みんなで笑顔になろう Kaji × Kaji ハッピーシェア!
親子で一緒に家事を学ぶとどうなる??お洗濯セミナーで見えた家族が受け継ぐもの~Kaji×Kajiハッピーシェア×明石市 家事シェアセミナー第8弾レポート~
兵庫県明石市協力企画 Kaji×Kaji ハッピーシェア! in 明石市

Vol.8 親子で一緒に家事を学ぶとどうなる??お洗濯セミナーで見えた家族が受け継ぐもの
~Kaji×Kajiハッピーシェア×明石市 家事シェアセミナー第8弾レポート~

知ることや家族で協力することで家事はもっと楽しくもっと効率的にできるはず!それを実現するための「家事のコツ」や「家事をシェアするコツ」を全国各地に伝えてきたライオン。今回は、2022年からジェンダー平等の推進に関する連携協定を締結している明石市で実施した家事シェアセミナーの第8弾の模様をレポートします。

毎回、募集定員をはるかに超える方に応募いただく明石の盛り上がりは全国でも随一!チームで協力して洗濯物をいかに早く、いかに効率的に乾くように干すかを競うゲーム形式のワークショップ「お洗濯レース」は回を追うごとに盛り上がりますが、果たして今回はどんなレースとなるのでしょうか?

会場は明石駅近くにある複合型交流拠点「ウィズあかし」。生涯学習推進・男女共同参画推進・市民活動支援の3つの機能を複合的に運営しているため、幅広い年齢層の市民が集まる施設です。そんな場所で行う今回のセミナーではまたひとつ新たな取り組みを実施しました。

それは、子どもにも一緒にセミナーを受けてもらうということです。

これまでは、家族で参加される場合、親御さんたちがセミナーを受けている間、子どもたちは別室で工作などを楽しんでもらっていました。しかし、前回、明石で開催した際のアンケートに「ぜひ子どもにも一緒に聞いてほしい」という声が届いたことを受けて、希望される子どもには一緒にセミナーを聞いてもらうという形を取ったのです。

もちろん今回もテーマは「お洗濯」。特にこの時期に気になる花粉対策について詳しくお伝えしました。恒例の「お洗濯レース」も、実は花粉対策の面でもとても重要なポイントになってくるのです!「お洗濯レースを制する者は花粉も制する!」かもしれません。

参加してくれたのは14家族48名という、いつもながらの大人数。そして、パパママと一緒にセミナーに参加してくれたのは子ども25名のうち、2名。果たして、どんな反応をしてくれるでしょうか??ちゃんと内容が伝わるのか?我々もドキドキです。

うちの子のほめるポイントはどこ?

セミナーの開始と同じタイミングで別室では、子どもたちが楽しむ工作のお時間がスタート。みんなが楽しんでいる間にパパママ、そしてお兄ちゃんお姉ちゃんはセミナーで洗濯などの知識をゲットします!

明石市の市民生活局市民協働推進室インクルーシブ推進課の弘中裕子さんによるあいさつやイベントの趣旨説明から、いよいよKaji×Kajiハッピーシェアのセミナーがスタート!

まずはオリエンテーション。それぞれの家事への思いやこだわりの傾向について知り、家事シェアタイプを診断する時間をライオンのお洗濯マイスター大貫和泉さんがナビゲートしていきます。

それぞれの家事との向き合い方によって6つのタイプに分けられる「家事シェアタイプ診断」では、今回も、これまでの明石市のセミナーと同様に、夫婦で家事を同時進行させる「パラレル型」と、休日や夜などそれぞれスケジュールの中で時間があるときにまとめてこなす「タイムシフト型」という、いずれも効率を重視する2つのタイプが多い結果でした。

子育て真っただ中の家庭は、とにかくやらなくてはいけないことが多いため、できる限り効率を求める人が多いのもうなずけますよね。

ただ、夫婦や家族で協力して日々の家事を進めていくためにはもちろん円滑なコミュニケーションが必須です。続いては、その円滑なコミュニケーションをとるために役立つお話。特別講師のNPO法人ファザーリング・ジャパンの杉山錠士さんが、一般社団法人日本ほめる達人協会のメソッドに基づいたほめ達(※ほめる達人)の秘伝を伝えます。

