循環型社会の実現

循環型社会の実現に向けた事業活動の全体像

「循環型社会の実現」に向けて、各バリューチューン段階で実施している活動を整理しました。

全社的にグリーン購入を推進 消費者への商品を通じた環境意識の啓発(エコ基準を達成した商品に環境ラベルを付与) 節水型商品による商品使用時の水使用量の削減 3Rの推進(つめかえ、内容物の濃縮コンパクト化、再生ペット・薄肉化などの容器の開発)

原材料使用量の削減

当社は、原材料の使用は、資源の使用であることを認識し、製品の内容物のコンパクト化やつめかえ用製品を増やすことにより、使用する原材料の削減に取り組んでいます。

廃棄物の削減

事業所でのゼロエミッション(国内)

国内における2015年の廃棄物総発生量は、分別の徹底と有価物化の推進などにより、1990年比55%削減と前年よりも微減しました。今後もさらなる廃棄物量の削減に努めます。
国内における2015年の廃棄物最終処分量は1990年比99.7%と、日本経済団体連合会の目標値(2015年に1990年比89%削減)を2007年から継続して達成しています。
また、当社4工場はすべて、2002年にゼロエミッションを達成し現在も継続しています。さらに、国内グループ会社でも2014年に達成した国内生産系事業所全体でのゼロエミッション化を現在も継続しています。

廃棄物総発生量の推移(国内)

廃棄物最終処分量の推移(国内)

廃棄物量の推移(海外)

海外における2015年の廃棄物量の実績については、有価物化の推進により、総発生量・最終処分量ともに減少しました。今後も削減に取り組みます。

廃棄物総発生量の推移(海外)

廃棄物最終処分量の推移(海外)

*過去のデータは有価物量を含んでいたため、修正しました。

<海外データの対象範囲>

海外連結グループ会社(2013年に事業を開始したピアレスライオンおよび孫会社を除く)および主要な持分法適用関連会社(ライオンウィングス)

産業廃棄物処理施設の維持管理の状況に関する情報

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(第十五条の二の三第二項)に基づく維持管理情報を公表しています。

千葉工場

工場ゼロエミッションの取り組み事例(明石工場)

当社では「循環型社会形成推進基本法」の理念に従い、廃棄物の削減・リサイクルを推進しています。
明石工場では、排水処理にともない発生する汚泥を、「彩の国資源循環工場」(埼玉県)内のリサイクル施設の協力のもとで、「人工砂(アークサンド)」へリサイクルしています。人工砂は下層路盤剤、雑草抑制資材、水質改善用資材などに再利用されています。
今後も、廃棄物のリサイクルを推進し、当社生産工場のゼロエミッションを継続します。

明石工場の排水処理施設

人工砂(アークサンド)

石油から植物資源への代替推進

当社が独自に開発した界面活性剤「MES(アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム)」「MEE(ポリオキシエチレン脂肪酸メチルエステル)」は、再生可能原料である植物由来であるとともに、CO2の排出抑制にも貢献できる洗剤原料です。
洗剤などの界面活性剤は使用後、環境中で微生物の作用によって生分解されてCO2と水になります。植物は成長段階で大気中のCO2を吸収するので、植物を原料として作られた界面活性剤が使用後に分解されてCO2を排出しても、大気中のCO2を増やすことになりません(カーボンニュートラル)。今後も当社は植物原料の活用に努めます。

「MES」の優れた特長

1.大気中のCO2を増やさない

界面活性剤は使用後、環境中で分解されて「CO2」と「水」になります。植物原料で作られた界面活性剤は、分解されてCO2を排出しても、大気中におけるトータルのCO2を増やしません(カーボンニュートラル)。このため植物原料で作られた界面活性剤「MES」は大気中のCO2を増やしません。

カーボンニュートラル

2.良好な生分解性

界面活性剤は、使用後環境中で微生物により分解されます(生分解)。「MES」は、生分解されやすいことから、環境中にいつまでも残ることはありません。

界面活性剤の生分解性

* LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩

3.優れた洗浄力

洗剤の洗浄力を高め、洗濯1回あたりの使用量を削減すれば有機物発生量も減少し、水環境への負荷も低減できます。現在の『トップ プラチナクリア』は優れた洗浄力の「MES」を配合、環境への負荷を低減しています。

