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環境とともに 事業所活動におけるCO2排出量削減

サステナビリティ重要課題1 サステナブルな地球環境への取組み推進

最重要課題

目標
事業所活動におけるCO2排出量の削減を目指します。

指標(2030年) 事業所CO2排出量⇒2017年比で55%削減(絶対量)
指標の進捗
(2022年実績)
13%削減(2017年比)
(カーボンクレジット購入分を控除した数値。控除しない場合は4%削減)
2030年までの
グローバル共通施策
  • 省エネ活動でエネルギー使用量を削減します。
  • 購入電力を再生可能エネルギー化します。

目標
ライフサイクルにおけるCO2排出量の削減を目指します。

目標
自社の排出量を上回るCO2削減により、社会におけるカーボンネガティブを目指します。

指標(2030年) 自社の排出量を上回るCO2削減貢献(国内)
指標の進捗
(2022年実績)
今後、アクションプランを策定し効果検証予定
2030年までの
グローバル共通施策
  • 業界や他社との協業により、社会全体で排出されるCO2を削減します。
  • 環境フレンドリー製品・サービスの提供により、家庭で排出されるCO2を削減します。

目標
3R(Reduce〈削減〉、Reuse〈再利用〉、Recycle〈再資源化〉)とRenewable〈持続可能な資源の活用〉を積極的に推進します。

目標
ライフサイクルにおける水使用量の削減を目指します。

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省エネルギー活動の推進

2021年、ライオングループは、事業所活動におけるCO2排出量を2030年までに30%削減(2017年比)から55%削減(2017年比)へと目標 を引き上げました。
まずは国内外の工場、オフィス等の様々な事業所で徹底的な省エネルギー活動によって、エネルギー効率の向上を図り、CO2削減に取り組んでいます。
特にエネルギー使用量の大きい生産部門においては、生産量原単位で毎年1%以上削減することを目標とし、生産効率化、高効率機器の導入、蒸気やエアー等のユーティリティのロス削減、熱回収等の省エネ活動を通じて、CO2削減を推進しています。オフィスにおいても、各地のオフィスで「節電プロジェクト」を結成し、省エネ活動に取り組んでいます。
工場や厚生棟等の建屋を新設する場合にも、エネルギー効率を向上させる設備仕様とすることで、エネルギー使用量の削減に努めています。当社グループが2023年1月から入居している新本社ビル(東京都台東区蔵前)は、建築物の総合的環境性能とともにウェルネス性能の認証を行う「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証の「Sランク」を2021年に取得しています。将来的には全工場のエネルギー消費状況を可視化、把握することにより、省エネ余地を見出し、さらなる省エネにつなげます。
今後も、さらなるCO2排出量削減に向けて、施策を推進していきます。

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新本社の「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証の最高位「Sランク」
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ライオンケミカル(株)
オレオケミカル事業所(坂出)(LCCOC)の新厚生棟
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LCCOC新厚生棟の
省エネルギー性能表示

効率的な節電対策の推進により、2年連続で関東経済産業局長から表彰

当社は「令和元年度エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰」において、省エネルギーへの貢献が顕著であった優良事業者等として表彰されました。
前年の旧東京オフィスビルの受賞に続き、旧本社ビルでの受賞となります。対象期間中(2014年4月から2019年3月)のBEMS(Building Energy Management System)データを活用し、機器ごとの稼働状況の把握と適正運転に努め、細かな節電等のエネルギー管理を実施することによりエネルギー削減を図った点が評価されました。(対象:旧本社ビル)

令和元年度表彰式の様子
令和元年度表彰式の様子

温暖化防止への貢献により「おおさかストップ温暖化賞」 大阪府知事賞を受賞

当社は、大阪府が主催する平成30年度「おおさかストップ温暖化賞」においても、温暖化の防止等について、最も優れた取り組みを実施した事業者として大阪府知事賞を受賞しました。
大阪工場(堺市)において、全従業員参加型の省エネ活動、製造プロセスの変更や生産品種の変更によるエネルギー使用量の削減、省エネ型設備・機器の導入や機器の運用改善等、総合的に優れた取り組みを行い、温室効果ガス削減につなげていること等が評価されました。(対象:大阪工場、大阪オフィスの2事業所)

おおさかストップ温暖化賞
おおさかストップ温暖化賞

事業所活動におけるCO2排出量の推移(国内+海外)

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※カーボンクレジット購入分を控除した数値。
控除しない場合は165千トン、96%
ESGデータはこちら

再生可能エネルギーの活用

当社グループでは、CO2削減目標達成のために徹底的な省エネ活動を進めた上で、CO2削減量の不足分については、自家消費用太陽光発電設備の導入や購入電力の再生可能エネルギー化が必要と考えています。

自家消費用太陽光発電設備の導入

自家消費用太陽光発電設備については、平井事業所に加え2021年には新たにLCCOCに新規導入しました。
また、海外では同年、Lion Corporation (Thailand) Ltd.(以下、タイライオン)に増設された新乾燥塔の建屋に太陽光発電設備を新設し、運用を開始しました。
今後も、再エネ電力の調達量増加に向け、太陽光発電量の増加に取り組んでいきます。

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平井事業所の太陽光発電設備
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LCCOCの太陽光発電設備
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タイライオン新乾燥塔建屋の外観写真

購入電力の再生可能エネルギー化

当社は、電力会社との電力契約を再生可能エネルギー100%の電力メニュー(再エネメニュー)に切り替えることにより、国内の全工場は2023年1月から、新本社は同年4月から使用する電力を再生可能エネルギー化しています(一部、Jクレジットを活用)。
また、国内各地のオフィスについては、再エネメニュー又はグリーン電力証書を順次活用し、2023年5月に全オフィスで使用する電力の再生可能エネルギー化を達成しています。
国外の事業所においても、順次再エネ電力への切り替えを推進し、2030年には事業所の購入電力の再エネ化比率100%を目指します。

カーボンオフセット

タイライオンは、カーボンオフセットクレジットであるT-VER(太陽光発電由来)を購入し、2022年のタイライオンの購入電力量に相当する分のCO2をオフセットしました。

T-VER はタイの公的機関が運営するクレジット制度です。

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