快適生活研究所の活動報告

全国家庭科教育協会春期研修会報告(お洗濯マイスター編)

中・高校生に知ってもらいたい! 自分の衣類のケア

[実習] 部屋干しのコツ

洗濯物の部屋干しは約9割が行っていて、梅雨や花粉の季節だけではなく日常的に行われています。特に親と離れて一人暮らしをするようになると、夜洗濯することが多くなる、防犯などの理由で部屋干しする機会が増えると考えられることから、部屋干し方法を取り上げ、ワークショップ形式で、衣類を部屋干しするときの干し方の実習を行いました。

中高生が普段、着用するような衣服を洗濯物として、角ハンガーや平干しネットなどを使ってグループごとに相談しながら干してもらいました。

チームワークよく、干しています

先生方から工夫した点を伺いました

そして、グループごとに干し方で工夫した点を皆さんにプレゼンしていただきました。
フード付きパーカーのフード部分と、シフォンのスカートの筒干しを一つのハンガーに洗濯ばさみで止めて空気の通り道をつくっていました。

他にもバスタオルを蛇腹状やU字状に干して工夫するなど、“洗濯物を干す”だけでも、それぞれいろいろなやり方があることを実感していただきました。

最後に、山縣マイスターから、部屋干しの工夫と注意点を、実演を交えてご紹介しました。

(1)「部屋干し」のイヤなニオイを防ぐお洗濯のコツ

(2)「部屋干し」のイヤなニオイを防ぐ洗濯物の干し方

(3)「アイテム別」乾きやすい干し方のポイント

 

そして、今年マイスターが新たに確認した効率的な干し方についてご紹介しました。その方法は、角ハンガーにアーチ型に干す新しい方法で、学会報告もしました。

研修終了後、「風を通すことの大切さと、様々な干し方があることを知りました」と部屋干しのコツを学んでいただけたことに加え、「ワークショップから、授業のヒントをいただきました」、「楽しく学べました。学校でもやってみます」との感想をいただきました。

[講義]お洗濯の基礎知識

洗濯物の汚れを落とすのに必要なのが洗剤。その主成分である、界面活性剤の4つの作用について説明しました。

先生方は写真や動画を撮りながら熱心に観察していました

[講義]中高生が洗濯のときに、知ってほしい洗濯の知識

お洗濯マイスターからの「注意ポイント」解説>

(1)絵表示を確認

絵表示をみると、洗濯方法がわかります。また、「水洗い可」マークがついていれば家庭で洗えます。

男子生徒が着用するこのような下着。最近のカラーパンツには「陰干し」の絵表示がついています。ご存知でしたか。

(2)洗濯物を仕分ける

汚れがひどいもの、例えばシミや泥汚れ、襟袖汚れなどは、洗濯機に入れる前に部分洗いをします。ひと手間かけるだけで、仕上がりが違います。

(3)つめこみ過ぎに注意

洗濯機に洗濯物をつめこみ過ぎると、汚れ落ちがよくなくなるだけではなく、風合いや見た目の質感を損ねることもあります。

(4)洗剤の選び方、使い方

洗剤は、衣類の素材や汚れによって使い分けます。また、洗濯液は温度の高い方が洗浄力も高く、特に冬場はお風呂の残り湯を使うのがよいです。

☆柔軟剤

最近は、香り付与を訴求したものが流行していますが、柔軟剤には、ふんわり柔らかに仕上げたり、静電気や花粉の付着を防ぐ、防臭・抗菌などの効果もあります。

☆漂白剤

漂白剤は汚れを分解したり、黄ばみやシミを脱色して落とす機能があり、除菌・除臭や、黄ばみ・黒ずみ防止にも効果があります。素材や布地色に注意して使います。

先生方からは、「普段洗濯をする機会の少ない中・高校生にとって、正しい洗濯の仕方を学ぶことはとても重要」、「界面活性剤の作用を実際に見て、これは生徒に教えたい」とのご感想を頂きました。

はじめてのお洗濯

プログラム

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