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「100歳を自分の歯で祝いたい」
LiLiCoさん流、幸せをつくる習慣

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ライオンでは、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」をパーパス(存在意義)に掲げています。

今回お話をうかがったのは、映画コメンテーターやミュージカル俳優、歌手など、さまざまな分野で活躍され、いつも笑顔で周囲の人を元気にしてくれるLiLiCoさん。

パワフルな活動を続けるための「習慣」から、母国スウェーデンでのオーラルケア事情、そして、ライオンが目指す「オーラルケア」から「オーラルヘルスケア」の進化に関わることまで、あますことなく語っていただきました。

パワフル&エネルギッシュなLiLiCoさんの習慣とは?

さまざまなメディアを通じて、いつもキラキラとしたまぶしいまでの姿を見せてくれるLiLiCoさん。
高いパフォーマンスを維持するために、意識している「習慣」があるそうです。

LiLiCo:生きていると嫌なことってどうしてもありますよね。なるべくそれを顔に出さないっていうのもあるのですが……。座右の銘とかで「毎日笑顔」ってたまに言うじゃないですか。私、あれが苦手で。嫌なことがあったら、やっぱりそれは見せないといけないと思うんです。喜怒哀楽をはっきりさせるということですね。でも、ただ単に怒るとかではなくて、自分が正しいと思うことは、オブラートに包んだとしてもちゃんと伝えることが大事。みんなとちゃんとコミュニケーションを持つことがとっても大切なことだと思います。

私は話していてよく脱線してしまって、「無駄話」なんて言われてしまうこともあるけど、じつはそこから仕事やアイデアが生まれることが多いんです。たとえば、「ありがとう」の感謝の気持ちや、「それ素敵だね」とか思ったことを伝えて、ちゃんとコミュニケーションをとることが習慣というか、いつも心がけていますね。もうそういう人になってしまったという感じではあるんですけど(笑)。

LiLiCoさんがピンク色のシャツを着て座っている
映画コメンテーターやミュージカル俳優、歌手など多岐に渡って活躍するLiLiCoさん

明るい笑顔と飾らない語り口で早くも「LiLiCo節」を発揮、思わずお話に引き込まれてしまいます。
そんなLiLiCoさんにはフィジカル面でも大切にしている習慣があるそうです。

LiLiCo:自分の身体と相談することが大事だと思っています。私はお酒が大好きでよく飲むのですが、肝臓が「NO」という日もあるんですよ。そんな日は無理をせず、本当に少しの量しか飲まないです。あとは、2日間飲み会が続くのであれば、どちらもちょっと抑えめにするとか、バランスを考えるようにしています。

あと、自分の顔や身体をよく見ること。お風呂場に全身が写る鏡があるので、シャワーを浴びているときに、「ああ、いまはこういう風になっているんだな」って。いまはこの顔、髪、内臓でいいのかと、自分を観察する感じですね。

植栽がある部屋に青いソファがあり、そこにLiLiCoさんが座っている

小学校に「フッ素おばさん」?スウェーデン流のオーラルケア習慣

LiLiCoさんといえば、スウェーデンのご出身で18歳の時に来日。来日当初は母国と日本の習慣について「もう何もかもが違う」と戸惑われたそうです。日本語は、当時放送されていた『ライオンのいただきます』(フジテレビ系列)を見て覚えたという驚きのエピソードも語ってくれました。

そんなLiLiCoさんの母国であるスウェーデンは、オーラルケアの先進国としても知られています。
スウェーデンならではの、オーラルケア習慣についてうかがいました。

LiLiCo:スウェーデンの小学校では、2週間に1回ぐらいのタイミングで、「フッ素おばさん」が来るんです(笑)。フッ素は、スウェーデン語で「フルーア(fluor)」と言うのですが、小さなカップに入れたフッ素を配ってくれて、それを口に含んで数分間くちゅくちゅするんです。もちろんなかには嫌がる子もいて、でも私は「これは将来のためだって、なんでわかんないのかな」と思いながら、真面目にやっていました。

あと私の学校の校庭には歯医者さんがありましたね。しかも無料で治療を受けることができました。そして、歯医者さんが(オーラルケアを)教えに来るので、子どものころからフロスを使うのは当たり前のようにやっていました。

