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活動レポート

事業所別活動レポート

ライオンスペシャリティケミカルズ(LSC)四日市工場の生物多様性保全活動

2014年よりLSC四日市工場では、「四日市ウミガメ保存会」が主催する、伊勢湾流域の吉崎海岸における砂浜植生の保全活動に参画しています。アカウミガメが産卵できる良好な砂浜生態系の保全を目標として、四日市ウミガメ保存会、地域まちづくり協議会、地域住民などと連携しながら、海岸清掃活動、外来種対策(コマツヨイグサなどの外来植物の駆除活動)に取り組んでいます。毎月第一日曜日の活動の際には、清掃活動、外来植物駆除活動の他、会のメンバーによるさまざまなテーマに関する話をお聴きすることができるので、吉崎海岸の生態系や保全活動の重要性などを学ぶ機会となっています。

2019年10月18日

外来植物(アメリカネナシカズラ)の駆除活動と海岸清掃に参加いたしました。

9月の海岸は台風10号の影響で漂着物が多い状況。四日市大学 千葉賢教授から伊勢湾の漂着ゴミについて詳しく教えていただいただいた後、駆除活動と海岸清掃を行いました。活動を総括して、四日市自然保護推進委員会 赤嶺先生から次のコメントをいただきました。

①先月(8月)駆除した場所にアメリカネナシカズラが広がっており、根気よく駆除しましょう。

②台風10号の影響で海岸のハマニガナの生息エリアに漂着物が来ているので、まずプラスチックから撤去しましょう。

 

海岸の北側に広がっているアメリカネナシカズラ(黄色)

台風10号での漂着物(海岸の定点観測状況)

10月も引き続き、アメリカネナシカズラを駆除ターゲットとしました。四日市自然保護推進委員会 赤嶺先生からの除去ポイントを参考にして、活動を行いました。

赤嶺先生のコメント:

先月(9月)駆除した一年草の寄生植物で駆除が厄介なアメリカネナシカズラの群集がまた広がっています。一年草は、花をつけて受粉し、新しい種を撒き散らすため、種が落ちる前に除草が必要です。群集を拡大させないため、特に群集の周囲エリアの境界線をしっかり駆除することが重要です。

 

海岸北側に広がっているアメリカネナシカズラ

根気のいるアメリカネナシカズラ除去

LSCメンバーの私どもは、アメリカネナシカズラが在来種のテリハノイバラにも絡み付いているので、剪定と回収担当に分かれ、頑張りました。

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