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水使用量削減

水使用量の削減による「循環型社会の実現」に向けて、ライオンは2019年より、原材料調達から、生産、輸送、使用、廃棄までの商品のライフサイクルにおける水使用量を把握することの重要性を認識し、サプライチェーン全体の水使用量の算出を開始しました。2019年のライフサイクルにおける水の総使用量は22億m3でした。

商品のライフサイクルにおける水消費量の内訳

商品のライフサイクルにおける水消費量の内訳

注)対象:ライオン株式会社および国内外連結子会社
対象期間:2019年1月~2019年12月

水使用量において、もっとも割合が高いのは生活者による使用段階で、ライフサイクルにおける割合は79.6%でした。これは、当社の製品が、洗濯等、水で洗う製品を多く販売しているからです。次に割合が高いのは、原材料調達段階で、原料となる植物の栽培や製造工程における洗浄で水を使用しているためです。当社は、節水製品の提供や、サプライヤーと協働で水使用量の削減に取り組んでいきます。

事業活動での水使用量削減(国内)

当社は、水使用量、排水量を継続的に管理し、環境負荷低減と循環使用による水使用量の削減に努めています。国内においては工程洗浄水の削減施策に継続的に取り組み、2016年より千葉工場では製造工程排水リサイクル設備も稼働しています。
2019年の水使用量の売上高原単位は減少しました。2000年比46%削減と2020年目標の「35%以上削減」を上回る水準で推移しています。
今後もさらなる水資源の保護に努めます。

COD*1は、水質汚濁に係る環境基準のなかで一律排水基準として許容限度(160mg/L(日間平均 120mg/L))が設定されており、水質汚濁防止法や下水道法に規制があります。当社はこれらを遵守して事業活動を推進しています。さらに、各地方自治体と当社事業所間で一律排水基準を上回る基準での協定を締結している場合もあり、より厳しい水準で排水の質の管理を目標としています。排水処理設備の安定化と定期的な保全や処理方法の改善により、CODの低減にも努めています。

*1 COD 化学的酸素要求量。水の汚れを表す指標のひとつで、水中の有機物を酸化して分解するために消費される酸素量。
*2 データの対象範囲は当社およびすべての国内連結子会社(CODは生産拠点のみ)
*3 過去のデータに誤りがあり、数値を修正しました。

千葉工場の排水リサイクル設備

当社は水と深く関わる商品を製造し、販売しています。工場においては製造工程の設備洗浄や加熱・冷却設備等に多くの水を使用しています。使用後の排水をリサイクルして使用できれば節水効果が大きいことから、当社工場の中で水使用量が最も多い千葉工場において「排水リサイクルシステム」を2016年に導入し、継続して利用しています。
最大の特徴は、「新 排水リサイクル設備」(①)の導入です。これにより、今まで自然に戻していた製造工程で発生する排水を放流せず、リサイクルするようにしました。
また、「新 排水処理設備」(②)を導入し、生活排水や浄化処理設備の排水を、今まで以上に浄化することが可能となり、海の富栄養化の原因である窒素をさらに取り除くことができるようになりました。
新しい排水リサイクルシステム導入前の2013年と比較し、2016年は、千葉工場での水使用量を122千m3年削減することができました。

千葉工場の排水リサイクルシステム

図 千葉工場の排水リサイクルシステム

排水のリサイクルは国内の日用品工場では例がなく、2017年に、日本水環境学会「技術奨励賞」*1と日本化学工業協会「第11回レスポンシブル・ケア優秀賞」*2を受賞しました。

*1 水環境保全に関する国内最大の学会である(公社)日本水環境学会において、千葉工場の排水リサイクルシステムの開発が評価され、技術奨励賞を2017年6月に受賞しました。この賞は、社会貢献の側面から、水環境技術に関して顕著な功績をなした個人または団体へ贈られます。

*2 水環境保全と地域貢献に向けた取り組みに対して、千葉工場が2017年5月に第11回日本化学工業協会RC(レスポンシブル・ケア)優秀賞を授与されました。千葉工場は操業開始以来、水リスクに備えた水環境保全活動を継続実施してきています。

千葉工場のリサイクルシステム

事業活動での水使用量の推移(海外)

海外における2019年の水使用量および排水量は、2018年に引き続き減少しました。

*1 データの対象範囲はすべての海外連結子会社および主要な持分法適用関係会社(ライオンウィングス)(CODは生産拠点のみ)
*2 過去のデータに誤りがあり、数値を修正しました。

商品使用時の水使用量削減

当社はお客様が商品を使用する際の水使用量の削減にも注力しています。例えば、従来品が2回すすぐことを想定しているのに対して、1回のすすぎで洗うことができる衣料用洗剤の拡大を進めています。
2019年の水使用量の売上高原単位は、2000年比で53%を削減、絶対量では51%を削減し、2020年目標の「売上高原単位45%以上削減」を上回る水準で推移しています。今後も、水使用量が大きい割合を占めている「商品使用時」の水使用量削減に寄与する製品の普及およびさらなる開発を推進し、水使用量の削減に取り組んでいきます。

商品使用時の水使用量の推移(国内)

節水に役立つ商品

『トップスーパー NANOX』

衣料用の洗剤です。泡切れがよく洗浄成分が残りにくいので、すすぎ1回でOK。

『CHARMY クリスタジェル』

食器洗い機専用の洗剤です。スピードコースでも、高い洗浄力で食器も食洗機内の庫内の汚れもすっきり落とします。

『CHARMY Magica』

ナノ洗浄の台所用洗剤です。ベタつく油汚れも水のように「サラサラ落とせて」手早く片づき、節水になります。

海外における節水商品

台湾・香港・シンガポールにて『トップ NANOX』を販売し、節水に貢献しています。

ライオン 統合レポート2020 サステナビリティ編

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