衣料のお手入れでトラブルが発生したとき

シミ抜きのためにジーパンに液体酸素系漂白剤をかけて洗濯したら、脱色した。

下記は2016年11月までの従来表示のトラブル事例です。
なお、衣類の新しい「取扱い表示」については、生活情報メディア「Lidea」をご覧ください。

事例

衣料: ジーパン
素材: 綿 95%
ポリウレタン 5%
取り扱い絵表示: 洗濯機40度マーク 塩素系漂白剤禁止マーク アイロン高温マーク 石油系ドライマーク

原因

ジーパンに使われている生地を変色加工する際に使用した金属成分のマンガンが繊維上に残ったために、液体酸素系漂白剤の主成分である過酸化水素と反応し、脱色した。

回復方法

脱色したものは回復できない。

防止策

・含金属染料で染色した衣料や今回の例のように金属成分が残った衣料には酸素系漂白剤であっても使用しない。
・現在の取り扱い絵表示には右図の表示はあるが、「酸素系漂白剤可否」の表示は無いため、酸素系漂白剤を使用する前に目立たない場所に原液をつけて調べる。泡だったり、変色や脱色する場合は使用しない。

ジーパンの色調の多様化にともなって、黄味を帯びた茶色系統や、緑色系統に発色したデニム製品を見かけるようになりました。これらは、タンニン酸を含有する水溶液とマンガンイオンを含有する水溶液に、デニム製品を連続して浸漬処理をして加工したものです。水洗いの処理が不十分な場合、過マンガン酸カリが繊維上に残存します。
このような繊維上に金属成分が存在すると、酸素系漂白剤の触媒として作用し、漂白剤を必要以上に活性化させ、その結果、脱色や変色を起こします。

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