海外事業(アニュアルレポート2014)

証券コード:4912

株価
Yahoo!ファイナンス

22.3% (連結売上高構成比、外部売上高)

売上高は、タイではオーラルケアやボディソープが、また中国ではオーラルケアが好調に推移し、前期を大きく上回りました。営業利益は、事業拡大に向けた先行投資等により、前年を下回りました。

売上高

817億円 (12.5% up) 外部売上高

営業利益

11億円 (20.0% down)

2014年の市場環境と業績振り返り

2014年の業績は、売上高は円安の影響を受け前期比12%増加しました(為替変動の影響を除いた実質前期比は6.0%の増加)。タイや香港などでの政情不安や中国での経済成長減速の環境下、東南アジアを中心に伸び行く中間所得層をターゲットとしたパーソナルケア分野の売上が増加しました。また、下期以降にはタイの売上成長が回復しました。中国では、オーラルケアが好調に推移するとともに、ネットを通じた販売が伸張しています。

海外ではオーラルケア、洗濯用洗剤等の主要分野において、マーケティング施策を積極的に展開するとともに、「システマ」、「トップ」、「キレイキレイ」、「植物物語」等グローバルブランドの展開を充実させ、事業規模の拡大に注力しております。また、順次生産設備を増強しており、2014年は中国のオーラルケア新工場が稼動しました。

2015年の戦略

2015年も、アジア地域におけるプレゼンスをさらに高めるとともに、収益基盤の構築を図ります。主な取り組みとして、中間所得層を確実に取り込むため、グローバルブランドの育成やパーソナルケアブランドをさらに強化し、売上成長とともに事業ミックスの改善を図ります。また、効率的な生産拠点の活用で、事業基盤の強化とコスト競争力を高めます。2013年に開始したフィリピン事業についても事業拡大を図るとともに、MES事業の販売先拡大を進め、先行投資事業の軌道化に向け、利益ある成長を目指します。

地域別レビュー

タイ

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
+5%
2014年の振り返り

当社のタイ事業は、オーラルケア、洗濯用洗剤、シャンプー、ボディソープ、台所用洗剤などで構成されており、当社が海外で展開している国の中で最大の売上を持っています。

タイでは、重点的に販促活動を実施した「システマ」ハブラシや「植物物語」ボディソープが好調に推移、またプロモーションを継続的に行ったハミガキや、洗濯用洗剤では従来型の粉末洗剤が好調に推移しました。消費マインドの低下、参入市場の成長の鈍化傾向が見られましたが、後半は売上成長が回復し、全体の売上は前年を上回り、円貨換算でも上回りました。

2015年の戦略

オーラルケア分野、洗濯用洗剤分野の主力ブランドでは新技術、新原料を導入した高付加価値品の新製品を発売、またハミガキでは宣伝などによる育成を継続し、収益性の向上を図ります。


Pao
洗濯用洗剤

Systema
ハブラシ

Shokubutsu Monogatari
ボディーソープ

韓国

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
-4%
2014年の振り返り

韓国では、洗濯用洗剤、オーラルケア、台所用洗剤、ハンドソープなどの分野で事業を展開しています。

2014年は、オーラルケアでは「システマ」ブランドの歯石ケアハミガキ・ハブラシの新製品、洗濯用洗剤では液体「ビート」、ハンドソープでは「アイケクテ(日本名キレイキレイ)」に新製品を追加し好調に推移しましたが、台所用洗剤が伸び悩みました。全体の売上は前期を下回りましたが、円貨換算では為替変動の影響により前期をかなり上回りました。

2015年の戦略

韓国事業は、収益性改善と「ビート」「アイケクテ」「システマ」、台所用洗剤「チャムグリーン」などの主力ブランドの強化を事業のテーマとして位置づけています。高付加価値品の導入や成長市場への重点化、Eコマースなどの拡大する新規チャネルの活用などで市場地位向上を目指します。


