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石巻の復興公営住宅で「毎日のお口のケアについて」講習会を行いました

2018年07月21日 東日本大震災 被災地域への支援

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みなさん、はじめまして。
快適生活研究所・オーラルケアマイスターの太田です。

ライオンでは東日本大震災復興支援として「東北に元気を love石巻」プロジェクトを行っています。
「コミュニティ形成」をお手伝いする活動として、石巻市の復興公営住宅で「暮らしのセミナー」を定期的に行っており、第11回目となる今回はオーラルケアがテーマでした。

「生き生きとした暮らしはお口から ~もう一度見直そう!毎日のお口のケア~ 」というタイトルで行いました。
お口のケアを通じて健康な生活を送っていただけるよう、むし歯や歯周病の予防から入れ歯のケアまで、実習も交えてセミナーを行いました。

  • CSV推進部からご挨拶のあと、いよいよ講習会の始まりです

    CSV推進部からご挨拶のあと、
    いよいよ講習会の始まりです

  • 熱心に耳を傾ける聴講者の皆さん

    熱心に耳を傾ける聴講者の皆さん

みなさんに興味を持っていただけるか不安もありましたが、最後まで相槌など打ちながら聞いていただけました。
途中、「歯に汚れをつけた口の模型」を用いてブラッシングのし方やデンタルフロスを使って隙間の汚れを落とす実習を挟みました。
こちらもとても興味を持っていただき、あまりにも集中しすぎて次に話が進められなくなるほどでした。
普通に歯をみがくだけでは、汚れをきちんと落とすことが難しいとわかっていただけたようでした。

 

楽しそうな実習風景

楽しそうな実習風景

今春全国拡売になった「デントヘルスどこでも入れ歯洗浄シート」について、水を使えない災害時にも使えると説明しましたが、大災害を実体験された方にこんなお話をして受け入れられるのか、と不安もありました。
しかし、会場を後にするご婦人に「これが7年前にあればよかったわ。あの時はウェットティッシュで拭いたのよ」と言われ、逆に勇気づけられてしまいました。

講習会後は、ライオンの社内で定期的に行っている石巻マルシェに出店されている食品会社にお邪魔して、津波での避難や災害後に自己破産も考えた末に会社を再興されたことなど、生々しいお話をお聞きしました。
災害の恐ろしさと、人の力の強さ、両方を考えさせられた石巻でした。

 

わかめ用ドレッシングを作っている山形屋さん

わかめ用ドレッシングを作っている山形屋さん

街の姿は復興しつつあるとはいえ、あちこちで大規模工事もしており、まだ途上。
被災者の方たちの生活も似たような状況と想像します。
これからも少しでもみなさまの健康生活のお役に立てることが出来ましたら幸いです。

 

石ノ森萬画館前の旧北上川は堤防かさ上げ工事中

石ノ森萬画館前の旧北上川は堤防かさ上げ工事中

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