事業別業績:一般用消費財事業(アニュアルレポート2011)

証券コード:4912

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薬品事業分野

2011年の市場環境と業績

薬品分野では、OTC医薬品市場の縮小傾向が続く中、スイッチOTCの新製品により解熱鎮痛薬の市場規模が膨み、花粉の飛散により目薬等の市場が拡大しました。しかしながら、総合感冒薬市場は、各社がテレビCMに力を入れるなど競争が激化し市場は縮小しました。また、ドリンク剤や殺虫剤は前年を下回り、当社参入市場全体は縮小しました。

当社では、解熱鎮痛薬や総合感冒薬で宣伝を中心とするマーケティング投資を強化するとともに、コンタクト対応目薬「スマイル コンタクト」シリーズのリニューアルや中高年向け目薬「スマイル40EX」シリーズのライン追加により、主要ブランドの価値向上に取り組みました。

解熱鎮痛薬は堅調に推移し、前期比微増となりました。総合感冒薬は、昨年バファリンブランドから発売した「バファリンかぜEX」が競争激化の影響を受け、全体の売上は前期を下回りました。目薬は、新製品"クールタイプ"を加えた中高年向けの「スマイル40EX」シリーズが好調に推移し、全体の売上は前期を大幅に上回りました。殺虫剤の売上は前期を下回りました。以上の結果、当分野全体の売上高は、市場縮小と競争激化の影響を受け前期を下回りました。

2012年の展開

当分野では、「バファリン」「スマイル」ブランドを中心とした事業基盤の強化と、新製品や海外事業の育成を徹底し、成長事業への転換を図ります。

「バファリン」ブランドでは、当社特許技術でイブプロフェンが速く溶ける「クイックメルト製法」を採用し頭痛・生理痛に速く効く「バファリンルナi」と、小中学生の生理痛を対象とした鎮痛薬「バファリンルナJ」を新発売します。また総合感冒薬「バファリンかぜEX」も解熱鎮痛剤とのシナジーを生かしながら育成を継続し、「バファリン」ブランド全体のポジションの強化を図ります。また、「スマイル」ブランドでは、コンタクトの装用に伴う目のかゆみ・不快感に悩むコンタクトレンズユーザー用に、かゆみを抑えて炎症を鎮める2つの成分配合の「スマイルコンタクトAL-W」を新発売し、コンタクト対応目薬市場での地位向上とともに市場の活性化を図ります。

また、20代から30代の「大人のニキビ」に着目した「ペア」ブランドから内服薬と外用薬を新発売し、再成長を図ります。栄養ドリンク剤「グロンサン」、殺虫剤「バルサン」、下痢止め薬「ストッパ」は適正投資による育成を継続しつつ収益性を維持します。

2011年のトピック

早川 陽子の写真

薬品事業部 早川 陽子

解熱鎮痛薬ユーザーの約7割は女性で、特に20代の約7割が「頭痛・生理痛の両方」の痛みへの対処として服用しています。また1ヶ月あたりに服用する錠剤の数は、生理痛よりも頭痛の方が多いことがわかりました*。そこで、忙しい生活を送る20代女性のニーズに応え「速く効く」「胃にやさしい」「眠くなる成分を含まない」という特長を持つ「バファリンルナi」を新発売します。生理痛だけではなく頭痛と生理痛の両方に速く効く「20代女性のための解熱鎮痛薬」としてのブランドイメージを確立し、解熱鎮痛薬ユーザーのボリュームゾーンである20代女性ユーザーを獲得します。

* 当社調べ、生理痛対処、頭痛対処ともに1回に2錠を服用