新型コロナウイルス感染症予防のため、一部の活動を自粛しています。
ライオングループではオンラインを活用する等、活動内容を見直しながら、健康な生活習慣づくりに継続して取り組んでいきます。
「ライオンオーラルケアの普及活動」は1998年に開始された、Southern Lion Sdn. Bhd.(以下、「サザンライオン」という。)が実施しているよいオーラルケア習慣の普及定着プログラムで、年間を通してマレーシア全土の幼稚園と小学校で行われています。このプログラムの目的は、健康なお口の状態が全身の健康につながることを生活者に啓発することと、子どもたちのオーラルケア意識を向上することです。このプログラムは、4歳から12歳の子どもたちを対象としています。なぜならライオンはよい歯みがき習慣は、幼少期に身につくものと信じているからです。
コンテンツは、ライオンにより設立された(公財)ライオン歯科衛生研究所(LDH)が作成し、何年もかけて、サザンライオンのチームがこのプログラムを、現地に即したものにつくり上げてきました。また、長年にわたって、マレーシア各地の政府の歯科医院やマレーシア歯科医師会(MDTA)と連携したため、このプログラムはマレーシアの人々に正しい歯みがき方法を伝える最適なコンテンツになったと確信しています。
プログラムは子どもたちが、お互いに楽しめるように工夫しています。プログラム内容は、紙芝居、スライド、歯みがき実践指導、よい歯みがき習慣のコツ、簡単なクイズ、などです。また、よい口腔衛生について関心を持てるよう、このプログラムに参加した子どもたち全員にハブラシ、ハミガキが入った『KODOMO』セットをプレゼントしています。
この活動は、2022年4から12月にかけて実施され、22,501名が参加しました。1998年にプログラムを開始して以来、マレーシア全土で累計約114万名を超える子どもたちがこのプログラムに参加しています。
昨今のコロナ禍における感染予防対策として、オンラインによるオーラルケア啓発プログラムを開発しました。2022年4月から11月にかけて4-6歳の幼稚園児を対象として遠隔で幼稚園とつながり、園児たちと対話と通じて歯磨きのブラッシング指導やオーラルケアの豆知識を楽しく伝えました。この活動には、486名が参加しました。
サザンライオンのマーケティング部門『KODOMO』ブランドチームは、2022年7月18日から9月30日の間、国立のプレスクールで『KODOMO』ブランドのオーラルケアグッズを3-6才の園児に対して配布し、子どもたちに小さいころから歯みがきを習慣化することの大切さを伝えました。この活動は、先生に対してもオンラインでワークショップを実施します。ワークショップを受講した先生は、学校でサザンライオンが提供する「KODOMOワークブック」、「ティーチャーズガイド」、ポスター、子どもたちに渡すフォルダー、サンプル、資料を活用して5日間歯みがき指導プログラムを実施します。プログラム終了後には報告書を提出していただきます。15,000名の子ども達がプログラムに参加し、先生からオーラルケアを学びました。
サザンライオンはスポンサー企業として、2022年10月3日、にクアラルンプールKLCC地区で University Malaya の歯科専門家から妊婦を対象に、歯ぐきチェックと、『Systema』のサンプルと啓発リーフレットを活用しながら口腔衛生について説明いただきました。504名の妊婦が参加しました。
「予防歯科*」を推進する取り組みの一環として、サザンライオンは2018年から年に1回、口腔衛生と歯周病の予防とその重要性について、従業員の意識を高める目的で、「オーラルヘルスデー」を開催しています。2020年からのコロナ禍においては、感染拡大防止の観点から活動を延期していました。2022年11月9日と10日、サザンライオンのジョホール・バル本社にて、KP Kota Tinggi のもと、「オーラルヘルスデー」は3年ぶりに実施され、歯科医師による無料の歯科健診が行われました。歯科健診には169名(前年比130%)の従業員が参加しました。
サザンライオンは、この活動を今後も継続し、全従業員のオーラルヘルスケア習慣に対する意識を高めていく予定です。また、従業員の健康促進に寄与していきます。
* ライオンが海外グループ会社で推進している「予防歯科」の考え方は、歯科専門家、流通、ライオンの3者が連携した取り組みです。歯科専門家と一緒にライオンは、歯みがきの実践的な指導やオーラルケア情報の発信により、生活者のオーラルケアに対する理解や関心を高めてもらうよう努めています。加えて、ライオングループでは店頭やその他市場を通じて、一人ひとりに合った商品の提供によるオーラルケア習慣の実践を推進しています。
2022年6月24日~25日、「Malaysian Dental Therapists’ Scientific Conference (MDTSC)」がSummit Hotel Subang USJで開催されました。サザンライオンは、マレーシア歯科医師会(MDTA)との関係を強化し、『Systema』ブランドの商品紹介を目的に、主要スポンサーのひとつとして参加しました。このカンファレンスは、2年に一度開催されており、マレーシア全土の歯科関係者が集まるため、「ライオンオーラルヘルスケアの普及活動(上記、オーラルヘルスケア①)」の認知度を高め、MDTAとの共同活動を増やすよい機会となりました。カンファレンスには約550名のデンタルセラピストが参加しました。
新型コロナウイルス感染拡大以降、手洗いの大切さが見直されています。そこでサザンライオンでは、2022年4月から12月にかけて、マレーシアの幼稚園・小学校にて「ライオンオーラルヘルスケアの普及活動」(オーラルヘルスケア①参照)と同時に「手洗い啓発活動」も実施しました。
また、2022年3-7月、及び8-9月、サザンライオンは、マレーシアの保健省(MOH)とBridges PR & Events Sdn. Bhd. と共同して、セランゴール州のクランバレーでの7-9才の子どもたちが、『Kirei Kirei(キレイキレイ)』を使って正しい手洗いステップを学び、自発的な手洗い習慣を身につけてもらうことを目的としたイベントを開催しました。約5,500名の子どもたちが参加しました。2023年も継続して実施する予定です。
2022年7月19日、サザンライオンは、マレーシア保健省傘下のMersing歯科事務所と協働して衛生習慣を身につけてもらう活動をタナアバン国立学校で実施しました。子どもたちはデンタルセラピストから歯磨き指導を受けてリズムにのって歯みがきをしたり、ぬり絵大会、きれいになった歯のコンテストや手洗い大会を行い、楽しみながら衛生習慣を学ぶことが出来ました。先住民の子どもたち180名が参加しました。
