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メールマガジン「ライオン製品&生活情報《音メール》」第15号

2007年 5月発行

今回の音メールは、『地球の環境保全』についておとどけします。

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ライオンでは、読者の皆様の個人情報を取り扱うにあたり、個人の尊厳と情報の有用性を尊重し、法と社会秩序を遵守した上で、社内の諸規程に則った適切な管理を行ない、個人情報の保護に努めて参ります。

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●1.地球の環境保全について

地球環境といっても範囲が広すぎて、いったい何が問題化されており、誰が何に取組まねばならないのかピンときませんね。そこで、環境省が発行している「環境白書(平成18年度版)」を参考にすると地球全体の環境に関わる項目だけでも「地球温暖化防止・オゾン層保護」「大気環境の保全」「水環境、土壌環境、地盤環境の保全」「廃棄物・リサイクル対策などの物質循環に係る施策」「化学物質対策」「自然環境の保全と自然とのふれあいの推進」「各種施策の基盤、各主体の参加及び国際協力に係る施策」などが章立てて解説されています。

各章の一つひとつに詳しい内容が記されていますが、例えば「地球温暖化防止・オゾン層保護」では地球に温室効果をもたらすガスの一つに二酸化炭素(CO2)の排出について記されています。その中身をちょっと紹介します。

「大気中には、二酸化炭素、メタン等の温室効果ガスが含まれており、これらのガスの温室効果により、人間や動植物にとって住み良い大気温度が保たれてきました。ところが、近年の人間活動の拡大に伴って温室効果ガスが人為的に大量に大気中に排出されることで、温室効果が強まって地球が過度に温暖化するおそれが生じています。特に二酸化炭素は、化石燃料(石油や石炭)の燃焼などによって膨大な量が人為的に排出されています。地球温暖化への二酸化炭素の寄与度は、全世界における産業革命以降の累積で約60%を占めています」と、指摘しています。

次に、地球温暖化の進行に伴って生じた世界的な影響について触れられています。地球温暖化は、既に進行しており20世紀中に平均気温が約0.6度上昇、平均海面水位が10から20cm上昇、氷河が広範に後退し、積雪面積が1960年以降10%減少したと言われています。

このまま地球温暖化が進行し続けると、平均気温は1990年から2100年までに1.4から5.8度上昇、平均海面水位が同期間で9から88cm上昇し洪水や干ばつが増大、台風が強力化、感染症の拡大、水資源の需給バランスに変化をもたらすなど人間や動植物の将来にとって大変恐ろしい予測がされています。

ここ数年間の局所的な集中豪雨や今年のソメイヨシノの開花が平年よりもかなり早かったことも地球の温暖化が進んだ影響があるのではないかといわれています。

一方、企業においては、輸送用トラックの大型化、輸送単位の大口化、物流拠点の統合、他メーカーとの共同配送などにより、トラックの利用台数の削減や輸送距離の短縮を行い、輸送用トラックからの排気量の絶対量を減らしています。また、トラック輸送に比べ輸送単位あたりのCO2の排出量の少ない鉄道や船舶輸送に転換しています。さらに、事務所においては夏の冷房温度の設定を28℃に、冬の暖房温度の設定を20℃にして、エネルギー(電気や石油やガス)の節約を通じてCO2の排出量の削減に努めています。

私たち一人ひとりが行なえるCO2排出量の削減は、公共交通機関を積極的に利用する、家庭の冷房・暖房の温度設定の見直し、トラック輸送に比べ環境負荷の少ない鉄道貨物輸送を積極的に推進している企業であることを国土交通省が認定する「エコレールマーク」を取得している企業の商品を積極的に使用する、「環境に配慮した」商品を積極的に使用する等があります。

地球環境保全の問題は、温暖化対策だけではありません。他にも、水資源・土壌の保全、廃棄物・リサイクル対策、化学物質の対策、自然環境の保全と自然とのふれあいの推進などが挙げられています。

