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メールマガジン「ライオン製品&生活情報《音メール》」第26号

2009年12月発行

今回の音メールは、寒い時期に大活躍した「冬物衣類のお手入れ方法」についてお届けします。

◆目次

  1. 繊維の種類
  2. 1)天然繊維
  3. 2)再生繊維
  4. 3)半合成繊維
  5. 4)合成繊維
  6. 衣類の取り扱い絵表示
  7. 洗剤類の種類と使い分け
  8. 上手なクリーニングの利用法
  9. 1)クリーニングの種類
  10. 2)クリーニングを利用するときのポイント
  11. アイテム別のお洗濯
  12. 1)セーター
  13. 2)ダウンジャケット
  14. 3)手袋
  15. 4)フェイクファー
  16. 弊社製品のご紹介

(目次終り)

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 今シーズンは後半寒さの厳しい冬となりましたが、そろそろ厳しい寒さも緩みはじめ、着ているコートが邪魔に思える気候にようやくなってきました。
今回の音メールでは、この冬大活躍した各衣類のお手入れについて取り上げたいと思います。次のシーズンも気持ちよく着られるように、しっかりお手入れをしてから保管することにしましょう。そのためには、繊維の種類や取り扱い表示を事前に確認しておく必要があります。

繊維の種類

 冬の衣類には、コートやダウンジャケット、セーターやマフラーなど、さまざまなものがありますが、多くの衣類は複数の素材の組み合わせによって作られています。これらの衣類はいったいどんな繊維からできているのでしょうか?使われている繊維の種類によって、使用する洗剤やお手入れの方法も変わってきますので、まずは、各衣類のお手入れ方法へ進む前に、どんな繊維の種類があるのか確認しておくことにしましょう。尚、衣類の素材を示す「組成表示」は多くの場合、衣類の内側の「取扱い絵表示」のタグと一緒に表示されています。

