発売から年平均16%の成長を継続しており、好調な伸びを続けています。

歯磨は、改良発売した主力の「デンターシステマEX」や"マイルド香味タイプ"を新たに追加した「ハイテクト」が好調に推移しましたが、震災の影響を受け全体の売上は前期比横ばいとなりました。歯刷子は、新製品"しっかり毛腰タイプ"を加えた「デンターシステマ」や小学生に人気のキャラクターがデザインされた「こどもハブラシ」が好調に推移し、全体の売上は前期を上回りました。口中剤では、歯グキへの滞留性を高めた乳白タイプの「デンターシステマ ハグキプラス デンタルリンス」が好調に推移しました

2012年の展開

当事業は重点ブランドの積極的展開によってオーラルケアNo.1*1企業としてそのポジションを強化します。
歯磨では、伸長する中価格帯美白歯磨市場に「クリニカ」ブランドで「クリニカ エナメルパール」を新発売し、より幅広いユーザーの獲得と中価格帯美白歯磨市場をさらに活性化することを目指します。また、歯刷子のさらなるシェア拡大のために「口腔内のあらゆる部位の歯垢を除去したい」という生活者ニーズにあわせて、毛先の形状とハンドル形状の機能性を向上した新製品「クリニカ フラットカット」と「クリニカ 3Dカット」を新発売します。1997年の発売以来伸張を続けている歯周病予防のブランド「デンターシステマ」からは、高齢化に伴い「歯グキの衰えが気になる」など、歯グキ症状自覚者の増加により今後も拡大が予測される「やわらかめ」の歯刷子市場に「デンターシステマ ハグキプラスハブラシ やわらかめ」を新発売します。「デンターシステマ」と「クリニカ」の2大ブランドで、拡大している市場に新製品を投入し、それぞれのブランド強化育成を進めます。

2011年のトピック

井下 雄規の写真

オーラルケア事業部 井下 雄規

近年、20~30代の女性では、就職、結婚、妊娠・出産、子育て、「ママ友」との交流などライフステージが変化する中で「キレイな歯でいたい」という対人ケア意識が高まっており、当社の調査では、この年代の女性は「健康的で美しい歯」を求めていることがわかりました。また、それを受けて中価格帯の美白歯磨市場は2009年以降拡大しています。*2そこで当社は、「歯のチカラを育てる」クリニカブランドから、歯の汚れを徹底除去し、表面のエナメル質の密度を高めて健康で美しい歯を保つ「クリニカ エナメルパール」を2月に新発売し、新しい層のユーザーの獲得を目指します。

* 2011年(株)インテージSRIデータ、販売金額
*2 当社調べ