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~ライオン流健康サポート『“GENKI”アクション』~
従業員の健診データより「将来の健康リスク」を見える化
AIを活用したデータ分析でより良い健康習慣の定着化を目指す

ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、従業員の健康意識の向上・自発的な健康行動の実践を促す取り組み「ライオン流健康サポート『“GENKI”アクション』」を展開しています。このたび、独自開発した健康リスク予測で健康診断データから「将来の健康リスク予測とその見える化」を行い、個人別に健康リスク予測を提示し行動変容を促す提案を実施しました。社内での検証の結果、約8割が行動を変える意思があることが分かりました。さらに、口腔セルフケア習慣のデータ分析から歯間清掃用具の利用頻度と口腔健康との高い相関性を見出し、歯間清掃用具利用・社内キャンペーンを実施した結果、定着率10%アップが確認されました。今後も継続したデータ分析を起点としたより良い健康習慣の定着化、および健康習慣のデジタルトランスフォーメーションを進めていきます。

■「健康行動の習慣化を促進」に向けた当社の取り組み
当社は、次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーを目指して、従業員の健康意識の向上・自発的な健康行動の実践を促す取り組み「ライオン流健康サポート『“GENKI”アクション』」を展開しています。
本活動の取り組みとして従業員の「将来の健康リスクを見える化する『個人別健康情報システムの構築』」を進めてまいりました。当社は従業員の健康診断としてがん検診など法定外項目を含む定期健康診断検査項目のほか、独自に歯科検診・唾液検査や生活習慣調査などを行っています。従業員の健康に関するデータが毎年蓄積されているため、身体・口腔の健康状態や生活習慣などの単年・経年でのクロス分析も可能です。
これらのデータを基にデジタルテクノロジーを活用して、以下の検証を行いました。

■健康診断データ、AIを活用した検証
1)個人別健康情報システムの構築 ~AIによる健康リスク予測~
当社従業員の健康診断データから将来の健康リスク予測を確立し、当社平井事業所の従業員を対象に検証を行いました。リスク項目として、生活習慣病では血糖、血圧、肥満を、また口腔状態ではう蝕、歯周病の計5項目で、現在の生活習慣を続けた場合の将来の健康リスクを予測しました。そして予測結果を個人別に提示し、個人の行動変容の可能性について匿名のアンケートを行いました。本検証は同事業所健康サポート室と連携し実施しました。
その結果、予測結果を見た従業員の感想として「想定内でまあそうだろうと思った」人が65%、「想定外だが受け入れられる」人が17%と、約8割の回答者が自身の健康リスク予測結果を好意的に受け止めていることが分かり、健康維持・改善のために行動を変える意思があることも確認できました。

2)予防歯科習慣の浸透 ~AIを用いたデータ分析~
「歯bit! 歯間清掃用具3週間チャレンジ」社内キャンペーン実施
オーラルケアにおける当社従業員のセルフケア習慣のデータ分析により、デンタルフロスなど歯間清掃用具の利用頻度を向上させることで口腔状態を改善する余地があることを見出しました。そこで全社を対象として、歯間清掃用具習慣定着率アップを目的とした社内キャンペーンを実施し、約2,000名の従業員が参加しました(2020年)。参加者には、歯間清掃用具(デンタルフロスまたは歯間ブラシ)を配布し、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所がオリジナルで制作した、歯科衛生士によるオーラルケア啓発動画を配信しました。
キャンペーン実施前後の健康診断データを比較した結果、2019年における歯間清掃用具の定着率が38%だったのに対し、2020年のキャンペーン後では48%となり、10%の定着率アップが確認されました。なお本検証は、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所、ライオン健康保険組合の協力のもとに行いました。

※定着率の定義
歯間清掃用具の使用頻度(使用しない/月に1~2回/週に1~2回/ほぼ毎日)を問うアンケート項目において、「週に1~2回」または「ほぼ毎日」と回答した従業員は使用習慣が定着しているとする

■今後の展開
以上2件の検証により、以下のことが分かりました。
・AIによる健康リスク予測の活用により、行動変容をもたらす意識の変化が確認できた
・AIを用いたデータ分析に基づく社内キャンペーンにより、歯間清掃用具使用の定着化が認められた

今後は検証を重ね、従業員に対して「将来の健康リスクの見える化」を図り、併せてセルフケアやプロケア習慣の定着化を進めていきます。さらにより良い習慣づくりに貢献する新価値を創造していくために「習慣の科学」を実践していきます。

お問い合わせ窓口

報道関係の方

コーポレートコミュニケーションセンター

TEL:03-3621-6661

【検証の詳細情報】
1)健康リスク予測
対象者 当社平井事業所の従業員(予測実施者でアンケート回答者66名)
実施時期 2021年3月
検証方法 予測結果や将来の健康リスクに対する興味・関心について匿名式アンケート

2)「歯bit! 歯間清掃用具3週間チャレンジ」キャンペーン


対象者 当社従業員(参加者2,048名)
実施期間 2020年3月~8月
アンケート回収期間  2020年8月~2021年9月
配布した歯間清掃用具 対象者が希望する1品配布
・クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ(18本入り)
・システマ歯間用ブラシ(SSSサイズ8本入り)
配信動画 公益財団法人ライオン歯科衛生研究所が制作した、歯科衛生士によるオーラルケア啓発動画
(現在は当社全従業員がイントラネットで視聴可能)

配布した歯間清掃用具

◇2)の検証結果の詳細
2019年度と2020年度の当社の歯科検診の問診データを用いて、歯間清掃用具(デンタルフロス)の使用率を比較しました(対象はキャンペーン後に問診した部所限定)。その結果は下図となり、定着率が38%から48%へと10%増加していることが確認されました。

 

図1 キャンペーン前後での歯間清掃用具使用率の比較
(2019年2,541名、2020年2,805名)

※定着率の定義
歯間清掃用具の使用頻度(使用しない/月に1~2回/週に1~2回/ほぼ毎日)を問うアンケート項目において、「週に1~2回」または「ほぼ毎日」と回答した従業員は使用習慣が定着しているとする

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