2017年の活動ハイライト

2017年ハイライト③ 事業所での生物多様性保全活動

ライオンの生物多様性保全の考え方

すべての生きものは、さまざまな関係で複雑につながり合い、バランスを取りながら生態系という仕組みを形づくって生きています。私たち人類もこのシステムを構成する仲間として、生物多様性の恩恵を受けながら、日々の生活や事業活動を営んでいます。
ライオンは、工場建設をはじめとする土地利用や、天然油脂などの原料の調達、事業所からの化学物質の排出・排水、事業活動およびお客様による商品使用によって排出される温室効果ガス、お客様による商品使用後の容器の廃棄に至るまで、サプライチェーンの各段階で、直接または間接的に生物多様性へ影響を与えています。
このため、自然の恵みをいただきながら、毎日のくらしに役立つさまざまな商品を作り続けるライオンは、生物多様性による恩恵を次の世代でも持続的に受けられるよう守っていくことが重要な課題と考え、サプライチェーンの各段階で生物多様性に配慮した取り組みを行っています。

各サプライチェーン段階での取り組み

当社はこれまで、自然の恵みを持続的に享受するため、環境への負荷を減らすなど、生物多様性に与える影響をゼロに近づける取り組みに力を入れてきました。
自然には地域ごとに個性があり、それぞれ地域の特性に応じた生物多様性の保全活動と持続可能な利用が重要と考えています。近年では、工場やオフィスが立地する地域の生物多様性を積極的に守るとともに、再生・復元する活動にも重きを置いています。

各事業所での生物多様性保全活動 ~従業員の意識向上を目指して~

生物多様性保全活動に、事業を通じて取り組むうえで、まずは従業員一人ひとりが意識を高めることが大切と考えています。そのため、環境目標「Eco Vision 2020」にて、「2020年までにオフィスを含む全事業所で生物多様性保全活動を実施すること」を目標として定め、従業員一人ひとりが生物多様性保全活動に参画することを目指しています。各事業所において、それぞれの地域の課題に対応したテーマを設定し、地域と連携した持続的な活動を推進しています。

環境目標「Eco Vision 2020」(2013年策定)

事業所での生物多様性保全活動の基本原則

事業所での生物多様性保全活動を進めるにあたっては、環境省「生物多様性民間参画ガイドライン」をもとに、次の4つの原則を重要と考えています。

今回のハイライトでは、各事業所で取り組んでいる生物多様性保全活動を紹介します。活動の選定においては次のような視点を考慮しています。

  • 排水や取水などを通して工場とつながる流域の河川や湖沼、その下流の海浜などで生物がくらしやすい環境を整える
  • 姿を消しつつある生物の生息環境を整えたり、飼育・繁殖をさせた後に生息場所に戻す
  • 周辺地域から失われた自然を事業所の敷地に復元し、生物がくらすためのビオトープとして維持管理する
  • 山林の手入れを進めるとともに生物を定期的に調べ、生物多様性について皆に伝える場として活用する
  • 地域住民、社外団体、自治体などのステークホルダーと協働で取り組む

各事業所での取り組み

事業所 活動
兵庫県(明石市) 明石工場 エノキビオトープ整備活動
(在来種オオムラサキなどの保護)
大阪府(堺市)  大阪工場 アカウミガメ保護活動
大阪府(大阪市)  大阪オフィス のだふじ保護活動への協力
三重県(四日市市)
ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)四日市工場
吉崎海岸の保全活動
(外来生物駆除、海岸清掃)
香川県(坂出市)
ライオンケミカル(株) オレオケミカル事業所
トンボビオトープの整備活動
(絶滅危惧Ⅱ類マイコアカネの繁殖)
福島県(矢吹町)
ライオンパッケージング(株)福島工場
里山の整備活動「やすらぎの里山 福のしま」
茨城県(神栖市)
ライオンケミカル(株)ファインケミカル事業所
鹿島灘沿岸の松林の再生活動
愛知県(名古屋市)  名古屋オフィス 名古屋城外堀のヒメボタル保護活動への協力
千葉県(市原市)  千葉工場 里山ビオトープ整備活動「レオトープ」
神奈川県(小田原市)  小田原工場 酒匂川水系のメダカの繁殖、ホタルの育成

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