ライオングループの労働安全衛生管理体制の充実

当社では、「安全は、何事にも優先する」を基本に、厚生労働省の指針に基づく「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)」に防災を付加した独自の「安全衛生防災マネジメントシステム」を国内グループ各社を含め、運用しています。このマネジメントシステムのもと労使が協力して安全衛生防災を強化・拡充するため、生産部門、研究開発部門、国際部門、事務・営業部門の各代表からなる安全衛生防災会議にて、全社の方針、目標(重大事故”0件”と重大災害”0件”)、年度計画・実績の管理を継続推進しています。
各事業所では、労働安全衛生法に基づき組織された「安全衛生防災委員会」が主体となって、事業所固有の問題解決を含め、従業員(関係会社を含む社員、パート、派遣社員)の意見を反映させた活動を推進しています。また、安全衛生防災会議議長による各生産系事業所のトップ安全監査を定期的に実施しています。

労働安全

当社の2015年の労働災害件数は関係会社を含め21件となり、昨年の11件に対して10件増加しました。休業災害は、昨年と同数の3件となりました。
災害の型としては、「転落・落下」(6件)、「薬傷」(5件)、「切れ・こすれ」(7件)が大半を占めています。その要因としては、若年層の作業経験と知識不足が主に考えられます。
再発予防のための安全対策として、「危険体感教育」を外部研修センターや各事業所で実施しています。各工場で考え、作成した「危険体感機」を使用し、熟練者の指導のもと、危険に対する感性の強化をはかっています。また、日常業務の中でのヒヤリハット活動や、安全意識調査アンケートを実施し、課題の抽出と共に危険の芽を早期に改善する施策を推進しています。
一方、海外関係会社も含めたオールライオン全体で、重大災害の防止へ向け、安全衛生防災マネジメントシステム運用管理規程や設備安全設計要領などを基本とした仕組みの強化をしています。生産系設備の安全対策を計画的かつ確実に推進し、安心・安全な職場作りにより一層取り組んでいきます。

*もう少しで怪我をするところだったときのヒヤっとした、あるいはハッとしたことを取り上げ、災害防止に結びつける活動。

労働災害発生件数(通勤災害を除く)

生産部門の労働災害度数率
(死亡、休業災害(1日以上)、不休災害で身体機能を失う場合)

※度数率:災害被災者数 / のべ労働時間(百万時間)

生産部門の労働災害強度

※強度率:労働損失日数 / のべ実労働時間(千時間)

2015年末 無災害労働時間(累積)(万時間)
研究部門 生産部門
平井 小田原 千葉 小田原 大阪 明石
1,033 255 445 531 390 152
危険体感教育(安全研修)に参加した従業員人数
千葉工場 小田原工場 大阪工場 明石工場 合計
288名 31名 34名 115名 468名

駆動チェーン系搬送プレートによる挟まれ

駆動チェーン系搬送プレートによる挟まれ

駆動ギアによる巻込まれ

駆動ギアによる巻込まれ

設備安全

当社では2015年には設備事故は発生しませんでしたが、他社で発生した設備事故の情報をもとに、安全管理の形骸化や作業員の技能・意識の低下防止に繋げています。
当社では、ハード(設備管理)とソフト(運転管理)両面からの管理強化を実施しています。ハード面では、設備の経年変化に対し、優先度に応じた日常点検や保守基準を設定し、確実に推進しています。ソフト面では、作業員に対して変更管理に対する対応力強化教育を階層別に実施し、設備安全への意識強化をはかっています。
今後も、中・長期的な視点で、計画的な人材育成も含めた設備安全技術力の強化に取り組みます。

*設備面および運転条件などの変更に伴うリスクを事前に防止するマネジメント活動。

異常現象発生件数
2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
0 0 2 2 0

緊急事態への対応

当社は、首都圏直下型地震をはじめとする各種自然災害への対応を進め、防災体制の強化をはかっています。
2015年の防災訓練では、東南海地震発生を想定して、エリア内の事業所と連携した訓練を実施し、情報の収集や指示系統の確認を行いました。また、安否確認訓練、避難訓練、人員掌握訓練、消火訓練、公設消防との合同訓練などを実施し、防災体制の強化に向けた取り組みを継続しています。今後も広域のエリアを対象とした訓練を実施し、防災力を強化します。

海外生産マネジメント会議の開催

当会議は、生産のグループ内連携の強化や、シナジー効果の最大化に向けて、日本および海外グループ会社の工場長や工場スタッフが集まり、開催しております。
第3回の海外生産マネジメント会議はタイで行い、海外で初めての開催となりました。会議では、各国との生産情報共有化や、安全、環境などのテーマを設定し、オールライオンでの協力体制構築について、活発な議論を行いました。今後もグループ全体での生産活動の向上に日々取り組みます。

第3回海外生産マネジメント会議の参加メンバー

参加した海外グループ会社

  • CJライオン㈱(韓国)
  • 泰国獅王企業有限公司(タイ)
  • 獅王日用化工(青島)有限公司(中国)
  • ライオンエコケミカルズ有限公司(マレーシア)
  • ピーティーライオンウイングス(インドネシア)
  • ピアレスライオン㈱(フィリピン)
  • サザンライオン有限公司(マレーシア)

アスベスト対策

当社は、建物のアスベスト使用状況を調査し、飛散系アスベストの囲い込み、または除去を完了しました。プラントの非飛散系アスベストについては、アスベストを含有しない部品への切り替えを順次進めています。