このような中、地球環境保全の対策が世界的に提唱され、ボランティア活動も含め、あらゆるかたちで地球環境保全への取り組みが現在行なわれています。もちろん経済大国である我が国としても真剣に取組まなければならない問題であることは言うまでも有りません。産・官・学をはじめ私たち一人ひとりに課せられた重要な課題であると言っても過言ではありません。

●2.ライオンの環境保全活動「ECOLION」について

それでは、ライオンはどのような環境保全活動を行なっているのでしょうか。持続可能な循環型社会を実現するため、「環境対応先進企業」をめざして、「温暖化ガス排出量削減」「資源の循環的・有効活用」「製品を通じた環境配慮」「化学物質の安全管理」「社内の環境意識醸成」の5つを柱とする「ECOLION」活動として、当社は2006年12月に、製品の環境への配慮を示す新しい基準『ライオン エコ基準』を策定いたしました。製品開発に明確な環境視点を導入することで、「エコ商品」の開発をより一層推進してまいります。

当社が取組んできた「ECOLION」活動の5つの柱についてもう少し具体的に説明します。

[1]「温暖化ガス排出削減」について

ライオンは、着実にCO2排出量を削減しています。2005年におけるCO2排出量は1990年比68%でした。また、100%子会社2社4事業所を含めたグループトータルのCO2排出量は、2005年には1990年比マイナス7%を実現することができました。

他に、ライオンでは物流関連企業(製品の輸送業者)と協力して物流効率の向上に取り組んでいます。輸送用トラックの排気ガスの絶対量を減らしてCO2を削減する目的で、具体的には、輸送用トラックの大型化、輸送単位の大口化、物流拠点の統合、他メーカーとの共同配送などにより、トラックの利用台数の削減や輸送距離の短縮を推進しています。またトラックに比べ輸送単位あたりのCO2排出量が少ない鉄道や船舶輸送に転換するモーダルシフト(トラックによる幹線貨物輸送を「地球に優しく、大量輸送が可能な海運または鉄道に転換」すること)の推進に努めています。

なお、ライオンは、トラック輸送に比べ環境負荷の少ない鉄道貨物輸送を積極的に推進している企業であることを国土交通省が認定する「エコレールマーク」を2005年9月20日に取得しました。

[2]「資源の循環的・有効活用」について

ライオンは廃棄物の分別・リサイクルの徹底などにより、廃棄物の総発生量削減を推進しています。2005年は1990年比で49%減という大幅な削減を達成しました。

また、資源の有効利用をめざして、容器包装材料使用量の削減にも努めています。2005年は前年よりもプラスチック、段ボール、板紙、金属の使用量を削減できました。

他に、水資源保護のため水使用量、排水量を継続的に管理し、環境負荷の低減に努めています。2005年は水使用量と排水量が減少しましたが、生産品種切り替えが多く洗浄回数が増え、CODは増加しました。今後も効率的な水の使用など水資源の保護に努めます。

※CODとは水の汚れを表す指標の一つで、水中の有機物を酸化して分解するために消費される酸素の量のことです。

[3]「製品を通じた環境配慮」について

ライオンでは、洗浄力と生分解性に優れた植物原料「MES(アルファスルホ脂肪酸エステル塩)」を世界で初めて工業化し、衣料用洗剤の洗浄成分を化石原料である石油原料から植物原料へと切り替えを進めることで、洗濯で家庭から排出されるCO2量を47%削減(1990年当社比)させることに成功しました。この取り組みにより、環境省算出の指標で換算するとCO2排出量を1990年比約10万トン削減することができました。

ではなぜ、植物原料は環境にやさしいのでしょうか。

ライオンの粉末洗剤(トップ・部屋干しトップ・ブルーダイヤ)は、パームヤシから取れるパームオイル(植物)を原料にしています(ヤシの木は伐採されません)。この洗剤を使ったあとは、水中で分解されて自然に還っています。しかしその時にCO2が発生しています。植物は光合成を行なうときにCO2を吸収します。ということはCO2を循環させているから大気中にあるCO2の量は変わらないことになります。