  1. 1)天然繊維
    1. ①綿(コットン)
       特徴:丈夫で濡れても強度がある。汗や水を吸いやすい。
       代表的な衣料:Tシャツ、タオル
       手入れに関係する性質:洗濯や漂白が容易。乾きにくく、しわになりやすい。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:高(180℃~210℃)
    2. ②麻
       特徴:強い。滑らかで冷感がある。弾力性がない。しわになりやすく、しわになると取れにくい。
       代表的な衣料:ラウス、スーツ、ジャケット
       手入れに関係する性質:強い摩擦により毛羽立つ。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:高(180℃~210℃)
    3. ③羊毛(ウール)
       特徴:表面にスケール(うろこ状のもの)があり、縮れている。吸湿性がよく、はっすい性がある。保温性が大きい。虫害にあいやすい。
       代表的な衣料:セーター、手袋
       手入れに関係する性質:乱暴に洗濯すると繊維が絡み合って縮む。アルカリに弱い。塩素や日光で黄変し、弱くなる。
       基本の洗剤:中性洗剤
       基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)
    4. ④カシミヤ
       特徴:カシミヤ山羊の毛のこと。ウールよりも細くてやわらかく、独特のぬめりがある。保温性もよい。
       代表的な衣料:セーター、マフラー
       手入れに関係する性質:ニット製品は型くずれしやすい。摩擦に弱く、破れや毛玉が発生しやすい。アルカリに弱い。塩素や日光で黄変し、弱くなる。
       基本の洗剤:中性洗剤
       基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)
    5. ⑤羽毛(ダウン、フェザー)
       特徴:水鳥の羽の総称。ダウンは羽軸がなく、わた毛状をしている。空気を多く含むため、非常に軽く、やわらかで保温性が良い。フェザーは羽軸がある羽で、一般的にはスモールフェザーが使われている。
       代表的な衣料:ジャケット
       手入れに関係する性質:日光に弱い。乱暴に扱うとフェザーは折れるなど、傷みやすい。
       基本の洗剤:中性洗剤
       基本のアイロンの温度:アイロンはかけない
    6. ⑥絹(シルク)
       特徴:細くしなやかな感触で、光沢に富む。吸湿性がよい。虫害に合いやすい。
       代表的な衣料:ブラウス、シャツ
       手入れに関係する性質:摩擦をすると光沢を失いやすい。塩素や日光で黄変し、弱くなる。
       基本の洗剤:中性洗剤
       基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)
  2. 2)再生繊維
    1. ①レーヨン、テンセル
       特徴:吸湿性がある。汗や水を吸いやすい。ドレープ性がある。※テンセルは、レーヨンよりも、ややしわや収縮が少ない。
       代表的な衣料:高級裏地、婦人用肌着、デニムパンツ、ダンガリーシャツ
       手入れに関係する性質:水に濡れると、強度が低くなる。乾きにくく、しわになり、縮む。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)
    2. ②キュプラ
       特徴:細くて光沢がある。吸湿性、吸水性がある。高級裏地として使われる。
       代表的な衣料:高級裏地、婦人用肌着
       手入れに関係する性質:レーヨンよりは強いが、水に濡れると強度が低くなる。乾きにくく、しわになり、縮む。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)
  3. 3)半合成繊維
    1. ①アセテート、トリアセテート
       特徴:絹のような光沢と風合いがある。
       代表的な衣料:高級シルキー繊維
       手入れに関係する性質:引っ張りや摩擦などに弱い。塩素やアルカリに弱い。除光液に含まれるアセトンで溶ける。
       基本の洗剤:中性洗剤
       基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)
  4. 4)合成繊維
    1. ①ナイロン
       特徴:引っ張り強度が大きい。軽く、伸縮性や弾力性がある。合成繊維の中では吸湿性、吸水性が比較的ある。
       代表的な衣料:スポーツバッグ、カーテン
       手入れに関係する性質:乾燥しやすく、収縮しにくい。熱に弱く、塩素や日光で黄変する。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)
    2. ②ポリエステル
       特徴:軽くて、基本的には強い。しわになりにくいが付くと取れにくい。吸湿性、吸水性が小さい。※改善されたポリエステルにはデリケートなものもある。
       代表的な衣料:ブラウス、スーツ
       手入れに関係する性質:乾きやすく、型くずれしにくい。熱に弱い。静電気で黒ずみやすい。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:中(140℃~160℃)
    3. ③アクリル
       特徴:軽くて、かさ高く、保温性が良い。
       代表的な衣料:ジャージ、靴下
       手入れに関係する性質:毛糸にしたものは毛玉ができやすく、静電気で汚れやすい。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)
    4. ④ポリウレタン
       特徴:軽く、ゴムのような伸縮性、弾力性がある。
       代表的な衣料:ストッキング、水着
       手入れに関係する性質:熱に弱い。塩素や日光の影響を受けて強度が低下し、やや黄変する。経時劣化する。
       基本の洗剤:弱アルカリ性洗剤
       基本のアイロンの温度:低(80℃~120℃)

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●衣類の取り扱い絵表示

 上記のように衣料にはさまざまな繊維が使われており、お手入れの方法もさまざまです。そこで、各衣料のお手入れ方法を知る方法として、取り扱い絵表示があります。衣料の内側などについている「取り扱い絵表示」は、洗い方や干し方、洗剤の指定など、お手入れ方法を知る情報源です。お洗濯前に必ず確認しておきたい部分ですが、ここでは取り扱い絵表示にはどんな種類があったか改めて見ておくことにしましょう。

【取り扱い絵表示の一覧】

・洗濯機の形をした洗濯機マーク
洗濯機で水洗いできるという意味です。洗濯機マークの中の「30」などの数字は、洗濯時の上限の水温を表し、「ネット使用」の文字は洗濯ネットに入れて洗うことを示します。

・洗面器の形をした手洗いマーク
やさしい洗い方を用いて、水洗いできるという意味です。洗濯機の手洗いコースなどでも洗えます。手洗いマークの中の「30」などの数字は洗濯時の上限の水温を表します。「中性」の文字は、衣料用中性洗剤を使用することを指定しています。

・洗濯機マークや手洗いマークの上に大きなバッテンマークがある場合
家庭での水洗いはできないという意味です。但し、衣料の素材や洗い方など条件によっては、水洗いできるものもあります。

・丸い枠の中に「ドライ」と書かれたクリーニングのマーク
ドライクリーニングができるという意味です。但し、ドライクリーニングでなければならないという意味ではありません。「石油系」とあれば溶剤に石油系を指定しています。表示がなければ、パークロルエチレンか石油系の溶剤を使用します。