「ほめてのばす」という考え方はすっかり定着していますが、「おだててコントロールする」とか「思ってもいないけどとりあえず言っておく」といった間違った認識を持っている人もいるかもしれません。ほめ達では、ほめることを「人、モノ、出来事の価値を発見して伝えること」としていて、決して嘘をつくのではなく、価値を見出すことが大事だと考えます。

これは夫婦だけでなく親子でもとても大事なことですよね。

では、どうやって価値を見出すのか?それには練習が必要です。そのひとつとして、毎回セミナーの中では一見短所に見えるところでも見方を変えて長所ととらえる「ポジティブ変換」を、参加者と一緒に考えていきます。例えば「落ち着きがない」だと短所に感じますが「行動的」と表現すれば長所に感じられるといったものです。

今回は初めて、親子で一緒に受けている方がいたので、その場で聞いてみました。まずはママにお子さんの短所を聞くと「朝なかなか起きない」とのこと。これを他の参加者にポジティブ変換してもらったら「体を休めるのが上手」という見事な回答が!これにはお話を聞いたママも笑っていました。

花粉の時期だからこそ部屋干しなのです!

後半は、いよいよお洗濯のお話です。

まずは大貫マイスターによるクイズ形式のお洗濯セミナー。今回は優秀な成績を修めた方に、貴重なライオンちゃんグッズがプレゼントされるということで、皆さん真剣に挑んでくれました。

問題は、洗濯の基本となる「洗濯表示」に関するものから、汚れを落とすテクニック、ニットや毛布など、衣替えを前にしっかりと洗っておきたい冬アイテムの洗い方まで幅広い知識が問われるもの。

そして、その中にはやはりこの時期に気になる花粉の対策もありました。花粉対策の定番と言えば、花粉が洗濯物に着かないように部屋の中に干す「部屋干し」ですが、ライオンの調査によると部屋干ししたときの不満点の第1位は「洗濯物が乾きにくい」2位は「イヤなニオイがする」、いわゆる「部屋干し臭」です。

大貫マイスターによると部屋干し臭の原因は、落としきれなかった「汚れ」と「菌」が原因とのこと。特に「菌」は、水分があると増加しやすいので、できるだけ早く乾くように干すことが大切なのです。

もちろん皆さん普段から洗濯物は早く乾いてほしいと思っているでしょうが、ちゃんと効率的に乾く干し方ができているのか?そこが問われるのが、明石で恒例のお洗濯レースなのです!

というわけで、クイズが終わったところで、いよいよお待ちかねのお洗濯レースへ参りましょう!

別室で工作をしていた子どもたちも戻ってきて、チーム分けも完了。今回も4チームで争います。子どもたちが代わる代わる洗濯物を運び、担当のパパが次々と干していくこのレースのポイントは、干し終えるまでのスピード、そして、まさに花粉症対策で大事な効率的に早く乾く干し方ができているかというクオリティです。

重視するのはスピード?クオリティ?

レースが始まる前はチームでの作戦会議。もはや明石の会場では見慣れた光景です。誰が干すのか?そして子どもたちはどの順番で、どの洗濯物を渡すのか?きっとこの時点では、何が正解かわからぬまま、考えを巡らせていることでしょう。

そしていよいよレースがスタート!子どもたちが勢いよくパパたちに駆け寄ります。

ジーンズから運ぶチーム、ワイシャツから運ぶチーム、それぞれの作戦は功を奏するのか?

徐々に洗濯物が増え、干すスペースを探しながらもそして、一心不乱に干していくパパたち。他のチームより早く干すためにできるだけ短い時間の中で最適解を探しますが…何を基準に考えればいいのか?きっと皆さん手探り。困ったら他のチームのパパの方法をちらりと見ますが、それが正解かどうかはわかりません。

そして、全チームが干し終えました!圧倒的なスピードを誇った赤チームを筆頭に青、黄色、ピンクが続きました。

ただ、問題はここからです。大貫マイスターが一つ一つのクオリティをチェックして採点していきます。

角ハンガーの干し方は、風通しを良くするために外側に長いもの、内側に短いものを干すのが効率的に乾く方法。ここではスピードで後れを取ったピンクチームが40点満点中35点と高得点をゲット!挽回できるでしょうか?

