生活に寄り添うR&D

口腔環境が全身の健康に与える影響が解明されてきています。口腔組織や口腔菌叢の研究、一人ひとりのお口の状態や習慣に合ったオーラルケア製品の開発を通じて、人々の健康を支えます。

住まいにひそむ汚れの実態を解析し、ケア製品の検討を続けています。「がんばらなくてもキレイ」を拡大し、快適な住環境を手軽に保つ、新しい掃除習慣を提案します。

「痛み」のメカニズム研究に基づく有効成分の組み合わせと、早く効かせる製剤設計を検討しています。目薬については、ビタミンA高機能化技術や防腐剤フリー化技術、涙液油層安定化技術を開発し、疲れ目やかすみ目、乾き目に効果の高い製品開発を推進しています。

電気自動車や再生エネルギーの蓄電など、脱炭素社会の実現のために需要が高まると予測されるリチウムイオン二次電池（LIB）。このLIBの性能向上に欠かせない、高導電性カーボンブラックの高機能化研究を行っています。

研究から製造、物流、そして製品がお客様のお手元に届き、ご使用後の廃棄までの全ての過程で、環境負荷を軽減する技術開発も進めています。つめかえ容器による省資源化や製剤の濃縮によるコンパクト化もその一つです。

感染症予防に大きな意義を持つ手洗い。ハンドソープや手指消毒剤といった製品開発だけでなく、正しい手洗い方法の普及を目指した情報開発、そして啓発活動を通じ、衛生的な社会の実現に貢献しています。

毎日の皿洗い、すぐに汚れる排水口。キッチン周りには、避けては通れない家事がたくさんあります。汚れをラクに除去する技術、防汚や速乾技術など、様々な技術開発によって、面倒な気持ちをラクにする、新しい家事習慣を提案します。

毎日の「心地の良い洗い」を提供するため、とくに科学的視点で泡質を追求しています。また、界面活性剤と高分子などの電荷反応で生じる、複合体の吸着制御によって肌質等をコントロールする技術も検討しています。

洗濯物のイヤなニオイの発生メカニズムを究明し、ニオイ抑制技術を追求しています。また、洗濯行動における生活者満足度追求に向けた研究を進めています。

生命現象の本質的な解明に取り組みながら、自分らしい健康状態の維持を目指して“体調の見える化”技術の検討や製品・サービスの開発を進めています。