みなさん、こんにちは。
平井事業所の研究部門で生物多様性保全活動を担当している「ゆう」です。
みなさん、こんにちは。
平井事業所の研究部門で生物多様性保全活動を担当している「ゆう」です。
水族館などがあり家族連れでにぎわう葛西臨海公園から海寄りにある「葛西海浜公園」。
ここには、西と東の三日月状のなぎさが2つあり、西なぎさは波打ち際で遊べる場所、東なぎさは人が立ち入れない湿地帯になっています。
水鳥・渡り鳥が集まる場所として2018年10月にラムサール条約に登録されました。
平井事業所のある江戸川区では、認定NPO法人えどがわエコセンターを中心に、この湿地を守り、賢明な利用(ワイズユース)を促進し、交流・学習に活用することを進めています。
平井事業所では、生物多様性保全活動の一環として、えどがわエコセンターの活動に賛同し協力しています。
2025年6月21日、えどがわエコセンター主催で、この東なぎさの清掃活動と自然観察がセットになった「東なぎさクリーン作戦」に平井事業所の有志家族5名で参加しました。
沖に見えるのが東なぎさです
船で上陸します
東なぎさへは、船で上陸です。
その先は、葦原が広がる湿地帯。
のどかな風景ですが、足元を見てみると、レジ袋、お菓子の袋、発泡スチロールの破片、ペットボトルなどが漂着しています。
まず、これらの漂着ゴミをみんなで拾いました。
プラスチックのゴミは、波の力などで引き裂かれて、数多くの小さい破片になっていて、拾うのに苦労しました。
海洋マイクロプラスチックになっていく過程を目の当たりにし、ゴミは正しく捨てなければいけない、できるだけエコバック等を使って、プラスチックのゴミ削減に努めなければいけない、と強く思いました。
みんなでゴミ拾い
こんなにゴミが集まりました
約1時間のゴミ拾いのあとは、自然観察会です!
鳥類園の方の解説で、湿地に飛来する水鳥を双眼鏡で観察しました。
カワウ、コアジサシ、ウミネコなどが見られました。湿地帯に生息するアサリやゴカイを食べに来るそうです。
冬には数万羽が飛来するようです。
次は、なぎさで見られる水生生物の観察です。
エドハゼ、アベハゼ、マハゼなど、ハゼの仲間の紹介を受けました。
住んでいるところや生態の説明を受けて、一言でハゼと言っても大変奥行きがあるんだなぁと関心し、興味が湧きました。
双眼鏡で水鳥を観察
水生生物の観察
生物多様性保全活動として、ラムサール条約登録湿地の整備と自然観察会に参加しましたが、自然の楽園が残されている一方で、細かく砕かれたプラスチック等のゴミが漂着している実態を見て、環境保全の意義や廃棄物の適切な排出の大事さを、再度、考えさせられた一日でした。
最後はみんなで記念撮影
関連記事 生物多様性