・衣類を絞っているマーク
絞り方を示すマークです。「ヨワク」は短時間で脱水、または手でやさしく絞ることを表します。

・ゆれたシャツのマーク
干し方を表すマークで、「平」は平らな台などの上に広げて干す方法です。斜線は直射日光には当てずに日陰で干すことを意味しています。

・アイロンの形のマーク
アイロンのかけ方を表すマークです。「中」はアイロンの温度が140~160℃が適切であることを表します。アイロンのマークの下の「~(波線)」はあて布をしてかけることを意味しています。「低」は120℃を限度とし、低い温度(80℃~120℃まで)でかけます。「高」は210℃を限度とし、高い温度(180℃~210℃まで)でかけます。

・三角形のフラスコの形をしたマーク
塩素系漂白剤の使用の可否を表します。大きなバッテンマークが付いていたら、塩素系漂白剤による漂白はできません。

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●洗剤類の種類と使い分け

 衣料に使われている繊維の種類やお手入れの方法が確認できたら、次にお手入れで使う洗剤類の種類を確認しておきましょう。基本的に洗剤は、衣料の素材や色合いによって使い分けますが、大切な衣料か普段着か、全体の汚れか部分的な汚れかなど、ライフスタイルに合わせて使い分けるとよいでしょう。
 尚、洗剤の容器には、洗濯物の量や使用する水の量に対する使用量が表示されているので、必ず確認して下さい。洗剤を多くしても洗浄力はあまりかわらないうえ、すすぎの水の量が多くなるなど、かえって不経済になってしまいます。逆に、洗剤の量が少ないと汚れが落ちなかったり、一度落ちた汚れが再び衣料につくことがあるので、使用量を守ることが大切です。

【洗剤類の一覧】

・一般衣料用粉末洗剤(トップ、消臭ブルーダイヤ)、一般衣料用液体洗剤(トップクリアリキッド、香りつづくトップ)
綿・麻・合成繊維の普段着や肌着、シーツなどの汚れ向きです。酵素や漂白剤入り・柔軟剤入りもあります。弱アルカリ性の製品が多いです。

・おしゃれ着用洗剤(アクロン)
ウールや絹製品、ラメやスパンコールなどの装飾品がある衣料、綿・麻・合成繊維のお気に入りの服やおしゃれ着など、大切な衣料の色やスタイルを守って洗う洗剤です。液性は中性になります。

・部分洗い剤(トッププレケア)
ガンコな部分汚れを楽な作業で落とすための洗剤や漂白剤です。前処理の際に使います。

・衣料用漂白剤(手間なしブライト、カラーブライト)
化学反応によって汚れを分解します。大きく分けて塩素系と酸素系に分類されますが、衣料には色柄物にも使える酸素系がお勧めです。

・柔軟剤(ふんわりソフラン)
衣料をふんわりと、やわらかく仕上げるためのものです。柔軟成分の働きで、静電気も予防してくれます。

・衣料ケア剤(スタイルガード)、エレガード
しわや花粉、静電気などから衣料を守ってくれる、スプレータイプのケア剤です。

・のり剤
シャツなどをぱりっとした風合いにするための仕上げ剤です。洗濯時の最後に使いますが、アイロンをかける際に使うスプレー式のものもあります。

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●上手なクリーニングの利用法

家でのお洗濯と併せて、クリーニングも上手に活用して、衣類をきれいに保ちましょう。クリーニング店で行うお洗濯の方法や、クリーニング店に依頼する時に心掛けておきたい事柄を次にご紹介します。

1)クリーニングの種類

①ドライクリーニング
水の代わりに石油系溶剤やパークロロエチレンなどの有機溶剤を使って、衣料の汚れを落とす方法です。型くずれや縮み、色落ちが防げ、あぶら汚れをよく落としますが、汗などの水溶性の汚れは落ちにくい特徴があります。スーツ、コート、ドレスなど、水洗い不可表示の衣料や水に濡らすと型くずれや色落ちを起こす衣料に向いています。デリケートな衣料にはドライマークに、洗い方が穏やかな石油系溶剤が指示されています。

②ウエットクリーニング
水と洗剤を使ってやさしく洗う方法です。ドライクリーニングの後、落とせなかった汗のような水溶性汚れを落としたり、水洗いが適している衣料に行われます。