洗浄力の比較

* AS:アルキル硫酸エステル塩

洗濯1回あたりに排出される有機物質

「MES」はこのほかにも、硬水中でも高い洗浄力を保つ、あるいは汚れを分解する酵素との相性がよいなどの優れた特長を有しています。

水使用量の削減

事業活動での水使用量削減(国内)

当社は、水使用量、排水量を継続的に管理し、環境負荷低減と循環使用による水使用量の削減に努めています。国内においては工程洗浄水の削減施策に継続的に取り組み、千葉工場の生産工程排水リサイクル設備も本格稼動を開始しました。2015年の水使用量の売上高原単位は、2000年比45%削減と前年よりも削減し、2020年目標の35%以上削減を前倒しして達成しました。
今後も、工場の生産工程排水リサイクルの拡大を検討するなど、さらなる水資源の保護に努めます。

事業活動での水使用量の推移と目標(国内)

排水量とCODの推移(国内)

千葉工場の排水リサイクル設備を稼動開始

「Eco Vision 2020」目標の達成に向け、千葉工場への排水リサイクル設備の導入を完了し、2016年より本格稼動しています。製造工程で発生していた排水の汚れ成分を除いて全量を繰り返し使用することとなり、日用品製造の主力工場である千葉工場は、水環境、水資源に配慮した先進工場になります。千葉工場の水使用量は国内全事業所の約3割を占めることから、全社として高い節水効果が見込まれます。

千葉工場排水リサイクル設備

事業活動での水使用量の推移(海外)

海外における2015年の実績については、水使用量は減少しましたが、排水量は増加しました。

事業活動での水使用量の推移(海外)

排水量とCODの推移(海外)

※COD 化学的酸素要求量。水の汚れを表す指標のひとつで、水中の有機物を酸化して分解するために消費される酸素量。

<海外データの対象範囲>

海外連結グループ会社(2013年に事業を開始したピアレスライオンおよび孫会社を除く)および主要な持分法適用関連会社(ライオンウィングス)

商品使用時の水使用量削減

当社はお客様が商品を使用する際の水使用量の削減にも注力しています。例えば、従来品が2回すすぐことを想定しているのに対して、1回のすすぎで洗うことができる衣料用洗剤の拡大を進めています。
2015年の水使用量の売上高原単位は、2000年比では45%を削減、絶対量では同47%を削減しました。
今後、2017年には売上高原単位を2000年比で44%削減することを目標に、新製品、新技術の開発を促進します。

商品使用時の水使用量の推移と目標(国内)

当社の節水に役立つ商品

『トップスーパーNANOX』『トップHYGIA』

衣料用の洗剤です。泡切れがよく洗浄成分が残りにくいので、すすぎ1回でOK。

『おふろのルック』

お風呂用の洗剤です。すすぐときの泡切れが早いので、1ヶ月で約90リットル(30%)の節水になります。
※当社従来品との比較、当社研究所調べ

『CHARMY クリスタジェル』

食器洗い機専用の洗剤です。スピードコースでも、高い洗浄力で食器も食洗機内の庫内の汚れもすっきり落とします。

『CHARMY Magica』

ナノ洗浄の台所用洗剤です。ベタつく油汚れも水のように「サラサラ落とせて」手早く片づき、節水になります。

海外における節水商品

台湾・香港にて『トップ NANOX』を販売しています。売り上げも毎年拡大し、節水に貢献しています。

台湾NANOX

香港NANOX

グリーン購入

従業員が使用する事務用品について、環境対応品であることを確認できる注文システムを使用し、全社的にグリーン購入を推進しています。当社(ライオン単体)の2015年のグリーン購入比率は69%でした。昨年の83%より低下した理由は、文房具の多様化により非環境対応品の使用割合が増加したためです。今後、注文リストの見直しを行い、グリーン購入に対する意識の向上に努めます。

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