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こども食堂で、おくちからだプロジェクトによるボランティア活動を実施しました

2022年09月29日 おくちからだプロジェクト

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みなさん、こんにちは!
サステナビリティ推進部の「がんちゃん」です。

 

2022年9月3日、兵庫県西宮市の「へいなんこども食堂」で、「インクルーシブ・オーラルケアおくちからだプロジェクト」によるボランティア活動を実施しました。


※インクルーシブ・オーラルケアおくちからだプロジェクト
子どもの相対的貧困等による健康格差が社会課題としてある中、認定NPO法人や自治体と連携し、オーラルケアに関する各種プログラムを通じた「体験」の提供による歯と口に関する基本的な知識習得と、子どもたちの自己肯定感の向上を目指す活動。

 

こども食堂入り口の手書き看板です

こども食堂入り口の手書き看板です

オーラルヘルスケアに関する各種プログラムの構成は、以下の3本立てになっています。
①「みんなで遊んでおくちから元気になろう!」紙芝居
②「すごろく」ではない「歯ごろく」ゲーム
③「デコ歯ブラシ」の工作

オーラルケア紙芝居の様子

オーラルケア紙芝居の様子

「みんなで遊んでおくちから元気になろう」紙芝居は、噛むことの大切さを子どもたちに伝えます。
読み手から子どもたちに、「美味しく食べるために必要なことは何でしょう?」と質問をしました。
本当は、「よく噛むこと」と答えてほしかったのですが、「みんなでいっしょに食べること!」と声が上がった時には、思わず、「こっちの答えの方が正解かも?」と思ってしまいました。


他にも、「口の中は、一カ所20回以上はみがいてくださいね」と読み手が伝えると「いや、それはちょっと疲れるわ!」と関西ならではの突っ込みに、思わず笑ってしまいました。

歯ごろくで楽しく遊ぶ子どもたちの様子

歯ごろくで楽しく遊ぶ子どもたちの様子

「歯ごろく」は、その名の通り、一種のすごろく遊びです。
期待通り「すごろくかと思ったら、(歯ごろく)やったわ!」の子どもたちの突っ込みでゲーム開始です。
それぞれのスタート地点から、さいころの目に従って自分のコマを進め、止まったマスに描かれている「白い歯」(健康な歯)、「黒い歯」(虫歯)の数を手元にある自分のカードに記入し、最後に「白い歯」を一番多く持っていた人の勝ちです。

 

止まったマスに書いてある、健康な歯にとって大切なコメントは必ず声を出して読み上げる決まりなので、子どもたちの印象にも残ったと思います。
このゲームはサイコロの出た目の運の要素が強いので、小さい子どもでもお兄ちゃん、お姉ちゃんに勝つことができ、とても楽しそうでした。

  • デコ歯ブラシで楽しく遊びました

    デコ歯ブラシで楽しく遊びました

  • 完成したデコ歯ブラシ!

    完成したデコ歯ブラシ!

最後は、デコ歯ブラシの工作時間です。
キラキラした小さなシールで、子ども用歯ブラシをデコレーションする、工作的要素のあるプログラムです。

子どもたちはみんな夢中で、自分だけのオリジナルの歯ブラシづくりに集中していました。
でも、出来上がった歯ブラシを自慢げに見せに来て「これは、使うわけにはいかないな」とつぶやいていた男の子には、「いや、それを使ってしっかり歯みがきをして欲しいんだよね」と心の中で突っ込んでいました。

 

この活動は、「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」様と連携をしながら、今後も継続していく予定です。
大人には考えつかない、子どもたちの自由な発想や行動に間近に触れられるこのボランティア活動は、とても刺激的で楽しい活動でした。

 

みなさんの地域のこども食堂でライオンの「おくちからだプロジェクト」に出会ったら是非、応援してください。

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