快適生活研究所の活動報告

中・高生に向けたお洗濯・身体の清潔に関する情報を家庭科の先生に紹介(第3回/全3回)

全国家庭科教育協会主催 春期研修会 開催

家庭科の教育に携わる先生方36名をお招きして開催した研修会。
第3回レポートでは、中・高生の時期に気にしがちなエチケットケアについての講義の様子を中心にご報告します。

ヘルスケアマイスター・山岸から、身体のニオイケア、ヘアケアの基本について、オーラルケアマイスター・平野から、お口のニオイケアについてご説明しました。

先生方が学校生活で中・高生と関わる中で、生徒の皆さんへ伝わり、お役に立てれば幸いです。

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INDEX

○ 講義【10代女子が気にするエチケットケア~身体のニオイケア、ヘアケアの基本~】

○ 講義【中・高生が気にするエチケット~お口のニオイケア~】

○ ティーブレイク

【講義】10代女子が気にするエチケットケア~身体のニオイケア、ヘアケアの基本~

身体のニオイケアの基本

ライオンが実施した調査によると、女性が汗のニオイを気にする「ニオイ不安ピーク」は、2回あることがわかりました。
「自分で『汗のニオイ対策をしないといけない』と思った時期」は、1回目は、高校1年生~3年生の間の「思春期」、2回目は、「社会人1年目」です。

思春期は身体や意識の変化が現れる時期ということもありますが、現代の10代~20代の女子の特徴としてWeb、メール、携帯電話などを使って多くの友人とやりとりし、接近した距離でプリクラを撮ったり、女子同士で腕を組むなど、友達と仲が良いことを強くアピールする傾向が見られます。

「友達がいる」ということが重要であるため、
【嫌われたくない、仲間はずれになりたくないから自分のニオイに敏感】
という傾向が強いのです。このような傾向は、女子に限ったことではなく、近年は若い男性にも認められます。

身体のニオイの原因は?

体臭の発生要因は、大きく分けて次の4つが挙げられます。

1. 垢(老廃角質)

2. 皮脂

3. 汗

4. 皮脂常在菌

ニオイが発生する最初のきっかけは「汗をかくこと」ですが、実は汗自体にはニオイはありません。
汗をかくことで皮膚常在菌が増殖し、その菌によって垢や皮脂、汗の成分が分解されるとニオイが発生するのです。

また、汗の種類や、体の部位によって、そのニオイ成分は違ってきます。

≫ 汗のニオイ発生のメカニズムや、汗の種類について、詳しくはこちら

そのため、「汗の種類」や「汗をかいた場所」によってニオイ対策を変える必要があるのです。
色々な種類のある制汗・デオドラント剤ですが、特徴を理解して上手に使いこなしましょう。

≫ 制汗・デオドラント剤の種類や、使いこなし方法について、詳しくはこちら(ヘルスケアマイスターが、詳しく解説!)

制汗・デオドラント剤の活用に加えて大切なのは、【日常生活でのケア】。「ボディの汗・ニオイ」と「足のニオイ」を防ぐ日常ケアについてそれぞれ見てみましょう。

「ボディの汗・ニオイを防ぐ日常ケア」

・ 身体を清潔に保つ

→汗や皮脂、汚れはお風呂やシャワーできちんと落とすのが基本です。

・ 制汗・デオドラント剤を上手に活用する

バランスの良い食事と適度な水分を取る

→和食は体臭予防食。無理なダイエットはかえって身体のニオイを強くしてしまうことがあるので禁物です。

・ 適度な運動や半身浴で汗腺を鍛える

・ 通気性の良い衣服、速乾性の機能性インナーを着用する

≫ 汗のニオイを防ぐ日常ケアについては、こちら(ヘルスケアマイスターが、詳しく解説!)

 

「足のニオイを防ぐ日常ケア」

・ 足を清潔に保つ

→ バスタオルで足の指の間も拭きましょう

・ 足用のデオドラント剤を上手に活用する

・ 足がムレないように吸放湿性の優れた靴下を履き、靴下はこまめに履きかえる

・ 通気性の良い靴を履く

・ 靴に吸湿・消臭効果のある中敷を入れて履く

・ 靴は続けて履かず、3足以上をローテーションして履く

どちらも大事なのは「気にしすぎないこと」!ニオイのない人はいません。きちんとケアしているのだから大丈夫、と、気にしないようにすることも大事です。

ヘアケアの基本

髪のダメージの原因としては

・ ドライヤーなどの熱

・ 紫外線などの光

・ パーマ

・ カラーリング

・ ブラッシングなどの摩擦力

が挙げられ、これらが毛髪のたんぱく質間の結合を切断します。
ダメージを防ぐには、シャンプー前後のケアが重要になってきます。

また、季節によってもヘアケアのポイントが違ってきます。

季節ごとのヘアケア・アドバイス

季節ごとのポイントをおさえて、上手にヘアケアしていきましょう!

