2023年1月に管理職、2024年1月に非管理職に新人事制度を導入しました。
年功的な能力基軸の処遇から、担う仕事・職責に基づく等級・報酬に変更し、経営目標と整合した一人ひとりの力の発揮=人的資本の最大化を目指します。
多様な人材・自律的な人材の活躍を支える分かりやすい等級制度。管理職であるプロフェッショナル層はマネジメントとエキスパートに分かれており、組織マネジメント力で業績向上に貢献する階層と、高い専門性で業績向上に貢献する層の複線型階層になっています。
非管理職は役割型等級(生産職では役割等級と技術等級)となっており、自身の成長による役割拡大で段階的に昇任出来る仕組みとなっています。
仕事と成果に対応した、公正でオープンな評価制度。評価対象を成果(結果・プロセス)とし、職務・役割等級に応じた定義書に定められる役割を果たせたかどうかを評価します。
仕事と成果に対応した報酬制度。ライオンにおける各等級の「職務の大きさ(職務サイズ)」と同等の職務に対して、世間ではどの程度の報酬が支払われているのか(外部報酬水準)を参照し、報酬水準を設定しています。
経営ビジョンの実現へ一人ひとりが貢献するために、従業員の知識、能力を高める多彩な学習機会を提供しています。また、個人の能力やキャリアの開発にとどまらず、組織全体として成果を生むためのマネジメント能力の強化や、次世代経営人材の育成に取り組み、個人と組織の両方の能力向上に取り組んでいます。
組織の中での役割に応じた成果創出力を高める「役割別基盤能力」と、個々人の専門分野ごとの知識・スキルを強化する「分野別専門能力」、ライオン社員全員に求める「全社共通能力」の3つの柱で能力開発を行っていきます。
職務・役割要件を充たし、期待成果を出す上で基盤となる思考・行動開発を目的にプログラムを実施。
管理職から非管理職まで、各層に求められる水準に合わせて成果を生み出す行動として4つのコンピテンシー「課題設定」「解決意向」「疑う力」「論理的思考」を高めるためのプログラムを展開しています。
グローバルな競争環境で価値を生み出せる、高い専門性を持ったプロフェッショナル人材の育成を目的として、職種・職能領域を束ねた「職群」ごとに組織横断的な人材育成、キャリア開発にも取り組んでいます。職群は、専門分野別に8つに分かれ、各領域のプロフェッショナルとしての知識、スキルを高めるプログラムを展開しています。
ライオン社員全員に共通で取組みべき課題に対する知識・スキル習得を目的にプログラムを実施。
WEBラーニングと社内外教授陣によるケース講義で構成した個人学習プラットフォーム。
WEBラーニングには600を超えるコンテンツが格納されており、自己啓発として活用できます。
「キャリアデザイン・サポート窓口では、従業員のキャリアについての相談や社内外の情報を提供し、自身のキャリアを自らの意思と行動でつくり上げていく「キャリア自律」を支援しています。従業員一人ひとりが自身のキャリアを自らの意思と行動で創り上げていく「意識的自律」をサポートするために、「キャリアデザイン・サポート」を設置し、キャリアについての相談や社内外の情報提供、キャリアの設計や自己可能性の再発見を支援しています。
また、年代別キャリアセミナーやキャリアテーマ別講演会を開催することで、一人ひとりに寄り添い、それぞれの強みや経験をキャリアに活かす意識を醸成する機会を設けています。