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2年目突入!もっと佐賀県に夫婦円満都市推進プロジェクトを!~佐賀県職員に向けた研修を開催しました~
共働き夫婦の家事シェアを救え! Kaji×Kaji ハッピーシェア! in 佐賀県

Vol.82年目突入!もっと佐賀県に夫婦円満都市推進プロジェクトを!~佐賀県職員に向けた研修を開催しました~

プロジェクト加速へ!職員の皆さんにも伝えたい思い

ライオンと自治体が手を組み、そこで暮らす夫婦を円満に導いていく「夫婦円満都市推進プロジェクト」ナビゲーターの兼業主夫放送作家、杉山錠士です。

佐賀県よりお声をかけていただき、我々も参画することとなった「マイナス1歳からのイクカジ推進事業」昨年8月にスタートしてから、各地でセミナーやワークショップが行われてきましたが、2年目を迎えて、さらにプロジェクトを深化させるべく、我々は再び佐賀へ行って参りました!

目的は、実際に様々な形で佐賀県を動かしている県庁の職員の皆さんへ我々の思いや具体的な取り組みを伝えるためです。今回は、職員向けの研修として夫婦円満都市推進プロジェクトについてお伝えする時間をいただきました。

いつもとはちょっと違った雰囲気

やってきたのは佐賀市内にある、佐賀県立美術館のホール。今まで全国各地で家事ギャップ解消セミナーをやってきましたが、こういった場で、しかも夫婦向けではないというシチュエーションはあまり経験がありません。なんだかいつもより緊張しますね…。

まず、ライオンのコンシューマーナレッジセンター、生活者研究担当部長の原憲子さんが説明されたのは、これまで我々が各自治体と取り組んできた内容や、今回、佐賀県とともに進めているこのプロジェクトの社会的意義について。

2016年に宮崎県日南市でスタートしたこのプロジェクトが一貫してこだわってきたのが、自治体とコラボして進めること。その地域で暮らす夫婦の円満を応援することで女性の社会進出や少子化など様々な社会課題に取り組むことが目的だからこそ、夫婦一組一組に届けるだけでなく、地域を動かしている自治体の皆さんと思いを共にすることが重要なのです。

原さんの思いがこもった言葉を聞きながら、時に頷き、真剣にメモをとる職員の皆さん。きっとその意義は深く心に届いたことでしょう。

職員の皆さんにも家事ギャップ解消セミナーを!

原さんの話につづいて、私、杉山にバトンタッチし、佐賀県の夫婦が体験してきた家事ギャップ解消セミナーの一部を、職員の皆さんに実際に体験していただきました!

まずは、おなじみ「皿洗いセンター試験」

皿洗いの基本的な方法についてペーパーテスト方式で学ぶこの試験の一部をやっていただきました。当たり前ですが、普段はなかなか考える機会がないことでしょうから、真剣というよりは戸惑いに近い表情で試験に臨む姿が印象的でした。

答え合わせが始まると、会場からは時折「えー、そうなの」とか「なるほど、知らなかった」などの声が聞こえてきました。なかなか好感触のようです。

そして、続いては一般社団法人日本ほめる達人協会のほめるメソッドを用いて夫婦のコミュニケーションを向上させる方法を伝える「ほめ達セミナー」

どこの地域にいっても好評なほめ達メソッドですが、夫婦という最も近い存在とのコミュニケーションのコツは、夫婦だけでなく、子育てや職場での人間関係においても通じるものがあるようで、職員の皆さんからは笑いがこぼれる場面もあり手応えを感じました。

およそ100分にわたる研修は、おかげさまで和やかなムードの中で幕を閉じました。これには実際に皆さんの前に立った我々もホッとしました。

後日届いたアンケートの声

研修が無事に終わって数日が経ち、佐賀県から我々の元に、研修を受けた皆さんのアンケートが届きました。

アンケートに回答いただいた約100名の職員のみなさんからの回答結果ですが『本講演会の内容は今後の皆様の仕事や活動において役に立ちますか?』という設問に対して、『大変役立つ』『概ね役立つ』という回答が95%に上りました。

『今回の研修に参加して、気づきや意識の変化はありましたか。』という設問に対しても『あった』という回答がこちらも95%と高い数値となっており、職員のみなさんのお役に立てたという結果となりました。

また、ドキドキしながらアンケート結果に書かれたコメントを見てみると…

「家事ギャップという夫婦での価値観の違いを改めて認識することができ、ほめること、相手を認めることを学ぶことができた」「夫と妻では家事に対する程度認識がちがう」というまさに我々が伝えたかったことが届いた方や「生活感のある研修はなかなかないため」「いままでにない観点からの研修」「皿洗いセンター試験が楽しかった」という嬉しいコメントも。さらには「家庭、職場でも考え方一つで変わる」「所属の人間関係を向上させるための方法を学べたから」「組織マネジメントに必要な人への接し方(コミュニケーション)を改めて考えさせられた」「もっと子どもに対し、認めることをしていこうと思う。加点でみていこうと思う。夫に対しても少しだけの協力でもありがとうを言おうと思った」と仕事や子育てという夫婦の枠を超えた効果を感じていただいた方もいました。

そして何より「将来、結婚したときに役立つのではないかと思った。家事に対するギャップ(夫婦間の)を認識することが大事だと思った」という、今までのように夫婦に向けたセミナーでは決して聞くことが出来なかった独身の方からのコメントがありました。夫婦になる前の段階での心構えに繋がったことで佐賀県の未来の夫婦円満が開かれることでしょう。

こうして、今までとは少し違った形で佐賀県を支える職員の皆さんと思いを共有することができました。まだまだ佐賀県の夫婦円満都市推進プロジェクトは道半ば。この機会を作ってくれた佐賀県の皆さんに感謝しつつも、ここからさらに一丸となってプロジェクトを進めていきます!

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。