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クリアホルダーのリサイクル実証実験に協力しています

2021年05月14日 環境コミュニケーション

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みなさん、こんにちは。
サステナビリティ推進部の「エヌ」です。

コロナ禍で高まった「巣ごもり」需要の影響などによって、包装材料由来の廃棄物が増えてきています。
こうしたこともあり、企業にもプラスチック廃棄物への対応が求められています。
ライオンでは自社製品に関する3R+Renewable対応を推進しています。
しかし、社会の一員として自社製品への取組みだけでなく、事業の中で使われ廃棄されるプラスチックにも対応が必要です。

そこで、ライオンでは2021年1月より、アスクル株式会社が進めている「使用済みプラスチックのリサイクルバリューチェーン」実証実験に協力をしています。
具体的には、回収の仕組みが整備されていないが、単一素材でできているオフィス用品である「クリアホルダー」を回収し、プラスチック材料として再生を目指します。

ライオンでは、これまでも各部所で不要となったクリアホルダーは、『ライオンともに(株)』の皆さんが回収・選別を行った上で、社内での再利用を心掛けてきました。

回収・選別された文具は、食堂前に設置されたこの棚に入れられ、自由に再利用できるシステムです

回収・選別された文具は、食堂前に設置された
この棚に入れられ、自由に再利用できるシステムです

この仕組みを活用して、再利用するには難しい状態のクリアホルダーはまとめて回収拠点へ送付し、再生にチャレンジすることにしました。
1月には4箱(約60kg)を、4月には7箱(約105kg)のクリアホルダーをリサイクル回収拠点へ搬出しました。

発送作業の様子

発送作業の様子

回収されたクリアホルダーは、一定量まとまったところで処理を行い、ポリプロピレン樹脂として再生される予定です。
この実証実験では、回収物の状態や回収・再生に関わる費用を明らかにすることや、再生材料を使って何に戻すことが良いかを検討します。
ライオンとしても回収に協力するだけでなく、再生材料の使途についても協力してきたいと考えています。

今回の実証実験で、多くのクリアホルダーをリサイクル拠点に搬出できてとても嬉しかったです。
今後も、リサイクル出来るものがますます増えていくと良いなと思いました。

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