みんなで笑顔になろう Kaji × Kaji ハッピーシェア!
そして共働き夫婦に明るい未来がやってくる!
共働き夫婦の家事シェアを救え! Kaji×Kaji ハッピーシェア! in 山形市

Vol.4そして共働き夫婦に明るい未来がやってくる!

ライオンの杉本マイスターと日本ほめる達人協会の木村講師のセミナーで 具体的な改善方法の指導を受け、各家庭のルールブックを二人で協力して作った 4組の夫婦。最後は場所をキッチンに移し、実際に学んだことをおさらいする。

まずは、新婚の木村夫妻から。
何かを決意したかのようにシンクの前に立った夫の竜太さんは手際よく食器洗いを進めていく。その姿を見ながら妻みちこさんは「よく気が付くね」と逐一声をかける。たくましい腕で汚れも確実に落としていきスムーズに終了。
実は竜太さん“食器洗いの後に洗濯物をたたむ”というシチュエーションを想定してやることでスピードを高めたそう。木村講師は「ほめ方がカワイイ!」とみちこさんを絶賛していた。

続いては同じく新婚の浦山夫妻。
普段あまりやらないという夫の洋平さんが恐る恐る食器に向かう姿を我が子のように 見守る妻の千尋さん。洋平さんは途中途中で「キレイになっているのかな?」と終始不安そうではあるが、その分、慎重に洗っていく。千尋さんはそれを見逃さず「丁寧!私より。」としっかりとポジティブ変換してほめる。木村講師の教えの賜物!
食器洗い用のスポンジの目が粗い方で食器を洗ってしまったのは惜しかったものの、仕上がりの良さには杉本マイスターも満足。

続いて、食器洗いを普段からやっているという菊地夫妻の夫、春紀さん。
長い手足を使って鮮やかに食器洗いを進めていきます。慣れているだけであって全てがスムーズな流れで、しかもそこに合いの手のように妻の春恵さんが小気味よくほめ言葉を挟んでいく素晴らしいコンビネーション!
木村講師からは「ほめ方が具体的」と評価されていた。

最後は真打登場!塩見夫妻。
シンクの前に堂々と立つ夫の庸さんはもう迷いなし。終わらせるまでのスピードはさすがの一言。ここは10年というキャリアに裏打ちされた自信がみなぎっていた。
一方で妻の綾子さんはなかなか声が出ないが時折「がんばれ!」と、少しぎこちないながらも、夫の背中を押していた。
ちょっと水を出しっぱなしにする時間もあった庸さんだったが、家事に対して“挑んでいる”と表現する所以がわかる迫力だった。

果たして共働き夫婦の家事ギャップは解消されたのか?

全ての行程が終わった4組の夫婦は、清々しい表情で感想を語ってくれた。

木村夫「あっという間でした。実際に食器を洗う時間もあったのがよかったです。内容もさながら他の夫婦がどのようにしているのか聞けたのも貴重でした」

木村妻「いろいろな話を聞いて、普段いかに夫が当たり前のようにフォローしてくれているのかを実感することができました」

浦山夫「勉強になりました。相手のことがよくわかった気がします。いろいろ知ってこれから子どもが生まれたときに協力してやっていけると思えました」

浦山妻「普段、お互いにちゃんとほめているのかを考えるいいきっかけになりました」

菊地夫「お互いに普段あまり話せなかったことを話せてよかったです。これからもうまくやっていけそうだと感じました」

菊地妻「これからも大変ではあると思うけど、お互いにほめ合うことが次へのモチベーションにつながっていくことを知ったのでしっかりやっていきたいと思いました」

塩見夫「これまでわかっていたつもりだったことをちゃんと知ることができて、改めて思うところがありました。家事を通じて夫婦の絆を深めるという方法もあるんだな、ということが分かったので、これからも一緒にやっていきたいと思います」

塩見妻「これを機会にもっとやさしくしようと思いました(笑)」

かつてはどっちを取るか?と迫られた仕事と家庭も共働き夫婦が多くなった今では両立させることが必要になっている。
その最先端を行く共働き王国、山形での今回のセミナーでは、スペシャリストから知識を得ることだけでなく、ルールブック作りを通じてお互いの思いやこだわりを知るいい機会となったようだ。
新婚から結婚10年のベテラン夫婦まで、ライフステージは違えどそれぞれが感じたものは、 参加した夫婦の感想にも現れているように、これからうまくやっていけるという期待にも繋がった。全国的に見てもどんどん共働き夫婦が増えていく中で、そこには一筋の 希望が見えたと言っていいだろう。

4組の夫婦の明るい未来を祈る。

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。