ライオングループの化学物質管理の充実

化学物質の安全管理

化学物質は、生活を便利で快適にする上で欠かせないものですが、適切な管理を怠ったり事故が起きた場合、人々の健康や生態系に大きな影響を与えるおそれがあります。当社では、関連法規の遵守はもちろん、独自の基準に基づき、製品の開発から使用・廃棄までの各段階で、化学物質の安全管理を推進しています。

当社の化学物質管理

製品開発

[製品に使用する化学物質の選定]

製品に使用する化学物質の種類と量は、製品開発の段階で選定を行っており、性能の追求だけではなく安全性と環境への影響にも配慮して実施しています。

生産

[化管法*1への対応]

当社は化管法PRTR制度の対象となる化学物質の排出量・移動量の届出を毎年実施しています。今後も対象物質の把握とともに、排出量・移動量の削減に取り組んでいきます。

[化審法*2への対応]

当社は化審法に基づき、全ての化学物質の製造・輸入量を届出ています(ただし、製造・輸入量が年間1トン以上などの規定あり)。今後も製造・輸入量、用途情報などを把握し、届出を継続します。

大気汚染防止への自主的な取り組み

窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、ばいじん、揮発性有機化合物(VOC)など、大気汚染につながる化学物質の排出量削減にも自主的に取り組んでいます。

[SDS*3の活用]

当社が販売している化学製品に関しては、SDSを作成してお取引先に配布しています。また、当社が使用している全原料について、原料供給メーカーからSDSを入手・整備するとともに、データベース化して活用をはかっています。

輸送

[輸送時の安全性情報の提供]

原料や中間製品などを輸送する場合は、万一の事故に備えて、運送者や輸送品に対し「イエローカード*4」や「容器イエローカード*4」を配布・添付して、緊急処置方法などの情報を提供しています。

使用・廃棄

[環境への影響調査]

洗剤などに含まれる界面活性剤は使用された後、環境中に排出されます。当社は、日本石鹸洗剤工業会が実施している東京および大阪近郊の河川水域中の4種類の界面活性剤の濃度調査~生態系リスク評価(年4回実施)に参加しています。
界面活性剤「MES*5」と「MEE*6」は当社が開発した物質であることから、日本石鹸洗剤工業会と同じ公共水域中で独自に濃度を調査して評価し、生態系への影響が小さいことを確認しています。

*1 化管法
「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」の略称。

*2 化審法
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の略称。

*3 SDS
化学物質による事故を未然に防ぐ目的で、化学製品の環境に対する影響や安全性、取り扱い方法などを記載したもの〔Safety Data Sheet〕。

*4 イエローカード、容器イエローカード
輸送中に化学物質の漏えいなどが発生した場合に備え、その物質の性質や緊急処置方法などを記載した、黄色の緊急連絡カード。前者は運送者が常時携行するもの、後者は化学物質を入れた容器につけるもの。多くの化学工業会社で決めた自主基準をもとに作成している。

*5 MES
アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム

*6 MEE
ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル

大阪工場のレスポンシブル・ケア活動

当社は日本化学工業協会レスポンシブル・ケア委員会の会員企業として、地域対話を積極的に行っています。各工場はそれぞれの地域の特性に合った対話の場を設け、地域関係者とのコミュニケーションをはかっています。
2016年2月には、日本化学工業協会の堺・泉北地区加盟会社5社の主催で、当社大阪工場を開催場所として地域対話集会を開催しました。地域住民、学校関係者、行政関係者と企業関係者の合計90名が参加し、安全・環境についての企業の具体的な活動事例の説明や、行政からのご講演があり、活発な質疑応答が実施されました。その後、工場見学をしていただき、さらに場所を浜寺石津町公民館に移して意見交換会を行いました。なお、今回当社は集会の代表幹事として、準備・運営を担当しました。
今後も地域関係者の皆様との相互理解を深めるよう、継続的に地域対話を実施します。

レスポンシブル・ケア

化学物質を取り扱う事業者が、製品の製造、物流、使用、最終消費、廃棄、リサイクルの全過程において「環境・安全・健康」を確保するとともに、活動の成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う自主的な管理活動です。

大阪工場で開催された堺・泉北地区地域対話

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