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水環境保全に関する国内最大の学会への活動支援
日本水環境学会「ライオン賞」の受賞者決定

2021年03月17日 サステナビリティ

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ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、水環境保全に関する国内最大の学会である日本水環境学会において「年会学生ポスター発表賞(通称:ライオン賞)」を授与しています。13回目となる「ライオン賞」は2021年3月12日(金)に第55回日本水環境学会年会(2021年3月10日~12日 オンライン開催)にて発表・表彰され、最優秀賞は富山県立大学の柿木里菜さんに決定いたしました。

1.日本水環境学会「ライオン賞」について

当社は、「洗うこと」を通じて、常に水との深い関わりのなかで事業を展開し、1960年代には生分解性の高い洗浄成分を配合した洗剤、1970年代には業界に先駆けた無リン洗剤、近年では節電や時短にも繋がる節水型製品など、各時代の最先端技術で水環境に配慮した製品を開発してきました。こうした水資源保護活動の一環として、当社では日本水環境学会において2009年に「ライオン賞」を創設し、優秀な研究活動を表彰することにより、若手研究者への支援を行っています。この度、「第55回日本水環境学会年会」において、13回目となる「ライオン賞」の各賞が決定しましたのでお知らせいたします。

2. 第55回 日本水環境学会 年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」受賞者・受賞テーマ

(氏名は五十音順・テーマ名称は「日本水環境学会」講演プログラムより)

【最優秀賞】

氏名学校名テーマ
柿木 里菜 富山県立大学 プール水の使用・非使用期間を通した水質変動特性

【優秀賞】

氏名学校名テーマ
安藤 宏紀 北海道大学 下水疫学に基づく都市内におけるCOVID-19感染者の都市内局在性の把握に向けた実証調査
内畠 雅希 大阪大学 様々な有機物がEuglena gracilis のバイオマス・パラミロン生産に及ぼす影響
荻野 瑞葵 北里大学 相模川における薬剤耐性菌の存在実態と耐性プロファイルの調査
北地 優太 京都大学 大阪府安威川および沖縄県比謝川の底質におけるPFASsの鉛直分布調査による残留性, 移動性の検討
高橋 大河 北海道大学 ウイルスの水道水質基準制定に向けた塩素処理の有効性評価:ヒト腸管系ウイルスおよびヒトコロナウイルスの不活化特性の把握
永井 孔明 長岡工業高等専門学校 MALDI-TOF/MSを用いた溶存無機体窒素の安定同位体比の測定 ~複合系内の窒素動態を簡便かつ迅速に評価する革新技術の開発~
中村 至克 千葉工業大学 多摩川河川水中マイクロプラスチックの降雨時流出特性に関する研究
西峯 隆悟 大阪大学 Pseudonocardia sp. D17による塩素化エチレン類の好気的代謝機能の評価
箱島 卓 東京大学 定量的画像解析による運転条件の異なる活性汚泥フロックの形状評価
前田 稜太 都城工業高等専門学校 緑色凝灰岩の施用がミニトマト栽培土壌団粒の微生物群集構造へ与える影響評価
町田 紗英 東洋大学 水素供与体無しでの脱窒現象の検討
松村 実乃里 広島大学 沿岸域における浮遊系と底生系の低次生物生産構造の評価
三浦 耀平 東北大学 水道管路網の時空間ピンポイント劣化予測に用いる水質情報の同定に関する研究
三宅 元生 香川高等専門学校 傾斜土槽法を用いたコスタリカ共和国にて持続可能な適正下水処理システムの開発
森山 桃子 東北大学 水環境条件下における薬剤耐性遺伝子の接合伝達効率に関する研究
山下 優輝 鹿児島大学 生ぐさ臭を呈する水道原水から発見されたカルボニル化合物の構造推定
YANG XIAO 立命館大学 従属栄養脱窒とAnammoxを組み合わせたラボスケール連続式リアクターによる常温窒素除去

当社は、今後も環境保全及びその活動支援に努め、サステナブルな社会への貢献を目指してまいります。

(参考)
◎「日本水環境学会」および年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」について
【公益社団法人 日本水環境学会】
水環境に関連する分野の学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献を目的とした公益法人。学術・技術の情報発信ツールとしての学術雑誌の発刊、会員相互の闊達な意見交換の場としての日本水環境学会年会と日本水環境学会シンポジウムの開催、次世代を担う人材育成や水環境文化活動の普及を目指した各種表彰活動、国際交流・国際協力を目的とした英文学術雑誌の発行、国際会議の開催や表彰活動、最新の情報を普及するためのセミナーの開催など、幅広く活動している。

【年会学生ポスター発表賞「ライオン賞」・概要】
表彰対象:年会においてポスター発表を行う大学、高等専門学校、短期大学在学の学生会員
目 的:優秀な研究活動を表彰することによる若手研究者への支援
選考方法:学会参加者による投票にて決定

お問い合わせ窓口

報道関係の方 コーポレートコミュニケーションセンター TEL: 03-3621-6661

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