一方、化石原料である石油原料は循環型ではありませんので、大気中のCO2を増加させることになります。「MES」などの植物原料は、衣料用洗剤などの家庭品分野の他、化学品事業においても積極的な活用を図っています。

近年、パームオイルの生産地(東南アジア)では、生産拡大に伴う環境や社会への影響も伝えられています。これに対し、ライオンは「持続可能なパームオイルのための円卓会議」(RSPO)のメンバーとして、健全なパーム油産業の育成に関わっています。

ライオンでは工場や製品輸送などの事業活動で使用するエネルギーにより排出されるCO2の削減に加え、各家庭から排出されるCO2の削減まで考え、地球温暖化防止への取り組みを推進しています。

[4]「化学物質の安全管理」について

化学物質は、私たちの生活を豊かで快適にする上で不可欠なものです。しかし、適切な管理を怠ったり、事故が起きると人々の健康や自然生態系に大きな影響を与えるおそれがあります。ライオンでは、関連法規の遵守はもちろんのこと、製品のライフサイクルの全過程で「安全」と「環境」に配慮し、化学物質の管理徹底と削減に努めています。

[5]「社内の環境意識醸成」について

ライオンでは社員一人ひとりの環境保全活動に対する意識を向上させ、自発的な環境行動をうながすため、種々の環境教育を継続的に実施しています。また、社内報にも、環境をテーマとする特集や連載記事を掲載するなど、さらなる環境意識向上に努めています。2005年7月からは、環境省が進めている「チーム・マイナス6%」に参加し、全社一丸となって地球温暖化防止に積極的に取り組んでいます。

また、2006年度は社員から環境にやさしい新たな取り組みのアイディアを募集する「ECOLION提案キャンペーン」を展開し、水環境や森林整備などの環境分野での社会貢献活動において社員ボランティアを募集して活動するなど社内の環境意識高揚に努めています。

環境への社会貢献活動としては、2006年8月に山梨市と「ライオン山梨の森」活動の締結に署名しました。「ライオン山梨の森」は「ECOLION」活動の一環として開始した森林整備助成活動です。山梨県がおこなう「企業の森推進事業」の第1号になりました。

山梨市の市有林(約65ヘクタール)の整備と、森林整備の際に出る「間伐材」を木材チップ工場へ運搬するコストに対して支援をおこなっていきます。「間伐材」を使用した紙はCSR報告書などに活用しています。

他に、ライオンの主要製品は、水とともに使われ、水とともに排出されることから、早い時期から水環境問題に取り組み、業界の水質汚濁防止活動をリードしてきました。現在、「日本水大賞」「日本ストックホルム青少年水大賞」への支援を行なっています。

●3.ライオンが「地球環境大賞」受賞

当社は先にあげた、持続可能な循環型社会を実現するため、「環境対応先進企業」をめざして、「温暖化ガス排出量削減」「資源の循環的・有効活用」「商品を通じた環境配慮」「化学物質の安全管理」「社内の環境意識醸成」の5つを柱とする「ECO LION」活動に全社あげて取り組んで参りました。

今回、このようなライオンの環境への取り組みが評価され4月12日(木)に「第16回地球環境大賞」授賞式にて秋篠宮殿下ご臨席のもと藤重社長が表彰を受けました(場所:明治記念会館)。

「地球環境大賞」は1992 年、「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、財団法人 世界自然保護基金ジャパン(WWF ジャパン、名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て創設された環境に関する顕彰制度として日本でもっとも権威と格式のある制度です。フジサンケイグループが主催し、経済産業省、環境省、文部科学省、国土交通省が後援、社団法人 日本経済団体連合会が協力しています。

●4.最後に

ライオンではこれからも、製品の開発から原料調達、製造、流通、販売、お客様の使用・廃棄までのすべての過程で「地球温暖化防止」、「資源の循環的、有効的利用」、「人々の健康や自然生態系への影響軽減」に配慮し、地球環境への影響を可能な限り減少させるよう、自主的・積極的に行動して参ります。

これからも環境にやさしいライオンの製品を宜しくお願い申し上げます。

「ライオン製品&生活情報「音メール」第15号終り。