サステナブルな社員より~社員によるサステナビリティへの取り組みの活動ブログ~
2018年07月05日
東京デンタルクリニックで歯ブラシリサイクルを始めました
みなさん、はじめまして。
公益財団法人ライオン歯科衛生研究所 東京デンタルクリニック 歯科衛生士の「かめちゃん」です。
当院では、2018年1月より、ライオン株式会社とテラサイクルジャパン合同会社が取り組んでいる「ハブラシ回収プログラム」に誰にでもオープンな形で参加しています。
本プログラムは使用済みの歯ブラシを集め、リサイクルに出すことで“リサイクルポイント”を貯め、リサイクル品と交換できたり、そのポイントを現金に還元し、NPO法人やチャリティー団体に寄付することが可能な、歯科医院でもできるリサイクル活動です。
「ハブラシ回収プログラム」について、
回収可能な歯ブラシなどが分かりやすいよう、
当院オリジナルのポスターを作成し、
待合室に掲示しています
毎月、患者さん向けに発信している情報紙(お口の時間)
にも掲載し、取り組みの周知を行いました
患者さんに歯科保健指導を行う際、当院では普段使用している歯ブラシを持参して頂き、みがき方の指導はもちろん、その歯ブラシが患者さんの口腔内状況に適したものかどうか、また1か月に1本を目安に歯ブラシの適切な交換時期についても指導をしています。
しかし「まだ毛先が開いていないのでもったいない」と1か月以上経っていても、歯ブラシの交換に消極的な患者さんがいらっしゃいます。
このような方には、見た目ではあまり変化がないようでも、段々と歯垢の除去力が低下すること等をお話しし、適切な時期での歯ブラシの交換を促します。
すると、歯ブラシの交換に消極的だった患者さんも、適切な時期での交換の必要性を理解でき、「捨てるのではなく、リサイクル活動に貢献できるのであれば、とても嬉しい」と、今では、進んで「ハブラシ回収プログラム」に参加してくださり、取り組み開始から半年が経過した6月現在、252本、約3kgの回収の協力を得ることが出来ました。
第1回目回収分 歯ブラシ
適切な時期での歯ブラシ交換は、良きオーラルケア習慣の定着へと導くきっかけ作りにもなり、結果として口腔内状況も良好な状態を維持できています。
これからも当院では、通常の診療業務のみならず、待合室に歯ブラシ回収ボックスを設置して、本プログラムのような環境負荷の軽減に積極的に取り組みます。
歯ブラシ回収ボックスは、全ての患者さんが見える
待合室に設置し、いつでも入れられるようにしています