労働安全・設備安全

当社では、「安全は、何事にも優先する」を基本に、厚生労働省の指針に基づく「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)」に「防災」を付加した独自の「安全衛生防災マネジメントシステム」を国内グループ各社で整備し、2012年より内部監査を含め実行性向上に繋げています。このマネジメントシステムのもと労使が協力して安全衛生防災を強化・拡充するため、生産部門、研究開発部門、国際部門、事務・営業部門の各代表からなる安全衛生防災会議にて、全社の方針、目標(重大事故”0件”と重大災害”0件”)、年度計画・実績の管理を継続推進しています。
各事業所では、労働安全衛生法に基づき組織された「安全衛生防災委員会」が主体となって、事業所特有の問題を含め、従業員(関係会社を含む社員、パート、派遣社員)の意見を反映させ、委員会を有効に活用し課題解決をはかっています。
さらに、全社安全衛生防災会議議長による各生産系事業所のトップ安全監査も、定期的・計画的に実施しています。

* PDCAにより継続的な安全衛生管理を自主的に進める仕組み。

労働安全

当社の2016年度の労働災害件数は関係会社を含め18件となり、昨年の21件に対して3件減少しました。休業災害は、5件となりました。
災害要因を分析した結果、災害の型としては、「挟まれ・巻き込まれ」が1件、「転倒・落下」が7件、「衝突」が3件、「火傷」が1件、「薬傷」が1件、「切傷」が5件、と合わせて18件でした。その主要因としては、作業の慣れによる油断などが考えられます。また、災害発生の原因となった従業員の年齢は、20代から50代までと幅広く分布していました。
労働災害防止のために、若年層から中間層に対する「危険体感教育」を実施しています。外部研修センターの活用や各事業所で手作りの各種危険体感機を使用し、熟練者の指導の下、危険に対する感性の強化をはかっています。また、安全知識・意識のさらなる高揚のために、外部講師を招き、安全管理者や安全のコア人材を対象に、安全の基本となる危険予知教育や日常業務の中でのヒヤリハット活動のほか、安全意識調査アンケートを実施しました。

また、海外グループ会社については、重大災害の防止に向けて安全衛生防災マネジメントシステム運用管理規程・設備安全設計要領等を基本とした仕組みの強化や、海外グループの従業員が日本の工場で安全防災研修を受けるなどオールライオンでの取り組みを推進しています。

* もう少しで怪我をするところだったときのヒヤっとした、あるいはハッとしたことを取り上げ、災害防止に結びつける活動。

労働災害発生件数(通勤災害を除く)

生産部門の労働災害度数率
(死亡、休業災害(1日以上)、不休災害で身体機能を失う場合)

※度数率:災害被災者数 / のべ労働時間(百万時間)

生産部門の労働災害強度

※強度率:労働損失日数 / のべ実労働時間(千時間)

2016年末 無災害労働時間(累積)(万時間)
研究部門 生産部門
平井 小田原 千葉 小田原 大阪 明石
18 310 478 585 418 202
2016年 危険体感教育(安全研修)に参加した従業員人数(社内教育)
千葉工場 小田原工場 大阪工場 明石工場 合計
73名 87名 55名 98名 313名

駆動チェーン系搬送プレートによる挟まれ

駆動チェーン系搬送プレートによる挟まれ

駆動ギアによる巻込まれ

駆動ギアによる巻込まれ

設備安全

2016年、当社では設備事故は発生していませんが、他社で発生したプラント事故情報を活用し、安全管理の形骸化防止や作業員の技術、技能、意識の維持に繋げています。
2017年より、当社生産系事業所のコア人材育成教育の一環として、粉塵爆発に関する危険性と設備導入時の管理面の教育および静電気事故に関する危険性教育を実施しています。ハード面では、設備の老朽化に対し重要度に応じた日常点検や保守基準を設定し、確実に実行しています。ソフト面では、作業員に対して変更管理に対する意識と知識教育などを階層別に行い、設備安全への管理強化をはかっています。
今後も、中・長期的な視点で、計画的な人材育成も含めた設備安全技術力の強化に、より一層取り組みます。

* 設備面および運転条件などの変更に伴うリスクを事前に防止するマネジメント活動。

異常現象発生件数
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
0 2 2 0 0

緊急事態への対応

当社は、首都圏直下型地震をはじめとする各種自然災害への対応を進め、防災体制の強化をはかっています。
2016年の防災訓練では、首都圏直下型地震発生を想定して、エリア内の事業所と連携した訓練を実施し、情報の収集や指示系統の確認を行いました。また、安否確認訓練、避難訓練、人員掌握訓練、消火訓練、公設消防との合同訓練・普通救命講習などを実施し、防災体制の強化に向けた取り組みを継続しています。今後も広域のエリアを対象とした訓練を実施し、防災力を強化します。

海外生産マネジメント会議の開催

当会議は、生産のグループ内連携の強化や、シナジー効果の最大化に向けて、日本および海外グループ会社の工場長や工場スタッフが集まり、開催しています。
第3回の海外生産マネジメント会議はタイで行い、海外で初めての開催となりました。会議では、各国との生産情報共有化や、安全、環境などのテーマを設定し、オールライオンでの協力体制構築について、活発な議論を行いました。今後もグループ全体での生産活動の向上に日々取り組みます。

第3回海外生産マネジメント会議の参加メンバー

参加した海外グループ会社

  • ライオンコリア株式会社(韓国)
  • 泰国獅王企業有限公司(タイ)
  • 獅王日用化工(青島)有限公司(中国)
  • ライオンエコケミカルズ有限公司(マレーシア)
  • ピーティーライオンウイングス(インドネシア)
  • サザンライオン有限公司(マレーシア)

アスベスト対策

当社は、建物のアスベスト使用状況を調査し、飛散系アスベストの囲い込み、または除去を完了しました。プラントや建屋の解体・撤去工事などの際に、非飛散系アスベスト有無の分析確認を法遵守で対応しています。