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細い髪を「ふんわり」させて、なめらかに仕上げる新ヘアケア技術の開発
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細い髪に弾力性を与えて、「ふんわり」させるハリ・コシ付与成分PVP/VAの発見
細い髪は一本一本のハリ・コシが弱く、頭皮からの髪の立ち上がりが弱いため、髪全体にボリューム感がなくなり、髪型がペシャンとして見えます。
そこで、細い髪の表面に付着して皮膜を形成し、髪に弾力性を付与する成分の検討を行いました。高分子数十種についてハリ・コシ付与効果を調べた結果、ビニルピロリドン系高分子、特に、PVP/VAにその効果が高いことを見出しました。
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洗髪中に仕上り感触付与成分(ハリ・コシ付与成分・高重合シリコーン)を髪に高吸着させる技術(tac-HEA)の開発
髪が細い女性は、洗髪するだけで「ハリ・コシのあるふんわりした仕上がりの髪にしたい」と考えています。しかし、洗髪時は洗浄成分や水の影響で、髪に仕上り感触を付与する成分を吸着させることが容易ではありません。そこで、ハリ・コシ付与成分や高重合シリコーンなど仕上り感触付与成分を髪へ効率的に吸着させる技術開発に取り組みました。これが可能となれば、洗髪するだけで、ハリ・コシ付与成分や高重合シリコーンの効果で、細い髪を「ふんわり」仕上げ、コンディショニング効果も付与できると考えました。
技術開発を進めるに当たり、洗髪中、洗浄成分であるアニオン界面活性剤とカチオン性ポリマーとが結合してできる複合物(SPコンプレックス)の包み込み作用に着目しました。SPコンプレックスは、これまではすすぎ時に髪になめらかさを付与するものとして知られていましたが、その中に仕上り感触付与成分を包み込み、髪へ高吸着させることを考えました(図−1)。
この解決に当たっては、SPコンプレックスをより多く形成し、かつ、毛髪表面に効率よく吸着すると考えられる構造を持つ50種以上のカチオン性ポリマーを合成し、それらの効果を検討しました。その結果、ヒドロキシエチル基を持つカチオン性ポリマー(tac-HEA)がSPコンプレックスを形成しやすく、かつ、毛髪への吸着性に優れることを見出しました。このtac-HEAを用いることで、水溶性で洗髪時に髪に吸着しにくいハリ・コシ付与成分PVP/VAがSPコンプレックスに包み込まれること※5、および、髪になめらかさやスムーズな指通りを付与する高重合シリコーンの髪への吸着量が従来の約4倍に増加することを確認しました※6。
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SPコンプレックスを採取し、ゲルろ過クロマトグラフィーにより構成成分を分析 |
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毛髪に吸着した高重合シリコーンを抽出し、NMR(核磁気共鳴)で分析 |
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