③特殊クリーニング
毛皮製品や皮革製品、着物などに用いられるクリーニングです。特殊な方法で行うため、それぞれの専門店で、適した方法で行います。

2)クリーニングを利用するときのポイント

依頼する前に衣料の状態を確認しましょう。ポケットの中身は出し、シミがあればその場所を確認します。ボタンやほつれの有無を確認し、繕っておきます。
お店ではしっかり情報伝達しましょう。事前に汚れやシミがある場所、ほころび箇所を伝えておきます。洗濯方法や素材、装飾の有無、注意表示など、衣料の特長を伝えます。スーツなど上下セットの衣料は、色変化を防ぐために上下一緒に依頼します。
クリーニング後は衣料の点検を。紛失を防ぐために、早目に受け取りに行きます。受け取ったらすぐに汚れ落ちや、衣料の傷み、寸法変化などを点検します。持ち帰った後はビニールカバーをはずして、陰干しし、水分や溶剤を充分飛ばします。通気性が悪いので、ビニールカバーをしたままでの保管は避けます。クリーニング店にほころびやボタンの取れを修理するサービスがある場合は、店に依頼するのもよいでしょう。

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●アイテム別のお洗濯

 ここからは身の回りのお洗濯アイテムについて、上手な洗い方とお手入れの方法をご紹介していきます。

1)セーター

洗う前に取り扱い絵表示を見て、家庭で洗えるか確認します。洗濯機マークや手洗いマークが付いていれば、家庭で洗えます。水洗い不可・ドライマークの場合は、素材・色落ちチェックなど、必要事項を確認してから洗います。衣料についているタグや、取り扱い絵表示の裏などに記された注意書きも確認しておきましょう。ウールやカシミヤなど、毛の繊維は、アルカリ性に弱いたんぱく質でできています。色あせを防ぎ、型くずれを防ぐためにも中性のおしゃれ着用洗剤がおすすめです。
目立つ汚れがある場合は前処理しておきます。衿や袖口の汚れやファンデーションなどの汚れは、おしゃれ着用洗剤の原液をつけて、つかみ洗いするか、洗濯ブラシの背などでたたきます。擦ったりもんだりするのは、毛羽立ちや縮みの原因になるので厳禁です。食べ物のシミには、液体酸素系漂白剤やしみ用の部分洗い剤をつけておきます。
洗濯機マークの表示が「弱」の場合、弱水流か、手洗いコースで洗います。型くずれしやすいカシミヤ素材や、毛羽が抜けやすいモヘヤ素材、装飾品がついているなど、デリケートなセーターは洗濯ネットに入れて洗いましょう。
汚れた部分が外側になるようにして、洗濯ネットの大きさに合わせて二つ折り程度にたたんで入れます。ビーズやスパンコール、コサージュなど、お洗濯中に取れる可能性のある装飾がついているときは、裏返してから洗濯ネットへ入れましょう。
手洗いマークの場合、洗濯機の手洗いコースか手でやさしく洗います。手で洗う場合、洗濯桶や洗面ボウルの大きさに合わせて、汚れが表になるように、4つ折りにたたみます。型くずれしやすいカシミヤ素材や毛羽が抜けやすいモヘヤ素材などは、手洗いでも洗濯から脱水まで洗濯ネットに入れて行うと、扱いやすくなります。
30℃以下の水を入れ、洗剤を溶かして、その中に沈め、両方の手のひらで、全体を40回程度、やさしく「押し洗い」します。すすぎの前に中間脱水します。セーターを洗濯桶の中で手前からくるくる丸めて軽く押し絞り、洗剤分を取っておきます。きれいな水に取り替えて、洗うときと同じようにセーターを40回程度やさしく押して洗剤分を取ります。これを2度行います。
すすぎの最後には柔軟仕上げをしましょう。柔軟剤には、衣料を柔らかくしたり、静電気を防ぐほか、洗濯じわを減らしたり、香りが長続きして汗のニオイや食べ物のニオイがつくのを抑える効果のあるものがあります。目的に応じて使い分けましょう。
脱水は型くずれや傷みの原因になるので、短めに行います。脱水後はすぐに取り出し、4つ折りにたたんで軽くたたいてしわをのばし、全体の形を整えます。日光による色あせや変色を防ぐために日陰で、平干しします。
平干しできない場合、袖を垂らさないように、身ごろと一緒に竿にかけて干しましょう。直射日光を避けるためにタオルで覆い、タオルの端を洗濯ばさみでとめます。
収納は、重ねずに縦に立てて収納するとスペースに無駄がなく、しわもつきにくくなります。毛の素材は虫がつきやすいので、必ず防虫剤を入れます。揮発した防虫剤の成分は下に沈む性質があるので、衣料の上に置きましょう。

