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「水を大切にする」習慣づくり

環境問題が多様化・深刻化する現代において、ライオンがこれまで行ってきた水環境の保全(無リン化)から地球温暖化防止(植物由来の洗浄成分の開発)といった「水を大切にする」アプローチもあり、都市部の河川が清浄化しています。例えば東京の多摩川にもアユが戻ってきました。「水を大切にする」ことが当たり前になった現在では、特別な努力をしなくても、毎日の家事や入浴などで「普通に使うだけ」で自然と節水ができる形へと進化しています。

「普通に使うだけ」で節水ができる製品の工夫

ここからは、家事などの負担を軽くしながら無意識のうちに水を大切にできる工夫を様々に施した、ライオンがこれまで発売してきた節水に役立つ製品をご紹介します。

<洗髪工程での節水を実現した「リンスインシャンプー」>

シャンプーしてリンスをするのが当たり前という時代に、シャンプー後のすすぎがいらないリンスインシャンプー『ソフトインワンシャンプー』を発売しました。洗髪時のすすぎ工程を1回減らし、日々の節水に貢献しています。1989(平成元)年の発売以来、1本で洗髪&コンディショナー効果も得られる機能を継続しているロングセラー商品です。

ライオンのリンスインシャンプ―
『ソフトインワンシャンプー』
1989(平成元)年発売時のパッケージ

<おふろ掃除の節水を実現した2つの製品の工夫>

おふろ掃除の節水を実現させた「浴室用洗剤」と「防カビくん煙剤」について紹介します。
おふろ洗いのすすぎは、シャワーで洗い流すことが多く、どのくらいの水を使っているのか、自覚があまりない工程かと思います。ライオンは、ここにも「節水」の機会があると考えました。その工夫を形にした商品が、2010(平成22)年発売の『おふろのルック』です。すすぎの水に含まれるミネラル(カルシウム)と結合することで泡切れを早くする「すすぎクイック成分」を配合し、すすぎの水の量を約30%節約しました。

『おふろのルック』
2010(平成22)年発売時のパッケージ

また、おふろ掃除の中でも厄介なものの一つにカビ掃除があります。カビを落とすために塩素系のカビ取り剤を使用する際は、大量の水で洗い流す必要がありました。しかしライオンは、カビ掃除後に洗い流す水を節約できる製品を、2012(平成24)年に発売しました。2ヵ月に1回、定期的に使用することでカビの発生を防ぎます。

『ルック おふろの防カビくん煙剤』
2012(平成24)年発売時のパッケージ

現在も、節水を意識しつつ、おふろ掃除の身体的負担、時間的負担を減らせるような開発に取り組んでいます。

<洗濯工程での「すすぎ」に着目、2回から1回へ。そして0回への道のり>

洗濯工程における節水の手段として、すすぎ回数を減らすことを世に問うきっかけとなったのが、2010(平成22)年に発売した衣料用液体洗剤による「すすぎ1回」の実現です。 2024(令和6)年からは、「すすぎ1回」を促進する「Choose one Project(チューズワンプロジェクト)」を他企業とも連携して、活動を推進しています。

『トップNANOX(ナノックス) 』
すすぎ1回を実現した
2010(平成22)年発売時の
パッケージ
「Choose one Project」の
ロゴ

2023(令和5)年に発売したおしゃれ着用洗剤では、すすぎ0回を実現しました。すすぎ無しの洗濯を実現するため、技術開発を継続しています。

『アクロンスマートケア』
2023(令和5)年発売時のパッケージ

水と自然を守る歩みは今も続く

大正時代、日本初の植物油脂を原料にした『植物性ライオンせんたく石鹸』の開発に始まり、昭和の「川の泡」問題への挑戦、日本初の無リン洗剤『せせらぎ』の誕生、そして洗浄力と無リン化を両立した『無りんトップ』。さらに、植物原料による温暖化防止から、現代の節水習慣へ。
使うための「水」を守り、使った後の「水」にまで配慮する。これは、水を使う生活の場面に関わる製品を提供するメーカーとして、ライオンが一貫して向き合ってきた地球環境への思いやりです。
歯をみがく、洗濯をする、掃除をする——そのささやかな毎日の行為の先には、いつも「水」があります。
製品をお届けすることと、水と自然を守り大切にすることは、創業以来、ひとつのことでした。私たちと水との関わりは、今も、そしてこれからも続いていきます。