サステナブルな社員より
2014年07月11日
ライオンケミカル・オレオケミカル事業所で自然観察会を開催しました
みなさん、こんにちは。
ライオンケミカル・オレオケミカル事業所のマロ吉です。
2014年6月20日、ライオンケミカル・オレオケミカル事業所内にある社員手作りのトンボ池に於いて、
近隣の瀬居幼稚園の方々(園児7名職員3名)をお招きして、自然観察会を開催しました。
昨年、瀬居幼稚園の園内研究会に招待された時、坂出市教育委員会、瀬居幼稚園から3歳~5歳時に
自然とふれあうことは、大人に成長する過程で重要であり、今後も継続支援のお願いをされました。
園児たちもトンボ池の観察とトンボ採りを大変楽しみにしていたそうです。
園児の情操教育などに繋がる地域貢献活動の一環として昨年に続いて開催しました。
開会式の様子
トンボ池に行く前に、庭園にある鯉の池で園児の皆さんに鯉の餌を与えていただきました。
最初、鯉の方が人の多さに少し警戒していた様子でしたが、1匹が餌を食べ始めると他の鯉たちも一気に
食べ始めました。勢い良く食べる様子を園児たちは楽しそうに観察していました。
鯉の池で餌をあげている様子
鯉の池からトンボ池に移動する間に、クモの網がかかっているところがありました。
園児たちが興味を持っていたので、これは何ですか?と尋ねると「クモの巣」という答えが返ってきました。
そこで、ツバメの巣の写真を見せながら正解の「クモの網」について説明しました。
「巣とは卵を産み、卵がかえり雛となるところです。したがって、これはクモの巣ではなく『クモの網』です。」と。(かく言う私も幼いころから「クモの巣」と呼んでいたのですが・・・)
「クモの網」について説明している様子
トンボ池にてトンボの一生を図で説明した後、水槽のヤゴ・メダカ、虫かごの中の今日羽化したばかりの
チョウトンボを観察しました。
昨年観察した20種のトンボと今年観察した10種のトンボを写真で説明してから
トンボ池のメダカや水性植物を観察しました。そして、いよいよ待ちに待ったトンボ採りです!
トンボ池には多くのトンボが飛び交っていました。
園児たちはトンボに負けじと猛スピードで走り回りましたが、トンボの方が1枚上で悪戦苦闘していました。
それでも「捕まえた!」と歓声を上げながらアオモンイトトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマを捕獲しました。
トンボをじっくり観察した後は、青空に放しました。
園児たちにとっては大変楽しい20分間であったと思います。
トンボ池観察
捕獲したトンボ観察
オレオケミカル事業所からは、「秋には赤トンボの種が見られますのでまた来てください。
もしかしたら香川県絶滅危惧種?類マイコアカネが見られるかもしれません。」と園児たちに伝えました。
瀬居幼稚園の平野園長様からは「園児たちも大変喜び、楽しいひとときが過ごせました。
また見学させて欲しいです。」とのお礼のご挨拶をいただき、自然観察会は大盛況の内に閉会となりました。
閉会式での平野園長様
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モノサシトンボ
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チョウトンボ
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ギンヤンマ産卵
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ギンヤンマ羽化
トンボについて説明する様子
今回で瀬居幼稚園園児の方々を招待しての自然観察会は3回目となります。
園児の皆さんが夢中でトンボを追いかけている姿を見て、私も幼い頃を思い出しました。
近年、自然とふれあう機会が少なくなっていますが、人は自然の中で生きていくことが大切であることを
強く感じました。
園児の皆さんとは回数を重ねるごとに親しくなり、私達も今度会う日が楽しみになっています。
今後もトンボ池での自然観察会を地域の皆さんとふれあう機会として、さらに広げていきたいと思っています。