Q.シャンプーは毎日したほうがいいのでしょうか?

→頭皮の状態によります。頭皮が乾燥しているようでしたら、シャンプーはさらに頭皮の油分を奪ってしまいますのであまり洗いすぎるのはよくありません。

Q.朝シャンは髪に悪い?

→ニオイや乾燥等、不都合がなければ朝でも夜でもどちらでも大丈夫です。

【講義】中・高生が気にするエチケット~お口のニオイケアについて~

口臭の種類と原因

現代の日本では、実に8割の人が口臭を気にしています(2011年ライオン調べ)。口臭は自分では気づきにくいものなので、余計に気になるものと思われます。

口臭は大きく4つに分けられます。

1.生理的口臭

起床直後など口の中の細菌が増殖するために起こります。
健康な人でも発生する口臭で、歯みがきや食事をすることにより減少します。

2.病的口臭

歯周病や進行したむし歯など、口の中の疾患が原因で起こるものと、糖尿病・肝臓病・腎臓病などの病気が原因で起こるものがあります。

3.外因的口臭

ニンニク、ネギなどの有臭食品、酒、タバコ等による口臭。

4.心因性の口臭

口臭検査でも口臭が認められず、本人だけが口臭があると思い込む口臭で、「自臭症」とも言われます。

普段のケアでセルフコントロールできるのは、1の「生理的口臭」です。

「生理的口臭」の原因は、口の中の食べかす、はがれた粘膜細胞などに含まれるタンパク質。これらをプラーク(歯垢)や舌苔、唾液中の細菌が分解し口臭をつくります。

≫ 生理的口臭のメカニズムについて、詳しくはこちら(オーラルケアマイスターが詳しく解説!)

口臭予防のポイント

口臭を予防するためには、むし歯や歯周病をきちんと治療しておくことはもちろん、日常的に口の中を清潔に保つことが必要です 。

・ 食べかすやプラークを歯ブラシやデンタルフロスで除去

・ 舌を清掃(舌ブラッシング)

・ すること 朝食をきちんと食べること

≫ 口臭予防のポイントについて、詳しくはこちら(オーラルケアマイスターが詳しく解説!)

生理的な口臭は誰にでもあるものです。神経質になり過ぎずに、正しくケアして口臭を予防しましょう。また、むし歯や歯周病が原因の口臭は原因の治療と予防が大切です。

ティーブレイク

一日がかりの研修会では、様々な話題も。
そのいくつかをご紹介します。

ティーブレイク1:お口の清潔度テスト

オーラルケアの講義では、お口の中の細菌数をチェックしました。

写真にあるスポイトで、口の中の唾液を吸い取り、青いディスクの上にたらして密閉し、それを上腕に貼り付け、体温でしばらく温めて、色の変化でテストをします。

ディスクの色が青いままならお口の中がきれいな方です。赤く変色してしまったら細菌がたくさんいますので、より一層の口腔ケアが必要です。

視覚的に口の中の状態を確認できるので、このテストをするとお口のケアに対する意識が高まると思います。

ティーブレイク2:新しい技術を使ったおもしろ実験

研究所の見学コースには、製品を使った実験ができるコーナーがあります。
「ルック まめピカ トイレのふきとりクリーナー」は、トイレットペーパーを使ってもボロボロにならずに、トイレの汚れを手軽にふきとれる洗剤です。その特長が表れた実験を、下の動画でご覧ください。
2つのトイレットペーパーにそれぞれゴルフボールをのせ、左側には水を、右側には「ルックまめピカ」を、スプレーで吹きかけます。すると・・・

 

動画はこちら

 

水をかけた左側のペーパーはすぐに破れゴルフボールが落ちてしまいましたが、右側のペーパーは破れていません。これはボロボロ防止成分の働きで、ペーパーが破れにくくなっているからです。
ライオンではこのように、商品の特長を分かりやすくお伝えする努力をしています。

 

 

 

一日を通した長い研修会にも関わらず、講義・実習中は活発に質問も出るなど、36名の先生方にはとても熱心に受講していただきました。

先生方を通して学校生活の中で、中・高生の皆さんにお洗濯、からだのニオイケア、お口のニオイケアの情報が役立つことを願っています。

3回にわたって掲載してきた研修会の様子も本日が最終回です。

これからもみなさまにお役に立てる場を通して情報提供をしていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします!

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