2019年03月12日
水環境保全に関する国内最大の学会への活動支援
日本水環境学会「ライオン賞」の受賞者決定
ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、水環境保全に関する国内最大の学会である日本水環境学会において、「年会学生ポスター発表賞(通称:ライオン賞)」を授与しています。第11回となる「ライオン賞」は、2019年3月8日(金)に第53回日本水環境学会年会(2019年3月7日~9日 於:山梨大学(山梨県))にて発表・表彰され、最優秀賞は東京農工大学の大野 哲さんに決定いたしました。
1.日本水環境学会「ライオン賞」について
当社は、「洗うこと」を通じて、常に水との深い関わりのなかで事業を展開し、1960年代には生分解性の高い洗浄成分を配合した洗剤、1970年代には業界に先駆けた無リン洗剤、近年では節電や時短にも繋がる節水型製品など、各時代の最先端技術で水環境に配慮した製品を開発してきました。さらに、水資源保護活動の一環として、水環境保全に関わる国内最大の学会である日本水環境学会において2009年に「ライオン賞」を創設し、優秀な研究活動を表彰することにより、若手研究者への支援を行っています。
この度、第53回日本水環境学会年会において、第11回となる「ライオン賞」の各賞が決定しましたのでお知らせいたします。
2.第53回 日本水環境学会 年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」受賞者・受賞テーマ
【最優秀賞】
氏名 学校 |
大野 哲 東京農工大学 |
テーマ | 排水中の微量元素が部分硝化法におけるN2O生成に及ぼす影響 |
【優秀賞】
(氏名は五十音順)
氏名 学校 |
五十棲 直子 東北大学 |
テーマ | 嫌気性中空糸型MBRを用いた実下水処理の水質評価と物質収支 |
氏名 学校 |
井上 光希 中央大学 |
テーマ | 使用済みRO膜への銅ナノ粒子コーティングによるアップサイクル技術の開発 |
氏名 学校 |
上村 拓海 鳥取大学 |
テーマ | 窒素濃度変化が土着藻類での有機物の蓄積・分解に与える影響 |
氏名 学校 |
蔵下 はづき 都城工業高等専門学校 |
テーマ | 連作障害発生レンコン栽培実圃場への有用微生物優占化土壌改良 資材施肥による微生物群集構造変化の調査 |
氏名 学校 |
近藤 泰仁 京都大学 |
テーマ | 琵琶湖・大阪湾における魚貝類中のマイクロプラスチックの存在量とその肛門径の関係 |
氏名 学校 |
澤畠 将貴 東北大学 |
テーマ | バイオガスプラントにおける発電排熱を活用した熱処理有機性 汚泥のアンモニア吸着剤としての有用性の評価 |
氏名 学校 |
鈴木 大輔 東京工業高等専門学校 |
テーマ | クロロフェノール類の藻類生長阻害に対するフミン酸の影響とその濃度依存性 |
氏名 学校 |
高嶋 ひかる 宇部工業高等専門学校 |
テーマ | 広島湾における海藻の集団構造と人工岩礁性藻場の遺伝的多様性の変化 |
氏名 学校 |
高橋 晃平 筑波大学 |
テーマ | 凝集体内での細菌局在の制御による効果的な窒素除去制御 |
氏名 学校 |
中村 航 横浜国立大学 |
テーマ | 静止海色衛星による硫黄の光学特性に基づいた青潮推定手法の提案 |
氏名 学校 |
新田 しおり 東洋大学 |
テーマ | 一槽型アナモックスプロセスにおける無機炭素濃度の影響 |
氏名 学校 |
藤井 健 名古屋工業大学 |
テーマ | 流れ制御が微生物による下水からの電流生産に与える影響評価 |
氏名 学校 |
牧野 樹生 京都大学 |
テーマ | UVとTiO2を用いたセラミック平膜のファウリングの抑制 |
氏名 学校 |
宮崎 淳平 静岡県立大学 |
テーマ | バングラデシュにおけるコメ中ヒ素および重金属汚染の順応的 低減策の提案 |
氏名 学校 |
山口 陽香 都城工業高等専門学校 |
テーマ | プラスチック製造過程における複合廃水を対象としたUASB反応槽による連続処理実験 |
氏名 学校 |
好川 拓実 大阪大学 |
テーマ | 固定化担体法を用いた1,4-ジオキサン含有浸出水の生物学的処理に関する基礎的検討 |
氏名 学校 |
渡邊 春佳 山梨大学 |
テーマ | 水素酸化脱窒リアクター構成微生物によるPHA生成に関する基礎検討 |
※テーマ名称は「日本水環境学会」講演プログラムより
当社は、今後も環境保全及びその活動支援に努め、サステナブルな社会への貢献を目指してまいります。
<参考資料>
◎「日本水環境学会」および年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」について
【公益社団法人 日本水環境学会】
水環境に関連する分野の学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献を目的とした公益法人。学術・技術の情報発信ツールとしての学術雑誌の発刊、会員相互の闊達な意見交換の場としての日本水環境学会年会と日本水環境学会シンポジウムの開催、次世代を担う人材育成や水環境文化活動の普及を目指した各種表彰活動、国際交流・国際協力を目的とした英文学術雑誌の発行、国際会議の開催や表彰活動、最新の情報を普及するためのセミナーの開催など、幅広く活動している。
【年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」・概要】
表彰対象:年会においてポスター発表を行う大学、高等専門学校、短期大学在学の学生会員
目 的:研究意欲の増進を目指し、学会年会での優秀なポスター発表に対して表彰を行う
選考方法:学会参加者による投票にて決定
お問い合わせ窓口 | ||
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