こういったお話を聞くと、日本のオーラルケアにはまだ発展の余地があると感じます。

LiLiCo:たとえば、ハリウッドの映画だと「彼女がデートをOKしてくれた!」というシーンで、手のひらにハッと息を吐いて匂いを確認するシーンがよくありますよね。あまりアジア圏の映画では見かけないシーンだと思います。人に気に入ってもらうために、見た目よりも口内ケアを気にする。それだけ大事だということなんだと思います。

感情は、目からもそうですけど、口からも伝わるものだと思っていて。なぜなら、心のなかにあるものを口で言わないといけないじゃないですか。オーラルケアはもちろん自分のためでもあるんですけど、相手に対する礼儀でもありますよね。

すべては「歯」からはじまっている?お口のケアと幸せづくりの関係

LiLiCoさんのオーラルケアに対する高い意識には、育ってきたスウェーデンという環境で培ったものに加え、コミュニケーションを大切にするという想いが強く反映されているように思います。

人生100年時代といわれる現在、ライオンは「生涯に渡っておいしく食べ、楽しく会話して笑う」ことを目指しています。その実現に向けて、従来の「オーラルケア」の枠を超え、咀嚼(そしゃく)・唾液分泌・味覚・嚥下(えんげ)といった口腔機能の維持・向上や、機能低下の予防までを視野に入れた「オーラルヘルスケア」へと進化させる取り組みを進めています。

今回の取材では、歯とお口の健康に役立つ情報を発信している「オーラルケアマイスター※」も交え、LiLiCoさんにお口の状態と健康の関係性についてもお話をお聞きしました。

※オーラルケアマイスター:オーラルケア関連の製品開発や研究、調査等を通して培った専門知識をもとに、むし歯や歯周病、口臭の予防方法や対策、ハブラシの使い方など、役立つ情報を発信している

LiLiCo:確かに、お口の状態と身体の状態がつながっていると実感します。たとえば、歯が痛いときはうまく噛めない。そうすると、きちんと噛んでないから胃がもたれるというか、お腹を壊したりしますよね。

私自身、小さいころに乳歯の生え変わりのタイミングで、何をやっても取れなくて、ずっとしつこく残った歯が1本あったんです。そうすると片方だけで噛むから、やっぱり顔が歪むこととかもありましたね。

「オーラルヘルスケア」の観点からは、口腔状態を健康に保つために、舌やお口周りの筋肉を意識して動かすことが重要です。その点において、LiLiCoさんはほかの人にはない体験をお持ちとのことです。

LiLiCo:日本語とスウェーデン語と英語を全部使って1日仕事をすると、舌が筋肉痛になるんです。メディアに出演しているときなどは、きちんと話さないといけないという義務感のようなものがあるので、日本語は特に疲れるかもしれません。意外と私の周りのバイリンガルの人“あるある”です(笑)。

こういったお話をしていると、あらためてすべては「歯」からはじまると思いますね。歯からはじまって口、内臓、そしてお尻までつながりますよね。その間に身体が必要な栄養などを吸収してくれて。だから歯が悪い、口のなかの状態が悪いと、もう身体全体のバランスが崩れてしまう。

普段からのオーラルケアも大事だけれど、定期的に歯医者に行って、歯垢を除去したり、歯のことを相談したりすると、健康な人生を送ることができると思います。幸せは自分でつくるものだと思っているので、幸せづくりを「お口からはじめたらどうですか?」っておすすめしたいです。

「ハッピーは自分でつくるもの」毎日を元気にする秘訣

ついついお話に引き込まれ、インタビューの時間もあっという間に過ぎ去ってしまいました。そんななか、パワフルに活動されるLiLiCoさんの原動力が垣間見える、素敵なお話も聞くことができました。

LiLiCo:私は優れたスキルも特にないし、誰よりもこれはすごいって秀でているものはひとつもなくて。でも、ある取材のときに、記者のみなさんが「元気になりました」って言ってくださったり、最後は人生相談になったりして。そのとき、「人に元気をあげられる」ことに気づいたんです。

多くの方は、ハッピーは向こうから飛んでくるものだと思っているかもしれませんが、「なんかいいことないかな」と待っていても、いいことなんて勝手にやって来ません。ハッピーは、自分でつくるもの。
そしてその源は、自分のなかにあります。それを見つけるためには、自分を観察して、対話することが重要になると思います。自分自身をちゃんと感じて、一つひとつと向き合って、それについて考える。
その習慣を、みなさんにお伝えできればと思っています。

そして、そのためには自分が元気でいないといけませんよね。私、多分105歳まで生きている気がするんです(笑)。自分の歯で100歳の誕生日を迎えるのがいまの目標です。

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