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人権の尊重 バリューチェーン上における人権侵害防止の取り組み

当社のバリューチェーン上における人権侵害防止の取り組みの全体像

当社グループは、「原材料調達」「当社での活動」「お客様による使用」のそれぞれのバリューチェーン上で起こり得る潜在的な人権リスクを低減する取り組みを以下の通り行っています。

figure 結社の自由と団体交渉権の尊重 ホットラインの周知 お客様の声を活かした情報の発信 ステークホルダー・エンゲージメント 人権教育の実施(e-ラーニング研修) 認証パーム油誘導体の継続購入 コンプライアンス意識調査アンケート 材料メーカーや生産委託先とのサステナビリティの推進 労働安全・設備安全 原材料メーカーや生産委託先とのサステナビリティの推進 ワーク・ライフ・バランスの推進 環境方針のもとでの環境管理による汚染の予防や法規制の遵守 認証パーム油誘導体の継続購入 従業員、ライオン企業行動憲 消費者志向自主宣言 責任ある表示・広告の取り組み 「製品マネジメント・システム」による安全と機能の徹底的な追求

原材料調達における取り組み

当社グループは、原材料調達における人権侵害防止の取り組みとして、「調達基本方針」にて法令遵守、環境保全、人権尊重等サステナビリティに関する当社グループの姿勢を明確にし、お取引先と取り組みを進化させています。
また、当社グループの主要な植物原料であるパーム油、パーム核油において、持続可能な調達を推進することが重要であると認識し、取り組みを進めています。

(1)原材料調達

予防・軽減策 目標(2030年)・進捗(2024年)
第三者認証を受けた原材料の調達→RSPO、FSC認証品の調達
  • 目標
    RSPO認証品全量調達
  • 進捗:主要原料ベースのRSPO認証化率は99%(対象:日本国内で販売している消費者向け商品)
  • 目標
    FSC認証品全量調達
  • 進捗:FSC認証化率は75%(日本国内で販売している商品のアイテム比率)、コピー用紙等オフィス用品に使われている紙についても、FSC・PEFC認証紙や再生紙の活用を推進中
サプライチェーン上で社会・環境問題が発生した際に、解決能力のあるサプライヤーとの取引推進→森林破壊ゼロを支持するサプライヤー
  • 目標
    森林破壊ゼロを支持するサプライヤーからの調達:全サプライヤー
  • 進捗:55%(対象:日本国内のライオングループが調達している原材料サプライヤー)

(2)サプライヤー

予防・軽減策 進捗(2024年)
サプライヤーのサステナビリティ活動に関する定期的なリスク評価の実施 当社を含む国内グループ会社及び青島ライオン、ライオンコリア、タイライオン、サザンライオンのサプライヤーに対して、「ライオングループ サプライヤーCSRガイドライン」に基づくセルフチェック及びSedexを活用し、サプライヤーにおけるサステナビリティに関するリスク評価を実施
高リスクサプライヤーの特定 「ライオングループサプライヤーCSRガイドライン」基づくセルフチェック及びSedexにおいて、高リスクサプライヤーの基準を設定
高リスクサプライヤーに対する監査の実施と改善計画の策定 高リスクサプライヤーなし

2025年3月末時点

お客様の使用における取り組み

当社グループは、お客様に製品を安心・安全にご使用いただくための取り組みとして、製品開発の各段階での業務プロセスや品質保証を定めた規程である「製品マネジメントシステム」を整備しています。また、医薬品医療機器等法、景品表示法、健康増進法等の関連法規遵守はもちろんのこと、「表示作成マニュアル」を定め、お客様の視点を考慮し誤解や不快感を起こさない、正確で節度ある広告・宣伝を行っています。
マレーシアやインドネシア等多くのイスラム教徒が住む国や地域においては、イスラム教徒の人々が安心して製品を使用できるようにハラール認証の取得に取り組んでいます。

ハラール認証の基準をクリアし、ハラールであると認められた製品等にマークを付与する制度。販売の際は、各国のハラール認証機関から正式に承認を受けた認証団体が発行したハラール認証書が必要

ハラール認証商品例

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インドネシアで販売するSystemaハミガキ
product
マレーシアで販売するShokubutsuボディソープ
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インドネシアのハラール認証
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マレーシアのハラール認証

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