2)ダウンジャケット

洗う前に表示をチェックして家庭で洗えるか確認します。水洗い不可・ドライマークの場合、家庭では洗えませんので、クリーニング店へ依頼しましょう。衣料についているタグや、取り扱い絵表示の裏などに記された注意書きも確認しておきましょう。ダウン素材はアルカリ性に弱いので、中性のおしゃれ着用洗剤を使います。
目立つ汚れがある場合は前処理をします。衿や袖口、ポケット口の汚れなど気になる部分汚れは、おしゃれ着用洗剤の原液をスポンジにつけて、軽くたたきましょう。食べ物のシミの部分には、しみ用部分洗い剤または液体酸素系漂白剤をつけておきます。
大きくてかさばる上、水面に浮き上がってきやすいので、洗い桶のかわりに洗濯槽または大きな洗面ボウルにダウンジャケットが浸かるくらいの量の水を張り、中性洗剤を溶かして洗剤液を作ります。ファスナーやボタン、フックなどは、あらかじめとめておきましょう。
ダウンジャケットを浸して、全体を40回程度押し洗いします。浮いてくるので、両手でしっかり押しながら行います。もみ洗いすると、中の羽毛を傷めてしまうので避けましょう。中間脱水をした後、押し洗いの要領で、水を取り替えて2回すすぎます。
ふっくら仕上げるために、柔軟剤を使いましょう。2回目のすすぎのとき、水がきれいになったところで新しく水を取り替えて、使用量の目安に従って柔軟仕上げを行ないます。
最終脱水をしますが、ダウンジャケットは、表の布地が水を通しにくいため、脱水中に洗濯機が大きくゆれ、途中で止まってしまうことがあります。その場合は脱水機による脱水は止め、洗面ボウルの中などで手前から丸めて全体を押し絞ります。
手で押し絞った場合は、さらにバスタオルに挟んでできるだけ水分を取り除きます。洗濯じわや型くずれを防ぐため、脱水後はすぐに取り出します。羽毛が片寄らないように、ジャケットの肩や裾部分を持って軽く振りさばき、形を整えます。
乾きにくいので、風通しのよい所でハンガーにかけて陰干しします。表面が乾いてきたら、両手で衣料をはさみ、軽くたたいて中の羽毛を手でほぐします。
完全に乾ききるまで、何度か繰り返しほぐすようにしましょう。湿気が残っていると、保管中に嫌なニオイやカビの原因になります。乾燥は、手のひらで衣料をギュッとはさんで、水分が手につかなくなるのが目安ですが、念のためにもう1日干すと、完全に乾燥できます。
収納は、乾燥剤や防虫剤を入れて、湿気の少ない場所に収納します。しっかり乾燥させてから収納しましょう。
クリーニングに出した場合は、ビニール袋をはずしてハンガーにかけ、2~3日の間は吊るして、溶剤や湿気を取り除きます。特に、厚みがある衣料は溶剤や湿気が残りやすいので、充分に乾燥させます。

3)手袋

洗濯機マークや手洗いマークの場合、家庭で洗えます。毛やアクリルなどのニットやフリースの手袋は、家庭でお洗濯してみましょう。大切な手袋を洗う場合は、「中性」の表示がなくても、縮みや色あせ、型くずれを防ぐ、おしゃれ着用洗剤がおすすめです。
目立つ汚れがある場合は前処理をします。汚れがちな指先部分は、おしゃれ着用洗剤の原液をつけてキャップの角などでたたきます。もみ洗いやこすり洗いをすると、縮んだり型くずれすることがあるので、避けましょう。
シミがある場合は、液体酸素系漂白剤かシミ用の部分洗い剤をつけておきます。色落ちしそうな濃い色の場合は、単独で洗います。
洗濯機で洗う場合は、型くずれを防ぐために洗濯ネットに入れます。その際、手袋の大きさに合った小さめのネットを使うようにしましょう。洗濯液は30℃以下を使用し、洗濯機の弱水流や手洗いコース、ドライコースで洗います。
手洗いの場合は、全体を押し洗いし、指先などはつかみ洗いをします。汚れが落ちにくい場合は、洗濯ブラシの背などでたたいて汚れを落とします。
ふんわりした風合いに仕上げるために、柔軟剤を使いましょう。全自動洗濯機の場合は、事前に柔軟剤自動投入ケースへ適量の柔軟剤をセットしておきます。
型くずれを防ぐために、脱水時間は短めにします。また、ビーズやスパンコールなどの装飾がついているデリケートな手袋を脱水する場合は脱水機を使わずに、タオルにはさんでタオルドライします。
脱水後はすぐに取り出し、両手に挟んで全体をたたき、指を1本ずつ軽く引っ張って、指先の形や装飾品を整えます。
風通しのよい日陰に干しますが、のびやすい素材の場合は平干しにし、のびにくい素材の場合は、小物干しに干します。小物干しを使う場合は、乾きやすいように指先をつまんで干すようにしましょう。
収納は、ばらばらにならないように、両手を重ねて、たたんで保管します。ウール素材の手袋は防虫剤を忘れずに入れましょう。

