2011年10月28日
−発表資料−
新経営ビジョン「Vision2020」および
中期経営計画「V-1計画」策定のお知らせ
ライオン株式会社(社長・藤重 貞慶)は、2011年10月30日に創業120周年を迎えるにあたり、2011年からの2020年に向けての新経営ビジョン「Vision2020」およびビジョン実現に向けた中期経営計画「V-1計画」を策定しましたので、お知らせいたします。
Ⅰ.経営ビジョン「Vision2020」について
1.新ビジョン策定の背景
当社は創業以来、「愛の精神の実践」を社是として、人々のお役に立つ企業を目指して事業の発展や社会的責任を担うことにつとめてまいりました。今後の社会においては、重要視すべき以下のような社会的パラダイム(支配的な物事の捉え方、価値観)の変化が生じつつあると認識しています。
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健康・快適な生き方への願い 少子高齢化社会を迎え、人々の価値観は、物質的な繁栄や利便から精神的な充実へ、くらしや健康に対する考え方も、単なる疾病治療や長寿命化から、心身の快適・充実といった質的な充足へ変化していくと考えられます。 |
(2) |
サステナビリティの実現 世界的な人口爆発を前に、社会成長の持続可能性(サステナビリティ)も今以上に重要視され、循環型社会、低炭素社会、自然との共生社会の実現に向けた企業の役割は一層重くなるものと考えます。 |
(3) |
ゼロサム社会からプラスサム社会への転換 限られたパイを奪い合うゼロサム(合計がゼロになる)の競争型社会から、全体価値の創出・拡大を志向するプラスサム(合計がプラスになる)の協創型社会へと転じていくものと思われます。社会的な課題の解消や新しい価値の創出を通じて、自らの価値を向上させるような企業努力が求められています。 |
2.Vision2020
これらの社会的変化への認識を踏まえ、2020年の目指す姿と、そこに至る基本戦略を「Vision2020」としてまとめました。
- 【Vision2020の全体概念図】
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目指す姿 【3つのビジョン】
【2020年の企業像】 「めぐり来るすべての一日の人の清潔、人の健康、人の快適、そして人の環境を守り続け、価値ある未来をつくる、くらしとこころの価値創造企業」 |
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ビジョン実現に向けた戦略フレーム「4つの戦略」
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戦略推進に必要となる「3つのイノベーション」
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ビジョン到達の時間的、量的イメージ ビジョン実現に向けた推進プロセスとして、3つのステージに分けた中期3ヵ年経営計画での推進を想定しています。又、2020年ビジョン実現時の業績面の目標として、連結売上高5,000億円、連結営業利益500億円内外の姿を描いています。
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Ⅱ.中期経営計画「V-1計画」について
「Vision2020」の実現に向けた初動の実行3ヵ年計画として、2011年〜2014年を期間とする中期経営計画「V-1計画(Vision2020 Part-1)」を策定しました。
1. |
V-1計画のテーマ 「将来ビジョンの実現に向けた挑戦の始動」をテーマとし、「4つの戦略」の具体的施策を始動・加速するとともに、確実な収益性の向上を目指してまいります。 |
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基本戦略
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3. |
業績目標
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当社は、新しい経営ビジョンの下、「価値ある未来をつくる、くらしとこころの価値創造企業」として、事業を通じて社会に貢献してまいります。
以 上
新経営ビジョン説明資料(PDF:1.12MB)
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報道関係の方 ライオン株式会社 広報センター TEL:03-3621-6661