サステナブルな社員より
2014年12月15日
持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)の年次総会に参加しました
みなさん、こんにちは。
CSR推進部 環境保全推進室の「はる」です。
2014年11月17日~20日、マレーシアのクアラルンプールで開催された
「RSPO第12回円卓会議 年次総会」に参加してきました。
RSPOとは、Roundtable on Sustainable Palm Oilの略で、
日本語名は「持続可能なパーム油のための円卓会議」という非営利組織です。
年次総会のステージ
パーム油とはパームヤシから採れる油です。
パームヤシは炭酸ガス(二酸化炭素)を吸収して育つため、石油と比べて大気中の炭酸ガスを増やさない、
つまり地球温暖化の防止に役立ちます。
でも、パームヤシ農園を造るために森林を破壊したり、油にするまでの過程で子供を働かせたりしては
いけません。環境や人権を守って、持続可能な方法でパーム油の生産と利用を続けるための議論が、
この会議で行われています。
RSPOは世界中のパーム油産業をめぐる7つのセクターの関係者(パーム油生産業、搾油・貿易業、
消費者製品製造業、小売業、銀行・投資会社、環境NGO、社会・開発系NGO)の協力のもとで
運営されています。(WWFホームページより)
ライオンは洗剤の原料にパーム油を使用しており、2006年からRSPOのメンバーとなって、
多くの立場の人たちとの議論に参加をしています。
今年は、RSPOが問題の無いことを認めたパーム油の量をもっと増やすと共に、どこの農園で採れた油かを
さかのぼって確認できるようにしようということも議論されました。
人工衛星の写真で農園の様子を細かく調べる技術も紹介され、とても驚きました。
夜のペトロナスツインタワー
クアラルンプールの平均気温は、一年中東京の8月と同じくらいです。
夏に逆戻りし、夜の街をぶらぶらしながら見たペトロナスツインタワー(高さ452mの超高層ビル)は
とてもキレイでした。
東京に戻り、今は厚着をしています。
RSPOにはこれからも続けて参加していきます。