事業別業績:産業用品事業(アニュアルレポート2011)

証券コード:4912

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売上高 524億円(前年比4.0%増)
営業利益 4億円(前年比38.7%減)

化学品事業

2011年の市場環境と業績

重点3事業(エステル誘導体、導電性カーボン、工業用洗浄剤)を中心に既存製品の拡販や新製品開発による売上拡大と収益向上を図りましたが、東日本大震災やタイの洪水の影響を受けた販売先の生産減少や、円高による輸出の停滞などにより売上高は前期比横ばいとなりました。エステル誘導体は、植物系絶縁油などの高付加価値製品の新規開発を推進しました。導電性カーボンや工業用洗浄剤は、導電性カーボンが海外向け2次電池用途で好調に推移しましたが、災害の影響を受け、自動車や情報電子分野関連の売上が前期を下回りました。

2012年度の戦略

2012年は、災害復興需要が生じるものの、原料高騰や円高など、依然として不透明な経済環境が続くものとみられます。こうした中、重点3事業(エステル誘導体、導電性カーボン、工業用洗浄剤」へ経営資源を集中し、積極的な新製品・新規顧客開拓により売上拡大と収益向上を図ります。また、国際化推進のための中期的な事業戦略を構築してまいります。エステル誘導体では、優れた絶縁特性を有する絶縁油など植物由来の高付加価値エステル誘導体を強力に市場展開します。導電性カーボンは、急激な需要拡大が見込まれる車載用2次電池用途でのグローバル展開を図ると共に、自動車や電子部品向け導電性コンパウンドの一層の高機能化を推進します。工業用洗浄剤も同様に自動車や情報電子・医療用精密機器分野での新規顧客開拓を推進します。

業務用洗浄剤事業(ライオンハイジーン(株))

ライオンハイジーン(株)は、ホテル・レストラン・病院・介護施設・学校・官公庁・企業・食品工場・リネンサプライ工場・クリーニング店に向け、各種業務用洗浄剤・除菌剤・漂白剤・ハンドソープ・手指消毒剤などの製品を製造販売しております。
また依頼された厨房や工場などの現場で、調理器具や機械の細菌検査を実施し、科学的データに基づいた改善提案や業務マニュアル作成を行う総合衛生管理を通じ、お客様の「清潔で安全・衛生的な環境づくり」をお手伝いします。

2011年振り返り

昨年は東日本大震災の影響でホテルや外食チェーンの稼動が低下し、食器洗浄機用の洗剤やリンス剤、ホテルリネンが不振でした。また、節約意識の浸透からクリーニングに対する需要が減退し、クリーニング店向け洗濯用洗剤が前年同期の売上を下回りました。一方、重大な食中毒事件の発生により主にレストランなどで衛生意識が高まり、ハンドソープや手指消毒剤、アルコールの販売が好調に推移し、全体では増収を確保しました。

2012年の展開

本年は、ホテルや外食チェーンについては震災の影響が薄れ、また復興需要もあり食器洗浄機用洗剤やホテルリネンの回復が見込まれます。また、衛生意識の定着によりハンドソープや手指消毒剤の需要も堅調に推移するものとみられます。
こうした中、ハンドソープでは高付加価値の泡タイプの拡大と定着に注力してまいります。また、新規顧客の開拓による食器洗浄機用洗剤の拡販も図る予定です。

2011年のトピック

「一方社インドネシア」の設立

当社100%子会社で化学薬剤を製造販売する一方社油脂工業(株)は、成長著しい東南アジアでの事業規模拡大のため、2011年7月にライオンと共同出資でタイヤ製造時の添加剤「ゴム防着剤」等を販売する新会社をインドネシアに設立しました。

「出光ライオンコンポジット インド」の設立

当社と出光興産(株)の合弁会社で難燃・耐熱など複合的機能を持つ樹脂製造販売会社出光ライオンコンポジット(株)(当社持分法適用子会社)は、2011年12月に、自動車や家電の急速な拡大が予測されるインドに現地法人を設立しました。