サステナブルな社員より~社員によるサステナビリティへの取り組みの活動ブログ~
2018年12月18日
石巻で「手洗い啓発活動」による復興支援を行いました
みなさん、こんにちは。
経理部の「おうむ」です。
ライオンでは、人々の清潔衛生習慣への理解や定着を促す(習慣のリ・デザイン)活動、東日本大震災復興支援活動「東北に元気を love.石巻」を行っており、これらの社会貢献への社員参画を推進しています。
2018年11月28、29日、石巻市の石巻保育所、渡波保育所にて、子供たちへの清潔衛生習慣の浸透,普及を目的にした手洗い啓発イベント(紙芝居とアラウータン体操)を開催しました。
今回はこの活動のため、仙台オフィスの営業部と総務部, CSV推進部,人事部,総務部,経理部のメンバーで石巻市へ伺いました。
今回の活動は人事の昇格研修の一環でもあります。
入社から数年が経過し、後輩へ業務を教える立場にもなった私ですが、干支2周ほど年齢が下の子供たちに手洗いの大切さや方法を適切に伝えることが出来るのか不安でした。
また、手洗いを楽しく覚える「アラウータン体操」も初めての経験なので、1週間前から抜かりなく事前練習をしました。
設営から、ライオンの社員で行ないました。
園内ホールでは、しゃがんで、ハイタッチしながら子どもたちをお出迎えしました。
笑顔の子、不安な表情の子、まさに十人十色。
みんな、しゃがんだ自分よりも更に背が低く、両手を足しても私の片手に満たないくらいです。
エネルギッシュな子供たちに驚かされながら、元気をもらい、笑顔で楽しくお出迎えしました。
内心は少し緊張もありましたが、いよいよスタートです。
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石巻保育所の子どもたち
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石巻保育所の先生のご挨拶
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渡波保育所の子どもたち
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渡波保育所の先生のご挨拶
まずはじめは紙芝居です。
子供たちは熱心にお話に聴き入っています。
(ちゃんとわかってくれているかな!?)
次はいよいよアラウータン体操です。
アラウータンとライオンちゃんの入場で、会場は予想以上の歓声に包まれました。
子供たちはライオンちゃんの動きをよく観察し、真似をしてくれます。
ライオンちゃんが手を振れば振り返してくれます。
会場が一体となって、とても盛り上がり無事体操が終了しました。
紙芝居で伝えた手洗いの大切さ、体操で伝えたその方法、アラウータンとライオンちゃんのイメージ
これら3つが、子供たちの中で記憶として結びついてくれれば良いなと思います。
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みんな紙芝居が大好きです
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アラウータン体操の様子
2日目に訪れた渡波保育所は新しい施設でした
渡波地区は津波の被害が大きかったと聞いていましたが、2度めの移転とのことです。
そういえば市内の建物などにもかなり新しいものがあり、従来からあるものと混在している景色に、震災と津波の爪痕を見ました。
また、午後からは公益社団法人みらいサポート石巻様の「防災まちあるき」というプログラムに参加し、
コンピュータによる拡張現実や語り部の方のお話、ワークショップなどから、災害をより身近に体験しました。
震災当時、私はまだ学生で、テレビで映画を観ているような感覚しか持てない遠方の”他人”でした。
しかし、今回のプログラムを経て大きく防災意識が向上しました。
特に、写真撮影の際に近くで感じた子供たちの輝くような笑顔とエネルギーがこの被災地の未来を創るのだと思うと、その未来のためにライオン社員や一個人として何が出来るのか、自身を見つめなおして考える機会となり、とても勉強になりました。
最後になりますが、今回お世話になった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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他のメンバーは石巻日々新聞の平井常務様から震災当時のお話を伺いました
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私が参加したワークショップの様子