4)フェイクファー

アクリルなどの合成繊維を使って、毛皮のような風合いを再現したものがフェイクファーですが、熱に弱く、毛羽がこすれて傷みやすいので、丁寧に取り扱うことが大切です。洗う前に取り扱い絵表示を見て、家庭で洗えるかどうか確認します。色あせや型くずれ、毛羽の傷みを防ぐために、おしゃれ着用洗剤を使いましょう。
ジャケットの袖口や衿の汚れ、ポケット口、マフラーの衿などが汚れやすい部分です。汚れを確認しておしゃれ着用洗剤の原液をつけて前処理をしておきます。
洗濯機マークが「弱」の場合、弱水流や手洗いコースで洗います。手洗いマークの場合、洗濯機の手洗いコースなどで洗います。毛並みの乱れを防ぐために、洗濯ネットを使いましょう。
ジャケットの場合は身ごろを裏返して、袖は裏返さず身ごろの中に折りたたんでから横に2つ折りにし、洗濯ネットに入れます。洗濯ネットは大型のものを用意します。色落ちしそうな濃色の衣料は、単独で洗います。また、毛羽抜けの原因になるので、もみ洗いはやめましょう。
柔軟剤は毛羽をふんわりさせる効果のほか、布のすべりをよくし、ジャケットなどがスルッと着やすくなりますので、柔軟剤を使いましょう。また、合成繊維の静電気を防ぐ効果もあります。
長時間の脱水は、洗濯じわや毛並みの乱れの原因になりますので、短時間で行いましょう。脱水後はすぐに取り出し、ジャケットは表に返します。
濡れて束になった毛先は、乾いたタオルで毛並みを起こすようにほぐし、振りさばいて毛羽を立たせます。
干すときは、日陰に干しましょう。回転式衣類乾燥機は毛羽が乱れたり、縮み、毛羽抜けが起こる恐れがあります。また、ヘアドライヤーで乾かしたり、アイロンがけも熱に弱いので避けましょう。
ジャケットは型くずれを防ぐために厚みのあるハンガーにかけて、形を整えます。細いハンガーの場合はタオルを巻きつけて厚みを持たせましょう。衿は立てずに着用時のような形で干します。マフラーの場合は小物干しに吊るします。乾燥後は、ブラッシングします。洋服ブラシなどで表面の毛並みを丁寧に整えれば、毛羽がふっくらと仕上がります。
収納は、ハンガーにかけて吊るして収納します。クリーニング店のビニール袋をかけておくとカビの原因になるので、避けましょう。汚れよけには通気性のよい布地をかけましょう。