サザンライオンは、難民の子どもたちに向けた健康・清潔衛生支援活動を2013年より実施しています。これらの活動は、NGOやUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の協力のもと、クアラルンプール市やジョホール・バル市で行っています。2020年からはCOVID-19の影響で活動は中止になっています。
2019年は10月23日にジョホール州のコタ・ティンギ地区にあるKT学校で、UNHCRのもとで保護されているロヒンギャ難民の生徒たちに、清潔衛生に関心を持ってもらうことを目的に活動しました。講義を通じて、7歳から16歳の90名の生徒たちに正しいオーラルケアや手洗い方法など、清潔衛生の基礎知識を伝えました。
講義の後には、生徒の誕生日を一緒に祝い、楽しい時間を共有しました。また、生徒たちには、家庭でも使えるようにサザンライオンの衛生品が入ったバックや支援グッズをプレゼントしました。活動開始より累計で約660名の子どもたちが参加しています。
サザンライオンでは、2022年4月6日に、従業員の心身の健康のため、また、環境美化を目的に、敷地内の緑化やハーブや野菜の栽培を開始しました。従業員10名が参加し、以下の4つのことを実施しました。
2022年6月15日-22日の間、サザンライオンのカフェテリアで、従業員のリサイクル意識を醸成し、廃棄物ゼロを目指すため、自宅で使用しなくなった物をもちより、必要とする人にプレゼントするキャンペーンを実施しました。期間中200名の従業員が訪れ、環境意識も高まりました。
サザンライオンは、従業員の地球環境の保護意識を高めることを目的に、毎年11月27日を独自で「環境の日」として設定しています。2022年はCOVID-19の影響で活動は中止になりました。
2020年は、資源の3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進や、健康によい食料(材)を自分たちで育てて食べることの大事さを体験することで、環境問題についての関心や認識を高めることを目的とした3つの取り組みを行いました。
従業員の自宅から、本、紙、プラスチックやアルミニウムなどのリサイクル可能な材料を回収。
従業員が自宅で使った食用油を持参・再利用し、石けん作りに挑戦(廃油石鹸)
区画地を活用して、サラダ用の野菜やハーブを植栽
この活動には、400名の従業員が参加しました。
サザンライオンは、企業の社会的責任と衛生用品製造会社として、自社で販売する衛生用品の商品寄付活動等、社会貢献活動を積極的に行いました。
活動時期 | 2022年12月16日 |
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社外協力者 | マレーシア赤新月社 |
寄付内容 | 洪水の災害時に必要な清潔・衛生物資を提供 |
活動の詳細 | 洪水被害者とボランティアの方2,000名に、被災地で必要な清潔・衛生商品を提供 |
活動時期 | 2022年9月-11月 |
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社外協力者 | Yayasan Sukarelawan Siswa (NGO) |
寄付内容 | 農村地域の子どもたちにハミガキ指導を実施 |
活動の詳細 | サバ州の農村部の4歳から12歳の子供たち1200名を対象に、歯科衛生に関する認識を広めるため、ボランティアと一緒に歯科健診と歯みがきの方法を指導。 |
活動時期 | 2021年12月 |
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社外協力者 | マレーシア赤新月社 |
寄付内容 |
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活動の詳細 | 非政府組織であるマレーシアの赤新月社を通じて、スランゴール州とジョホール州で発生した大雨による洪水で被害を受けた家族約100-150世帯に対してサザンライオンの製品を寄付。 |
活動時期 | 2021年6月 |
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社外協力者 | ジョホール・バル市の低リスク隔離・治療センター(PKRC) |
寄付内容 |
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活動の詳細 | ジョホール・バル市の低リスク隔離・治療センター(PKRC)で治療・隔離している低リスク患者、女性、妊婦、および12歳未満の子供約585名に対してサザンライオンの衛生用品を寄付。 |
活動時期 | 2021年11月 |
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社外協力者 | ジョホール・バル市の Sekolah Kebangsaan Kangka Tebrau 学校 |
寄付内容 |
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活動の詳細 | サザンライオンがスポンサーとなっている、ジョホール・バル市の Sekolah Kebangsaan Kangka Tebrau 学校の授業再開を祝うため、生徒600名が良好な衛生状態を維持できるよう、サザンライオンの商品を寄付。 |
活動時期 | 2020年4月 |
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社外協力者 | 保健省 |
寄付内容 | 石けん、ハミガキ、ハブラシ、シャンプー、液体洗剤を含むケアキット2,000セット |
活動の詳細 | ジョホール州の3つの病院に勤める医療従事者と新型コロナウイルス感染症患者に対して、ケアキットを寄付しました。キットは簡単に配布できるように、袋にセットしています。 この社会貢献活動は、新聞でも取り上げられました。 |
活動時期 | 2020年5月 |
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社外協力者 | マレーシア赤新月社 |
寄付内容 | サザンライオン商品各種 |
活動の詳細 | 非政府組織であるマレーシアの赤新月社を通じて、恵まれない家族200世帯に支援物資を寄付。 |