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−発表資料−
2004年2月25日
虫歯に関する新事実
夜、お口のケアをしないと就寝中に虫歯菌(ミュータンス菌)数が
約30倍に増加
〜ライオン株式会社オーラルケア研究所が確認〜
ライオン株式会社(社長・高橋 達直)オーラルケア研究所では、夕食の後、就寝前までに歯磨剤やデンタルリンス等を使ったお口のケアをしないと、翌朝の起床時に虫歯の原因であるミュータンス菌が夕食後の
約30倍にも増加し、就寝中に虫歯になりやすい状態になることを確認いたしました。これまで、就寝中に口腔内の細菌数が増えることは調べられていましたが、虫歯の原因菌であるミュータンス菌については確認されていませんでした。
1.研究の背景
医療費の増大が課題視される中、歯科関係者の間では、疾患に対して「治療」から「予防」に注力する「予防歯科」の考えが定着しつつあります。例えば虫歯については、個人の「虫歯になりやすさ(虫歯リスク)」を調べてから具体的な予防方法を検討する歯科医院が増えています。「虫歯になりやすさ」の要素としては「間食が多い」「歯質が弱い」「唾液分泌量が少ない」「虫歯原因菌の数が多い」など様々な因子があげられます。
お口の中の細菌数は、1日の中で就寝中に最も増加することは確認されています(参考資料)。しかし、虫歯の原因菌である「ミュータンス菌」がどの程度増加するかは調べられていませんでした。そこで、ライオン(株)オーラルケア研究所では「ミュータンス菌」の数について1日の変化を研究してきました。 |
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研究結果「就寝中にミュ−タンス菌は、夕食後の約30倍に増加」 |
一般男性(26歳〜51歳)12名について、昼食後、歯を磨きその後は歯のケア行動を中止し、「夕食後」「就寝前」「起床後」に唾液を採取し、その唾液を培養することで口腔内のミュータンス菌の数を調べました。その結果、夕食の後、就寝前までに歯のケアをしないと、翌朝起床時の口腔内のミュータンス菌数は、前日の夕食後と比較して、多い人で
48倍少ない人で10倍増加し、平均すると約30倍に増加することが明らかになりました。(下図) |
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3.研究結果に対する考察
就寝中にミュータンス菌数が増加する要因の一つとして、唾液の分泌量の変化があげられます。唾液は口腔内の細菌や食物の残りかすを洗い流す「自浄作用」の役割を担っています。しかし、就寝中は唾液の分泌量が減少することが研究で知られており、唾液による自浄作用が低下することにより「ミュータンス菌」が増殖することが考えられます。
従って、特に夕食後就寝前までに、歯磨剤やデンタルリンス、デンタルフロスを使用し、細菌のかたまりであるプラークを取り除き、口腔内を清潔にしておくことが「虫歯リスク」低減に大きく影響することが、今回の研究結果で明らかになりました。 |
<参考資料>
〜口腔内総細菌数は1日で変動があります〜
口腔内の細菌数の推移は、唾液の分泌等の影響で食後に減少し、その後増殖するカーブを描くことが知られています。 |
| 【イメージ図】 |
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