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●弊社製品のご紹介

〔おしゃれ着洗い用洗剤〕

製品名 アクロン

フローラルブーケの香り、デオドラントグリーンの香り 各500ミリリットル 340円、つめかえ用450ミリリットル 270円

洗うたびにおろしたての感覚に仕上がる衣類用中性洗剤です。当社独自のスタイル保持成分ASPが、カットソーやブラウスなどのラインやシルエットをきれいに保ち、静電気による空気中のチリやホコリなどの付着を抑えます。
蛍光剤無配合で、衣類の鮮やかな色や、ジーンズなどの独特な色合いも守ります。国際綿花評議会から、綿衣料の色あせを防止する効果に優れた洗剤として、「コットンUSAマーク」の認定を受けています。華やかでふんわり柔らかな心地よさを感じるフローラルブーケの香り(ボトルの色はピンク)と、ローズマリーの香料成分を配合し、洗い上がりのスッキリ感を実感できる気持ちのよい仕上がりのデオドラントグリーンの香り(緑)があります。
使用量の目安は、洗濯機の場合、水または30度以下のぬるま湯60リットルにキャップ2杯(80ミリリットル)、45リットルにキャップ1杯と2分の1(60ミリリットル)です。手洗いの場合(セーター1枚を目安)、水または30度以下のぬるま湯5リットルにキャップ約3分の1(13ミリリットル)です。ドラム式洗濯機の場合、衣類1キログラムに対してキャップ半分です。

〔衣類用漂白剤〕

製品名 直効ブライト

500ミリリットル 380円、つめかえ用400ミリリットル 250円

便利な2ウェイキャップで、部分的なシミ汚れも全体的な黄ばみもしっかり漂白できる液体酸素系の衣類用漂白剤です。3つの強力漂白成分(シミ除去成分、黒ずみ除去成分、油除去成分)を配合し、汚れに密着しやすいトロミのあるジェルタイプです。
ジュース、紅茶、スパゲティなどの食べ物のシミ汚れ、エリ汚れなどの頑固な黒ずみ、口紅や機械油などのしつこい油汚れなどを布から引きはがして落とします。色柄保護成分が、水道水中の塩素などをとらえ、衣類の色柄も守ります。キャップ片側を押し上げて開くと、部分的なシミ・汚れに直接塗ることができ、えりなどの細長い部分でも無駄なく塗れます。
キャップを回して開くと、計量キャップとして使え、全体漂白する際に便利です。シミ・汚れ部分に直接液をつけた後は、放置せず、すぐ洗濯用洗剤と一緒に洗います。黄ばみや黒ずみなどの全体的な漂白には、洗剤液30リットルに対してキャップ2/3杯(20ミリリットル)を加えて洗濯機で洗います。除菌や除臭、汚れがひどいときには洗剤液1リットルに対してキャップ1/3杯(10ミリリットル)を加えて、30分くらい(2時間以内)つけおきます。ボトルの色は青です。

〔前処理剤〕

製品名 トッププレケア

エリそで用 本体250ミリリットル 320円、つめかえ用230ミリリットル 260円、ドロ用 本体220ミリリットル 320円、つめかえ用200ミリリットル 260円、シミ用 160ミリリットル 320円

通常の洗濯だけでは落としにくい黒ずみ・ドロ・シミなどの汚れに直接塗布して使う、前処理専用の洗剤・漂白剤です。3品とも2段になったキャップがついており、普段は細かいキザみの入った上の段を回してお使い下さい。
つめかえ用パウチからつめかえる際にのみ、下の段を開けます。

「エリそで用」は皮脂やタンパク質、ホコリなどが混ざり合ったエリやそで口の黒ずみを分解して落とし、嫌なニオイも消臭します。
塗布部にしみ出た液を直接エリやそでに塗りつけてお使い下さい。汚れのひどいときは、軽く揉むといっそう効果的です。首をかしげた赤いボトルです。

「ドロ用」は、衣類についたドロや靴下の黒ずみを強力に引きはがし、消臭成分(ローズマリーエキス)」の配合で、ニオイもすっきり落とします。塗布部にはブラシがついており、洗剤液を塗りながらブラシで軽くこすり、汚れをかき出すようにお使い下さい。洗剤を塗布する前に水で濡らしておくと汚れが溶けやすくなりますが、こびりついたドロは、乾いているうちにあらかじめ落としておきます。水で洗える運動靴などにも使えます。首をかしげた青いボトルです。

「シミ用」は色柄物や水洗いできる毛・絹など幅広い衣類に使え、食べこぼしなどのしみ汚れに直接つけて、すぐに洗剤で洗います。漂白成分配合なので、ニオイもすっきり落とします。汚れがひどいときは、揉み洗いをせず、洗剤を溶かしたぬるま湯(約40度)に30分から2時間つけおきすると効果的です。漂白中に衣類に日光があたると繊維が黄ばむことがあるので、直射日光の下での漂白は避けてください。水色のボトルです。

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「ライオン製品&生活情報「音メール」第26号終り。