乾きにくい洗濯物の代表格ともいえるジーンズは、ウエスト部分を上にして、風通しがよくなるように筒状に干すのがオススメ。外干しをする場合は日焼けしないように裏返して干すのがオススメですが、部屋干しは日焼けの心配がないので、厚い生地が重なって乾きにくいお尻のポケットの部分が外側になるように裏返しせずに干すことが求められます。

ここでは、スピードで3番手の黄色チームが躍進!さらに風通しがよくなるようにボタンやファスナーもあけていたので満点の20点をゲットすることに成功しました。さあこれで各チームの差がなくなってきました。

大貫マイスターのチェックが終わり、いよいよ最終結果の発表です!

計算は現役で算数に取り組んでいる子どもにまかせます。

スピードとクオリティの合計点で1位に輝いたのは…黄色チーム!見事スピード1位の赤チームを干し方のクオリティで逆転して栄冠を手にしました!おめでとうございます!

勝利したチームから欲しいライオンの商品を選んだら、試合終了。子どもたちを連れて席に戻ってまとめに入ります。

子どもは親の家事をどうみているのか?

ラストは、事前に届いた洗濯に関する質問に大貫マイスターが答えていきます。制服の洗い方から、洗濯から収納までを効率的に行う方法まで幅広い悩みに対して的確な回答を届けます。

さらに、会場の女性からはこんな質問も。

「夫が部屋干しでニオイが気になったタオルに熱湯をかけたらしわしわになってしまったけど、これはもう元には戻らないのでしょうか?」

なんとも大胆な方法を取ったようで、これには大貫マイスターも一瞬驚いた様子でしたが、しっかりと回答。綿のタオルや衣類は縮む可能性も高く、縮んだり、ごわついたりした場合、元に戻らない可能性もあります。やはり熱湯は避けて、40℃くらいまでのお湯に漂白剤を入れて浸け置きしたうえで洗うことをオススメしていました。

そして、いつもながら和やかな中でセミナーは終了。
今回も参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

事後アンケートにはこんな声が届きました。

■洗濯は全然頭を使って干してなかったなと思いました。コツやクイズを通じて知識がついたので、存分に生かしたいと思います。「家事シェア」の意味がよくわかる有意義な時間になりました。

■すごくわかりやすい説明でした。ずっと聞いていたいような気持ちでした。うなずくことばかりでした。洗濯物の干し方は大変参考になりました。奥が深いのですね。これからも頑張ります。

■家事のやり方だけではなく、意識を変えることの大切さや、その変え方まで教わることが出来るので有意義だと感じました。

洗濯のことを知ったり、意識が変わったりしたという声は本当にうれしいですよね。
また、ほめ達についてもうれしい声がありました。

■日々の言動を振り返るきっかけになりました。

■夫婦で家事をしている時、感謝の気持ちを伝えるのが大切だと感じた。相手をほめてお互い気持ちよく家事に取り組んでいきたい。

素晴らしい!やった甲斐があるというものです!

そして、なんといっても今回のハイライトは、セミナーを一緒に受けたお子さんがいたことです。セミナー終了後にご家族にお話を聞きました。

ご両親に誘われて一緒に参加した小学校4年生の女の子は、これまで洗濯を自分でしたことはほぼないということで、率直な感想は…

「役立つ。へーって感じだった。全部知らなかった」

じゃあ、この講座を受けて今後は一人でできるよね?と尋ねたら、恥ずかしそうに首をかしげていました。

次にパパに話を聞いたらクイズについて面白いことを言っていました。

「クイズの回答を娘に任せていたんですけど、間違えたものが多かったんです。普段、自分たちが知識としては知っていても忙しかったり、面倒くさかったりして適当にやっていた方法を娘が見ていた結果だったんじゃないかと思って反省しています」

なるほど!確かに子どもたちはいつも親がどうやっているか?を見て、家事のやり方を学んでいくところがあると思います。だからこそ、普段から手を抜かずにやっていないと、よくない方法が受け継がれていってしまうということですね。

これは気を引き締めないといけません。子育て中の皆さん、頑張っていきましょう!

まだ家事をする機会が少ない子どものうちから知識を得るのは貴重な経験であり、親子でやり方を揃えることができれば、一緒に協力しやすいと思います。明石市との取り組みはまだまだ続きますが、ぜひ今後も子どもたちが一緒にセミナーを受けられるようにしていきたいと感じました!

今回も受講した皆さんには、ライオンから「NANOX one」、そして、ライオンの商品のミニチュア版が入ったカプセルトイをお土産に持ち帰っていただきました。

皆さんありがとうございました!