Ai-kekute
ハンドソープ

Beat
洗濯用液体洗剤

Systema
ハブラシ

中国

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
+22%
2014年の振り返り

中国では、「システマ」ハブラシが好調に推移するとともに、新製品「システマ」ハミガキがお客様のご好評を得ました。また、Eコマースや日本製品の輸入販売が増加し、全体の売上は前期を大幅に上回り、円貨換算でも大幅に上回りました。2014年にオーラルケアの新工場が竣工し、4月から生産を開始しました。生産能力はこれまでの3倍程度にまで引き上げられ、生産能力増強を計画通り行うことができました。

2015年の戦略

中国では、オーラルケア分野の重点化を継続し、販売エリアの拡大やチャネル戦略、地域特性に合った商品戦略、営業体制の整備を行い、事業規模の拡大と収益性向上を図ります。新工場の稼動により、中国でのオーラルケア製品の需要の伸びに対応するとともに、北東アジアでのオーラルケア製品の生産供給体制の最適化を図り、グループシナジーを高め、商品開発スピードを加速します。


Systema
ハブラシ

Systema
ハミガキ

新工場

台湾

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
-2%

ファブリックケア分野では5月に「NANOX」を発売し、売上高は前年を上回りましたが、オーラルケア分野が伸び悩み、全体の売上は前年を下回りました。ヘルスケア事業の強化や分野別のチャネル戦略で、収益性向上を目指します。


NANOX
洗濯用液体洗剤

香港

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
+5%

ファブリックケア分野では、超コンパクト洗濯用液体洗剤「NANOX」が好調に推移しました。また、オーラルケア分野では継続的な販促活動により「システマ」ハブラシが好調に推移し、香港全体の売上は現地通貨、円貨換算とも前期を上回りました。


NANOX
洗濯用液体洗剤

シンガポール

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
+3%

オーラルケア分野では「システマ」シリーズ、ファブリックケア分野では粉末「トップ」、ビューティケア分野では「キレイキレイ」の泡ハンドソープとボディソープに新製品を導入したことが奏功し、全体の売上は現地通貨、円貨換算とも前期を上回りました。それぞれのカテゴリーでのリーディングブランドとしての地位の磐石化と効果的な店頭での販売促進の実施で、高収益カテゴリーの売上増加を目指します。


Top
洗濯用粉末洗剤

KireiKirei
泡ハンドソープ

フィリピン

売上高成長率: 2013年中に事業を開始したため、前年同期を算出しておりません。

フィリピンでは、2013年7月にオーラルケア、9月にビューティケア分野で事業を開始し、2014年は新ブランドの浸透のために積極的な宣伝、販売促進を実施しました。中間所得層の拡大とともにシャンプー、ハミガキの付加価値品が増加しており、今後は宣伝の集中投下と小売店への配荷拡大を行い売上拡大と収益力向上を目指します。


ph_philippines1

HANA
シャンプー

ph_philippines2

Systema
ハミガキ

マレーシア*1

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
0%*2

オーラルケアでは「システマ」ハブラシが好調に推移しました。ファブリックケア分野は、2014年も洗濯用洗剤でシェア No.1*3を維持しましたが、全体の売上は前年比横ばいでした。洗濯用洗剤がNo.1の地位を強化するとともに、ヘルスケア事業の品揃え拡大などを行い、事業基盤の強化と収益性改善を図ります。


Top
洗濯用粉末洗剤

Systema
ハブラシ

*1 持分法適用関連会社

*2 ライオンエコケミカルズを除く

*3 当社調べ

インドネシア*

売上高成長率:
(昨年同期比、現地通貨ベース)
+16%

2014年の前半は当社参入市場の成長鈍化の傾向が見られましたが、リビングケア分野では、拡大する台所用洗剤で「mama」が好調に推移、ビューティケア分野では「エメロン」改良品、オーラルケア分野ではハブラシが好調に推移し、全体の売上は現地通貨、円貨換算ともに前年を上回りました。増加する中間所得層のニーズに対応した高付加価値品を導入し、事業の成長維持と収益性向上を目指します。


mama
台所用洗剤

emeron
シャンプー

*持分法適用関連会社

海外拠点一覧:http://www.lion.co.jp/ja/company/group/global/